記事提供:It Mama

出典 http://news.aol.jp

「ご子息の忘れ物として、お弁当、教科書、宿題、授業で使う備品などをお届けになられた保護者の皆さま、即刻お帰りください。」これはアメリカのアーカンソー州リトルロックの男子校に貼られた貼り紙で、ネット上で話題になっています。

そこで今日は『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる「テキトー母さん」流 子育てのコツ』の著者の立石美津子が“忘れ物を届ける派?届けない派?”についてお話します。

■貼り紙が親に伝えたいこと

貼り紙の最後には、このように書かれています。

「息子さんは親御さん不在の時にこそ、問題解決について学ぶことができます」

親がずっと子どもにくっついて「可哀想な目に遭わないように」「失敗しないように」と見張ることは不可能です。小さな頃から、「人に頼らなくても自分でどうすればいいか考える」機会を日常の中で意識的に与えてみましょう。

■先回りしすぎて子どもを潰す例

こんなことしていませんか?

(1)まだ喧嘩をしていない前から「仲良く遊ぶのよ」と釘を差す

出典(C)あべゆみこ

(2)転ぶ前から「転んだら危ないから転ばないようにね」と注意する

(3)子どもが準備する前から「ハンカチ持った?チリ紙持った?忘れ物はない?」と確認する。また、自分で出来るのにいつまでも親が手を貸す

(4)箸を忘れた子どもに箸を届ける

(5)筆箱を忘れたからと言って小学校に届ける

(6)小学生の子どもに「帰りは雨が降るから傘を持っていきなさい」と教える。

出典(C)あべゆみこ

もちろん、年齢に応じて子ども任せにせず、親が先に伝えなくてはならない事柄もあります。でも、子どもが既に一人でできるのにも関わらず、親がいつまでも赤ちゃん扱いしていて「こうしなさい、ああしなさい」と指示命令ばかりすると子どもの自立を阻んでしまいます。

■親が先回りしないことのメリット

筆箱を親が届けないことで得られる収穫は、以下のようなものがあります。

(1)その日1日、筆記用具がなくて困るので「先生、エンピツを貸してください」と言うようになる。または友達に借りる。困ったときにSOSを出す術を身に付ける。

(2)翌日から忘れ物に気を付けるようになる。

親が届けてしまうと自身の持ち物管理をするようにはなりませんし、いつでも「ママが届けてくれるから大丈夫」と思うようになります。筆者が小学生に指導していたころ、忘れ物を叱ると「だってママが入れてくれなかったんだもん」と言い訳する子が必ず何人かいました。

そんなときは「お母さんが授業を受けているわけではないよね。自分の使うものは明日から自分で用意すること」と注意しました。
本当はこれをお母さんにしつけてほしかったです。

いかがでしたか。親が気が利きすぎたり、きちんとしすぎていたり、せっかちだったりすると、つい「私がやってしまった方が早い」と直ぐに手助けしてしまったり、子どもには失敗をさせたくないと思い助けてしまうことがあります。

でも、これでは子どもが成長しません。“可愛い子には旅をさせろ”の諺を実践してみてくださいね。

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