・もうすぐリオ・パラリンピック開幕

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盛り上がったオリンピックは先日閉会しましたが、9月8日からパラリンピックの開幕です。今から選手たちの活躍が待ち遠しい方も多いはず。

そんな中、物議をかもしているある一枚の写真がありました。

・それがこちら

出典 https://www.instagram.com

アナタはこの写真を見て何か気づかれたことはありますか。この写真はパラリンピックの宣伝のため雑誌VOGUEに掲載されたものです。

・実は健常者だった

実は先ほどご紹介した写真に写っているモデルは実際は健常者です。パラリンピックの宣伝のためにちの体の一部を画像加工ソフトで加工したものでした。

健常者のモデルはクレオ・ピレスさんとパウロ・ビリエナさんになります。健常者の二人の写真に、ブラジルのパラリンピック代表選手である、卓球代表のブルーナ・アレシャンドレさんと、シッティングバレーボール代表のヘナト・レイチェさんをフォトショップで合成して作られたものだったのです。

・卓球のアレシャンドレ選手

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・シッティングバレーボールのレイチェ選手

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アレシャンドレ選手は左手に障害を抱えており、レイチェさんは右足が義足の選手です。両選手の合意の元撮影が行われたこの写真ですが、これを見た人たちからはある反応が返ってきました。

・多くの人から批判が

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パラリンピックの魅力を伝えるはずのVOGUEの企画だったのですが、インターネットを中心にこの写真に対して「障害者を軽視している」と批判的な声が数多く寄せられました。

・VOGUEやめてくれ

「おい、ヴォーグ。頼むからやめてくれ。恥を知れ」

この写真がショッキングだったのか思わずVOGUEに抗議するツイートをされる方もいらっしゃいました。

・なぜわざわざフォトショする必要が?

「この写真は「障害者の姿は見せたくない。写真に載せなくてもいい。」と思っているように伝わる」と呟かれた方。

この方のように、なぜわざわざモデルと選手を合成する必要があるのか、選手をそのまま出せばいいじゃないかと言う意見が多くみられました。

・日本でも

この話は地球の裏側の日本にまで伝わってきています。

確かに、パラリンピックの主役は選手自身であるはずですがモデルを使うのも不思議ですし、フォトショでわざわざ加工する行為にも違和感を感じます。障害を負っている部分だけを健常者のモデルにひっつけるなんて、選手のことをなんと思っているんだと思われても仕方がありません。

・選手たちは好意的だった

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しかし、当事者である選手2名はこの写真に対して好意的でした。キャンペーンを通してパラリンピックに興味を持ち一人でも多くの方に見てもらえたらと言う思いだということでした。アレシャンドレさんは「このキャンペーンに参加できて誇りに思います」と発言なさっています。

・発案はモデル二人から

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また、これはVogue誌によるキャンペーンでははなく、モデルでありブラジルのパラリンピック委員会のアンバサダーであったピレスさんとビリエナさんの発案によるものであると明言しています。Vogueはパラリンピックを支援する立場として否定的な読者の意見も尊重するとのことですが、競技参加を奨励するパラリンピック委員会をサポートし続けるとのことでした。

・モデルで女優のクレオ・ピレスさん

・モデルで俳優のパウロ・ビリエナさん

今回このキャンペーンを発案した二人のインスタグラムには選手達を支援する活動が収められた写真が度々登場していました。

・選手を支援する二人

このキャンペーンが行われた背景にはパラリンピックのチケットがまだ全体の20%しか買われていないという事実がありました。パラリンピックを盛り上げるために、多くの人に会場に来てほしい、選手たちのことを知ってほしいという思いがあったのです。
パラリンピックやそれに出場する選手たちの知名度を上げるために、自国の俳優であり、すでにある程度知名度のある彼らが力を貸せればと思いついたキャンペーンだったのだとすれば…この背景を知ったうえで写真を見ていたのなら、また印象が違ったかもしれませんね。

・賛否両論だったキャンペーン

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皆様はこのキャンペーンについてどう思われましたか。
批判的な意見が多かったこのキャンペーンですが、モデルのお二人の姿を見るとパラリンピックを支援したいという気持ちに変わりはなかったのではと受け取れます。

健常者、障害者、様々な立場の人がいる中でパラリンピックの魅力をどう伝えていくかということについて改めて考えさせられた出来事でした。

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