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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
8月24日(水)放送回の『マツコ&有吉の怒りの新党』で特集された「共感性羞恥」。

あまり馴染みのない言葉ですが、ドラマなどで「恥をかきそうなシーン」が見られないという感情と紹介された直後、多くのネットユーザーが共感を示し、「共感性羞恥」のキーワードがトレンド入りを果たしました。

一体「共感性羞恥」とはどういうものなのでしょうか?医師に詳しく掘り下げていただきました。

共感性羞恥とは

他の人のミスや、テレビ番組・ドラマなどで恥ずかしい場面を見た時、まるで自分がその体験をしているかのように恥ずかしさを感じてしまうものをいいます。

共感性羞恥の原因

共感性羞恥は、視覚的に失敗したり恥ずかしいと思うようなものを見た時に、自分がそのことを実際にしてしまった場合と同じ脳の部位が働きます。

それにより、あたかもその失敗や恥ずかしいことをしてしまったような感覚が芽生えることから起こると考えられます。

共感性羞恥を感じやすいタイプ

どのようなタイプの人が感じやすいということは特にいわれていないようですが、他人の気持ちに同調しやすい優しい人がなりやすそうなイメージはありますね。

「怒り新党」で紹介!共感性羞恥の"見ていられないシーン"

【学園ドラマの「授業中の居眠り」】
自分が過去に居眠りをした記憶や、居眠りをしたら叱られてしまうという共感が「見ていられない」という感覚につながるのではないでしょうか。

【ドラマ「裸の大将」の主人公の失敗 
裸の大将の番組は以前から主人公の失敗のある程度のパターンがあることから、次にこういった失敗をしそうだというのがわかっているので見るのがつらいと思います。

【時代劇で悪代官が悪さを企む】
主人公やかわいそうな人を陥れるような作戦づくりをしていると、心配したり、まるで自分がその罠にかかるかのように感じてしまったりする場合がありますね。

【ドキュメンタリー番組が見られない】
実話だということも手伝って、主人公などに感情移入して、かわいそうな、あるいは感動的なドキュメンタリー番組を見るのが苦手だという方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

その他にも日常的に感じている「共感性羞恥」のシーン

■コメディアンのジョークがいかにも「寒い」とき

■ミステリー物の漫画や小説などで登場人物が間違った説を得意げに披露しているとき

■レストランなどで隣のカップルの会話が全くかみ合わなかったとき

■明らかに間違っているうんちくを会社の人が大きな声で話しているとき

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「共感性羞恥」は改善できるの?

共感性羞恥は、自然な反応の一つで特に異常なものではなく、特に改善する必要のあるものではありません。

医師からのアドバイス

一説によると人口の10%程度しかいないといわれる共感性羞恥をお持ちの方ですが、実感としてはもっと多いようにも感じますね。

海外などでは研究が進んでいるようですので、日本でもこれからこの共感性羞恥の原因やメカニズムの解明が進んでいくといいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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