出典『成功している人は、なぜ神社に行くのか?』(八木龍平/サンマーク出版)

徳川家康は、日本の歴史上、最も戦略的に神社を活用した人物だった!? 佐藤栄作の成功の秘訣は、新年の仕事始めの伊勢神宮参拝にあった!? 経営の神様と呼ばれた松下幸之助は、社内のあちこちに神社を作った!? 

成功している人は、なぜ神社に行くのか?』(八木龍平/サンマーク出版)によると、日本を動かした天下人は必ず神社に参拝しているという。なるほど。本書を受け、私は夜な夜な、家にある小さな神棚をていねいに磨きはじめた。

本書は、霊能力と統計学に長けた八木龍平氏が説く、神様に祈りを捧げて人生を成功させる秘訣が書かれている。早い話がスピリチュアル本だ。第1章では、八木氏と龍神のファーストコンタクトの逸話が書かれている。

なんでも、八木氏が箱根の九頭竜神社にお参りし、自宅へ戻ると、ベッドの上に龍神がいたらしい。九頭竜神社の本宮で感じた神聖で大きな力が、ベッドの上でも感じられ、龍神がいらっしゃったと分かったそうだ。

この時点で「?」となった読者は、本書は合わないだろう。スピリチュアルな世界は、信じたい人だけが信じればいい。八木氏によると、そもそも神様とは、人々の祈りの集合体としてできあがったものだそうだ。

つまり、私がこのパソコンの前で「原稿よ、台本よ、面白くなれ」と、手を合わせて祈るとしよう。この私の行為によってすでに「原稿や台本が面白くなる神様」が誕生しているのだ。しかし、その力はとても弱い。

1回しか祈っておらず、さらに私しか祈っていないからだ。伊勢神宮や出雲大社に凄まじい力が秘められているのは、これまでに数多の人々が祈りを捧げてきたからだそうだ。

したがって、私が毎日このパソコンの前で祈り続け、仕事仲間にも頼みこんで祈りを捧げてもらうと、やがてこのパソコンに「原稿や台本が面白くなる神様」の大きな力が宿り、神様の力によって私の原稿や台本が劇的な変化を遂げる。

八木氏によると、私のパソコンの例も決して冗談などではなく、方法は違えど、日本の天下人たちも同じようなことをやってきたそうだ。八木氏によると、徳川家康は、徳川家のための神様が必要と考え、家康自身を徳川家の氏神にしようと考えた。

実際に家康の死後、「東照大権現」として東照宮に祭られている。そして、徳川家の政権は260年以上続いた。パナソニックの創立者である松下幸之助は、松下電器産業を設立するとき、幸之助の生家でお祭りしていた「白龍大明神」を会社に祭った。

それから会社が拡大するたびに、それぞれの会社や工場の建物に「黒龍大明神」「青龍大明神」「赤龍大明神」といった具合で祭っていった。今ではこの龍神は100か所以上に祭られているという。

他にも、豊臣秀吉、本田宗一郎、麻生太郎など、数々の著名人や歴史上の人物が、神様に祈りを捧げてきたという。

さて、最後に「なぜかうまくいく!会議室を神社化するテクニック」をお教えしよう。八木氏によると、これを実践すれば、会議での結果が上向くらしい。

(1)会議の直前に周囲のものにさわりながら挨拶をする

会議が始まる前に、入り口扉、壁、机、いす、配付資料などにさわりながら、「よろしくね」「みんなにとって良い方向へ行くように応援してね」と挨拶 をするそうだ。

(2)会議中は「理想の状態」や光輝く太陽をイメージ

「会議がこうなったらいいな」という理想のイメージをしながら会議に臨めばいいそう。その理想のイメージができないならば、会議室の中央に太陽をイメージするといいようだ。

(3)会議終了直後も周囲のものにふれながら挨拶をする

会議が終わって、開始直前に挨拶をしたものたちに、再びお礼の挨拶をするそうだ。それがたとえ ひどい結果であったとしても、感謝を伝えることは大事らしい。

「信じる者は救われる」という言葉がある。その言葉の是非については、私はまだ判断がついていない。ただ、わらにもすがる思いのときは、なんでも頼ってみたらいいと思う。

文=いのうえゆきひろ

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