「いやー最高。ばっちり!」

明日、誕生日を迎えるというこの男性。そのお歳は、なんと89歳!驚きの年齢だけでなく、清潔感のある身だしなみもとても実年齢には見えませんよね。

それにしても、89歳の誕生日を笑顔で「最高」と迎えられるなんて素晴らしいこと。皆さんは、そんな素敵な自らの老後を思い浮かべることができますか?

ぜひ参考にしたいこの男性の生き生きとした笑顔。一体どんな日常から育まれているのでしょうか。

緑茶の名産地・静岡県

男性が暮らす静岡県の「竜爪園(りゅうそうえん)」は、重度の介護を必要とする要介護者が入所できる「特別養護老人ホーム」です。「特養」とも呼ばれ、高齢者を家族に持つ人にとって身近な存在になりつつあります。

とにかく明るい

入居者には高齢の方が多いにもかかわらず、施設内の雰囲気はいつも明るく笑顔と笑い声であふれています。

デッサンの時間では、センスがキラリ

カメラに絵を見せた後に照れてしまい、その絵で顔を隠してしまうこのチャーミングな女性の姿に思わず笑みがこぼれてしまいます。

明るく楽しく、笑顔で暮らす竜爪園のお年寄りたち。皆さんとってもお元気で健康そうです。
そんな竜爪園で行なわれているある取り組みによって、高齢者に多く見られる「肺炎」での入院患者が激減したといわれています。

ある取り組みとは?

その取り組みとは、多くの日本人とって子供の頃からの日課である歯磨き

竜爪園では、歯科衛生士をスタッフとして迎え、歯磨きを1日に2〜3回実施することを習慣としています。

高齢者の誤えん性肺炎は“歯周病菌”が原因

日本では高齢者の死亡する原因は肺炎が非常に多く、お年寄りに多いとされる「誤えん性肺炎」の原因として歯周病が考えられています。

口腔ケアで介護負担も軽減?

誤えん性肺炎を起こさないためには、歯磨きをはじめとする口腔ケアが特に重要です。

そこで竜爪園で行われた、電動歯ブラシと手で磨く歯ブラシとの成果比較調査の結果、電動歯ブラシを使った場合に歯垢付着が大きく減少し、歯も綺麗になりました。

さらに、歯を磨く側である介護職員たちも歯磨きにやりがいを感じられるようになったことから、介護職員の介護負担が減少する効果も見られたのです。

歯磨き習慣がもたらす更なる変化とは?

歯磨き習慣の徹底により表れた変化として、生活の中の大きな楽しみである「食事」が充実するようになったそうです。

入居者同士、会話を楽しみながら笑顔で過ごす食事の時間健康な体作りに繋がっているのかもしれません。

30歳以上なら歯周病を疑うべき?

歯周病は高齢者だけがかかる病気ではありません。現代日本人の30歳以上の約80%(※)は歯周病にかかっているのだとか。いわば国民病とも言えるにもかかわらず、定期的に歯科検診に行く人はまだまだ少ないのが現状です。

歯周病はSilent Disease (静かなる病気)と呼ばれ、自覚症状がないまま静かに進行します。そして歯を失うばかりか、命に関わる重大な病気を引き起こす原因ともされています。

※厚生労働省 歯科疾患実態調査(平成23年度)より

最高の笑顔は健康の証

こんなに穏やかな笑顔で老後を迎えるためにも、今から出来る歯磨き習慣を心がけたいですね。まずは毎日の歯磨き方法やアイテムを見直すこと、定期的な歯科検診から始めてみると良いかもしれません。

敬老の日を前に、ご両親や祖父母の健康だけでなく自分の健康も、お口の中から考えてみませんか?

この記事を書いたユーザー

Spotlight編集部 このユーザーの他の記事を見る

Spotlight編集部の公式アカウントです。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス