記事提供:子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法

「出かける前にはお片づけ」

これはいつからか我が家の習慣になっていて、お部屋のお片づけをしてからお出かけするよーと声をかけると子どもたちも早く出掛けたいので頑張って自分で出したものを元の場所に戻すのですが、まだ1歳10ヶ月のトウくんはその流れがまだ身に付いてるような、身に付いていないような。そんな感じ。笑

ある日。

はい、これから公園にお出かけするからみんなでお片づけしようー!

と声をかけると、数分もしないうちに自分たちで遊んでいたものを片付けたゆうちゃんとおーちゃん。

そうしたらおーちゃんが片付けたばかりのプラレールの電車をプラレールの入ってるおもちゃ箱からひょいと出して遊び始めてしまったトウくん。

それに気付いたおーちゃんが、

「あーー!!!ぼく今片付けたやつなのにぃ!!トウくん!!!ちゃんと戻して!!!」

と言うものの、へへーん!とふざけながら逃げるトウくん。

「こら、トウくん!!!戻せー!!!」

と更に怒るおーちゃん。

更にきゃー!!!!!と言いながら逃げるトウくん。

おーちゃんがいよいよ追いかけようとすると今度は真剣な顔に変わって、きゃー!!!!!と威嚇しながらプラレールを振り回すトウくん。

おーちゃんが今にも怒り出しそうだったので、おーちゃんの横に座って、おーちゃんの背中を上から下にゆっくりさすりながら、

「おーちゃん。こわーい顔で怒るとトウくんこわがるだけで逃げちゃうしお片づけしないねぇ?こんな時はどうするんだっけ?お歌うたってあげようか!」

そう言っていつもトウくんがお片づけする時にみんなで歌う。

「おっかたーずけー!おっかたーずけー!さーぁさ、みなさん!おっかたーずけー!」

を私が口ずさむと、外に出かける準備を着々としていたゆうちゃんも一緒になって歌ってくれ、この歌が大好きなトウくんも「たっけー!たっけー!」と歌いながらすんなり電車をおもちゃ箱へ返してくれました。

「ほら、ね。怒らなくてもトウくんお片づけしたね」

と私がおーちゃんの背中をなでながら言うと、

「…本当だ」

とさっきまで怒って肩が上がっていたおーちゃんがふっと笑いました。

それからおーちゃんに、

「せっかくおーちゃんがお片づけしたやつなのにトウくんが出しちゃったから嫌だったのよね。おーちゃん、お片づけ頑張ってくれてありがとう♡」

とぎゅーーっと抱きしめると、

「おれ、きんにくあるしな!!」

とちょっと照れながらも笑顔で筋肉自慢してくれたおーちゃん。

“相手が言うことをきかない”

“思い通りにならない”

そう感じることがあったとしても【「怒り」でなくても相手は動く】。

そのことを経験として知っていられたら、きっとこれからの人生の中でもそして自分の子育ての中でも「怒りによる威圧感や恐怖心で人を動かそうとする」という選択を簡単に選ばなくなるのではないかと思うのです。

人は困った時や自分を守ろうとする時のとっさの対処法を無意識に、自分の経験の中の『「こうすればうまくいく」と知っている』データの中から選び行動することが多いです。

自分がされてきたことや自分自身が【威圧した態度を取ることで相手が簡単に動く】ことを知り、満足感を得たりした経験があるとそれが自分の中で「普通」なことであり「当たり前」で「ベスト」なことなので無意識に他の誰かにも繰り返すのです。

それが例え、いいことでも、悪いことでも。

何かのきっかけや出会いでそれが自分の中で普通ではなくなったら意識も行動も変わります。

それももちろん、いいことも、悪いことも…。


『相手が自分の言うことをきかない』

そのことで自分の心が怒りや悲しみや苛立ちなどから不安定になったとき、抱きしめ(続け)れば子どもは落ちつくこと、相手に共感すること、ちょっと気をそらしてみること、根気よく言葉で説明すれば子どもに届くこと、自分の「怒り」の原因は、相手そのものではないこと、など、

それらを「知っているか」、「知らないか」の差はとても大きいと思うし、一方で、その「知っているか」、「知らないか」だけの差で 現実はきっと大きく変わるでしょう。

もちろん、子どもが明らかに危険なことなどをした時などにこれはいけないことだときちんと叱ることは大切で必要なことだと思います。

でも“相手が言うことをきかない”“思い通りにならない”。

そんな時に、

『これは大した問題じゃない』
『どう伝えたら相手は気持ちよく動いてくれるかな』
『今を楽しくできるかな』

そう感じることができる種を怒らなくたって、相手を怖がらせなくたって解決できるという実体験を子どもたちに渡していきたい。

結局は怒るよりもそちらの方が問題解決が早かったり、お互いの笑顔が増えてその後のやり取りもぐっと楽になったりするから、もちろん「怒る」ってそれ自体はとても健全で大切な感情なので、怒ったり、イライラしたりする、その感情がダメなわけではなく、大切なのは、その伝え方。

子どものこころに、人のこころに「伝わる」伝え方。

自分も相手もより気持ち良くなるようなやり取りをしたいのならなおさら、

子どものこころに【伝わる】伝え方

まだまだ言葉が上手に出ない1歳10カ月のトウくんが叱られたり、やりたいことがうまく出来なくて怒ってたり、きょうだい喧嘩で負けて泣いている時に、3歳や5歳のおーちゃんやゆうちゃんが、泣いているトウくんにまずは「どうしたの?」と聞いて、

「あぁ、~したかったの?そっかぁ~。うんうんそれはできなくてやだったね~」

なーんて普段私が子どもたちにしている共感や代弁をしてトウくんの気持ちをおさめようとしているのを見る度に、私は嬉しくてくすぐったい気持ちになるのです。

困ったり、イライラしたり…。

そんな場面に子どもたちもきっとこれからの人生で何度も遭遇することでしょう。

でも暴力や恐怖を与えることじゃなくても、自分の捉え方や伝え方ひとつで解決できることがあるということを子どもたちに知っていてほしいし、それをきょうだいだけでなく、お友だちやいつかの恋人、いつかの伴侶、そしていつかの自分の子どもたちにもそんな向き合い方をしてもらえたら…。

嬉しいなぁと思います。

誰かにしてもらって嬉しかったことって忘れない。

そしてそれをまた、自分も誰かにあげたくなる。

誰かにも嬉しい気持ちになって欲しいから。

自分にも誰かに笑ってもらえるチカラがあることが嬉しいから。

巡る。巡る。

優しさも。愛も。嬉しい気持ちも。笑顔も。

最後にはきっと、また自分のところへとびきりの柔らかい気持ち、返ってくるよ。

その他、子どもがご飯を食べない、オムツ替えを嫌がる、道路で手をつなごうとしない…などなどに対する【怒らないで歌をうたおう】精神のあれこれは、

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