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リオ五輪の男子卓球個人で銅メダル、団体で銀メダルを獲得した水谷隼選手(27)。水谷選手は、世界各国の選手が使ってきた不正な「補助剤」の使用反対の声を上げ続けてきた。

この液体をラケットに塗るとピンポン玉への反発力が強くなり、打球の威力が増すほか、ボールコントロールも良くなる。国際卓球連盟はラバーへの化学処理にあたる補助剤使用を禁じているが、ラケット検査が行われていないので不正行為が野放しの状態だ。

こうした不正を訴え続けた水谷選手は、2012年段階にブログで以下の指摘をしていた。

(以下、水谷隼選手のブログより抜粋)

〈ここ数年間アンフェアな状況で試合をしてきて、このままだと心の中に一生モヤモヤが残り今まで卓球したことを後悔してしまう。

正直者がバカをみるスポーツであっては絶対にいけない。そのことからオリンピックが終わり、国際大会への出場を見合わせています。

この判断が良いとは思いませんが卓球界がフェアな状況になったときいつでも復帰できる準備はできています。

僕の望みは本当に単純なものです。

「すべてのプレーヤーと平等な条件でフェアに戦いたい」それだけです〉

出典 http://ameblo.jp

そんな状況ながら今回2つのメダルを獲得した水谷選手は「東京五輪に繋がるメダル」と語った。

27日に放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemTV)ではこの件について言及。これまでなかなか取り締まれなかった理由について、日本卓球協会の鈴木一参与のコメントを紹介。

「取り締まれない背景には、トップクラスの選手を多く抱え、国際卓球連盟の人脈も占める中国の存在がある。補助剤の公認を求めている中国に連盟が逆らえない」

この件について、同番組にはスポーツライターの城島充氏が解説。

「補助剤は健康を害するとかつては言えました。でも、今は石油系油脂がなく、健康上の被害はないと言われている。水谷選手が告発した通り。卓球はこのままだと、健全なスポーツとして続けられないです。そこで、水谷選手はリスクを負って、自分の卓球を貫き通した」

城島氏によると、補助剤を使うとボールコントロールしやすいなどの利点があり、こうした補助剤の登場後、使用する選手が強くなってきた。かつて卓球競技では日本が強かったが、薬品問題によりその地位は落ちた。

今回日本がメダルを取ったこともあり、2020年の東京五輪は問題解決の良いチャンスでは、との見解を述べた。

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