学生の頃はさ、どんなに授業をサボって勉強についていけなくなっても、夏期講習で短期集中的に追い込んで、取り戻すことができたよね。

大人になると、サボった自分を誰も待っていてくれなかった。仕事だけじゃない。恋愛も、生き方そのものも…。10代って、よかったな

そんな真夏の夜の夢に駆られているSpotlightライターのわたくし♂(以下:思春期おじさん)は、ある晩ネットサーフィンに励んでいると、こんなイベントを発見したのです。

「超十代夏期講習 2016」

出典 https://twitter.com

…「超十代夏期講習」ってなんぞ!

見慣れた机と椅子、まるで塾の教室?!そこで繰り広げられるのは、ありえない先生の ありえないほど役に立つ ありえないほど楽しい授業。

様々な分野で活躍する人生の先輩たちが、十代のみんなのために熱く語る。

超十代実行委員メンバー、ゲスト生徒と一緒に恋愛、進路、将来の夢…十代の悩みや考えを、先生たちにぶつけよう!

学校では教えてくれない、ありえないほど役に立つ授業ばかり。こんな授業、ほかでは受けられない!!

出典 http://chojudai.com

どうやら、“10代(ティーン)のやってみたい・見てみたい・触れてみたいを実現させる体験型ティーンズフェス”が開催されるんだそう。有名芸能人やモデルさんも多数参加するというパワフルな「夏期講習」、これはこの思春期おじさんも受講するしかないでしょう!

なんとあのダレノガレ明美さん、田村淳さんなどの授業が受けられる!

…10代ならばね。

わたくしは間違いなく参加対象年齢ではありませんが、そこはライターとして“取材という名のもと念願の夏期講習に潜入し、「今の自分に欠けている何か」を補ってくることにいたしました!

8月某日、青山学院大学 アイビーホールにて。

出典Spotlight編集部

いよいよ始まりました、「超十代夏期講習 2016」。1時間目の講師はモデルやタレントとして、雑誌やバラエティ番組で活躍する、ダレノガレ明美さん。チャイムと同時に、黒のドレスを身にまとい、颯爽と壇上に現れた彼女のテーマはずばり…。

1時間目 『ダレノガレ明美の恋愛講座』

出典Spotlight編集部

会場は満員御礼!エネルギッシュな10代の熱気が飛び交い、ダレノガレさんは神々しい。思春期おじさん、早くも焦りを覚えます。講師・ダレノガレさんは、起立した生徒に「着席」ならぬ「お座り」の一言を掛け、会場はさらに沸き始めます。

さぁ、ここからダレノガレさんは10代に向けての恋愛指南をスタート。ですがそこには、大人でも学び取れる極意が存在していました!

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ダレノガレ「10代のうちは、片想いをしてほしいなという気持ちが強いです。付き合ってもいいと思うけれど、片想いのほうがいろんな意味で成長し、慎重になれると思います。

私は18歳~21歳まで付き合ってた人がいるんですけど、その人と恋愛をして、男性のことが信用できなくなってしまったんです。どうせ浮気するんじゃないか、どうせ裏切るんじゃないか…とか。そういうのもあって、10代のうちは片想いで「あの人に見られてるからキレイになろう」「あの人のためにこういうことしてみよう」という感情に出会ってほしいと思います」

真面目なトーンで「片想い」を語るダレノガレさんに、生徒も「ふんふん」と納得のご様子。…とここで、「私に何か聞きたいこととかあります?」と、開始間もなくまさかの質問時間に突入!ダレノガレ講師は、“考えさせて伸ばす”教育方針なのかも?

極意①「分かってほしい相手には、毎日の“5分の中”で変化を見せよ」

出典Spotlight編集部

生徒「好きな人に少しでも意識してもらうには、どうしたらいいですか?」

ダレノガレ「実は高校生の時、片想いをしていた相手が電車の中の男の子だったんですよ。福士蒼汰くんが出てくる感じのドラマみたいでしょ?違う高校だったから、会えるのは電車の中のたった5分間。だからできるだけ近くに寄って、普段下ろしてる髪をアップにしてみたり、変化をつけて見てもらうようにしていました。

あと、たまに(電車の揺れを利用して)コケたりとか、ベタなことをしていました。少女漫画を想定してたから、漫画っぽいままやってみようと思って。でも、そしたら違うおじさんに助けられたり…(笑)」

生徒一同(爆笑)

しかし、日々の努力は無駄ではなかったようで、繰り返すうちに、ふたりだけがわかるアイコンタクトを取るようになったそう。さらに、1コ上だったその人が一足先に大学へ進学した後、電車で一緒になり、ついに「いつもこの電車乗ってるよね」と話しかけられる!いよいよ恋が始まると思いきや…。

極意② 「他者に結果は求めない。大事なのは自分が“悔い”を残していないか」

ダレノガレ「彼がそれまではいじってなかった携帯をずっと触るようになって。彼女でもできたのかな…って思って、同じ車両に乗るのをやめちゃいました。それ以来もう会ってない。でも、(振り向いてもらうために努力してきたから)悔いはないです

ちなみに、その彼は芸能人でいうと、松坂桃李さん似だったそうな。福士くんじゃないんかい!

油断していたら、“アソコ”に毛が生えていた

出典Spotlight編集部

生徒「普段からしている自分磨きはありますか?」

ダレノガレ「体型を変えない、肌を荒れさせないという基本的なことかな。男性は、女性が完璧だと思ってる人が多いから。3年半付き合った人と別れた後に、新しく付き合った人の前でこう(両脇を上げるポーズ)やったら、ワキ毛が超生えてて引かれたことがあった(笑)」

以上が、ダレノガレさんの「恋愛」に関する講義ダイジェスト。放送コードに引っかかるような暴露話は聞けなかったけど、とても乙女な感覚を持つという、いつもと違った一面が垣間見えた講義でした。思春期からだいぶ時が経った人達にも、学ぶべき極意があったのでは!?

なんと、あの“たかみな”の公開生放送も実施!

出典Spotlight編集部

会場では、高橋みなみさんがパーソナリティをつとめるTOKYO FM『高橋みなみの「これから、何する?」』と「超十代」のコラボ企画、公開生放送も行われていました!

10代よりももっと小さな小学生もたくさん訪れており、高橋さんはご覧のようにとっても優しくコミュニケーションをとられていましたよ。

さぁ、ダレノガレさん、たかみなさんとたっぷり癒された後は、次なるお勉強へ…。

2時間目 『田村淳の好んで怒られよう』

出典Spotlight編集部

続いて講師として登壇したのは、バラエティ番組はもちろん、TOKYO MXで放送中の世の中にはびこる矛盾を一刀両断する情報番組『週刊リテラシー』でもMCを務める、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん!

「政治家になりそう」といった声も聞こえている淳さんが、10代に教えたいこととは何か。そして、思春期おじさんにも響く極意とは…「超十代夏期講習」2時間目がスタート!

極意① 「うまく怒られましょう」

「この中で怒られるのが好きな人はいますか?…うん、俺だけ。中学くらいから思ってたことだけど、怒るって、愛情がないとできない。学校の先生、親、近所のおじさん、怒るって誰もにとってパワーがいるんです。そうしてまで怒られることは、ものすごく学びになることだから、俺はわざと怒られるように動いてた

出典Spotlight編集部

「(ホワイトボードに大きな円を描き)この中にいることが、決められたルールを守り、怒られないということ。だけど、怒られないとこの縁(境界線)が分からない。動ける幅を広げるためにも、怒られて学ぼうってことなんです」

2012年にツイキャスで配信した、ご自身が駐車違反について警察官に激高した件を用い、怒られる境界線について説明する淳さん。当時、東京スポーツの一面には「ロンブー淳 テロリスト」と掲載されたそう。さらに、その一件により、出演番組も一時休まなくてはならなくなったのでした。結果、淳さんは謝罪を余儀なくされましたが、「その経験があったからこそ、怒られないギリギリのラインの配信ができるようになった」といいます。

極意② 「“負”は広まりやすいけど、それを恐れず一歩踏み出すほうが重要」

「シャブ(覚せい剤)の経験がある人としゃぶしゃぶをしながら、シャブについて聞くという番組もやった。これも「また淳が危ないことしてるな」と言う人や怒る人もいたけど、「ありがとうございました。覚せい剤のことがたくさん知れました」と褒めてくれる人もいた。

ただ、世の中には“負”のことしか回っていかないんです。今日の授業でも俺がいいことを言ってもツイートしたくなる人は少ないかもしれないけど、みんなのことボロクソ言ったら(そういうのは)ツイートするよね?」

生徒一同(納得)

“負”のことばかりが広まってしまうけど、それを恐れず一歩踏み出すことのほうが重要だということを分かってほしい。そのためにもみんな怒られましょう

10代だからといって若者相手のように話さず、対人間として向き合われている淳さん。しかしそんな淳さんですが、テレビに出始めた頃は赤髪で、ヤンチャな若者という雰囲気でした。当時はこんなことで怒られていたようで…。

出典Spotlight編集部

「相方(田村亮)が金髪で、俺が赤髪で売り出していたけど、俺は緑や銀にも、髪の毛の色を変えたかった。でも、携帯のストラップとか、キャラクターグッズを作ってもらって、さらにヘアカラーのCMもやっていたから「髪の色は変えないでほしい」と事務所の方に言われちゃったんです。

ただその代わりに「髪型は自由にしていい」と言われたから、(反骨精神から)赤い髪のままパンチパーマをかけた!

生徒一同「すごい!」

思い切った行動に感心してしまいますが、事務所やCM側はご立腹だったらしく2日間で元に戻したよう(笑)。ちょっぴり夏休み明けの高校生みたいなお話でした。

極意③ 「65歳以上の方“4人”と、友達になるべし」

ーーそんなこんなで、数々怒られてきた淳さんが、集まった10代の若者たちに最も伝えたいこととは?

今の日本は、65歳以上の人が4人に1人。なんとなく増えていって、日本はこの年齢層(65歳以上)の世界になっていっている。選挙とかで感じるでしょ?選挙に出る人もそういう人たちに向いてるし、テレビ番組の内容も65歳以上を意識している。俺がいつか選挙に出るとかじゃなくて、俺は面白いテレビを作りたい。

みんながやらなくちゃいけないことは、1人が「65歳以上の人4人」と友達になること。そうしたらおじいちゃんおばあちゃんが「自分には可愛い10代の友達がいるから、そっちに向けていろいろ考えてあげたい」と思ってくれるようになって、選挙も変わってくるよ!」

淳さんご自身も、飲み屋さんで偶然知り合った65歳以上のお友達がいらっしゃり、自分では思いつかない発想をする年配の方々を尊敬しているといいます。だからこそ、10代の若者にも、65歳以上の人たちと話す機会を設け、同時にこれからを担う若者の意識を社会全体に取り込んでいけばいいと訴えられていました。

出典Spotlight編集部

淳さんは最後に「これも大切」と前置きをして「コンドームをつけなさい」と一喝。避妊がいかに大事なことか、そして大人がその単語を発するのを躊躇するあまり、無責任な事態が多発することにも言及されていました。ついにはなぜか会場一丸となり「せーの」の合図で「コンドーム!」と叫び、大盛況のうちに講義は終了!メッセージ性も強くためになった講義でしたが、思春期おじさんは、10代の生徒の脳内が「コンドーム」で支配されていないかちと心配(笑)。

「大人も子供も、おじさんも。」

出典「超十代夏期講習 2016」オフィシャル写真より

かつて、ゲーム『MOTHER2 ギーグの逆襲』のキャッチコピーとして、糸井重里さんが生み出した「大人も子供も、おねーさんも。」(歳がバレる?)。まさにそのコピーにあるように、大人になろうと、若者であろうと、そしていつまでも思春期のおじさんだろうと…日々を懸命に生きる上での極意というものに、年齢による“違い”などないのではとハッとさせられました。

“若者文化なんて分かんない!”と一掃しつつあった自分を省みつつ…スペシャリティ溢れる方々から発せられた極意を噛み締めて、毎日を過ごしていきたいと心に誓った、おじさんの夏休みでした。

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