下積みの長い7人のグループ

何かとニュースになるジャニーズ事務所だが、そこに所属するKis-My-Ft2(キスマイフットツー)というグループをご存知だろうか。7人グループの彼らは6年以上という長い下積みを経てデビューした、遅咲きの7人なのだ。

事務所でKis-My-Ft2というグループが結成されたのは2005年7月。デビューしたのが2011年8月。結成されてから6年だから、入所した時点から計算すると実に10年の下積みを経てのデビューだったのだ。

実は記録を更新し続けている

CDデビュー18日後に東京ドーム公演は史上最速。彼らのデビュー前からの人気を如実に表している。7人揃ったテレビ露出率は深夜帯が多く、今年の8月10日にデビュー5周年を迎えたKis-My-Ft2だが、まだまだ知名度は低い。しかし、確実にファンを増やしている現実がある。

8月24日に17枚目のシングルが発売されたKis-My-Ft2。その曲名は「sha la la☆Summer Time」(シャララサマータイム)だ。Kis-My-Ft2は17作連続首位という快挙を成し遂げている。

ただ、2016年8月30日に更新した、この記録を成し遂げた裏にはファンの熱意とちょっとしたドラマがあったのだ。

団結力

今年のKis-My-Ft2のライブは、初めて7人個々のソロ曲を披露した、今までとは違ったものであった。その中で、ジャニーズの中では異色とも思える曲「ヲタクだったってIt's Alright!」を披露したのが、宮田俊哉だ。彼はジャニーズ内外で知る人ぞ知るアニメヲタク。ステージの上で全力でヲタ芸を披露したのだ。

それに花を添えたのは、宮田以外のメンバー。とくに、いつも寡黙なイケメンのイメージが硬い藤ヶ谷太輔の、全力でヲタクを演じるかわいい姿はファンの心を鷲掴みにした。デビュー5周年を迎えた今年のライブはこのように7人が希望していたソロ曲のあったライブだが、個々の活躍というよりも、Kis-My-Ft2の団結力を見た気がした。

見に来たほとんどの人が、Kis-My-Ft2の7人の繋がりに温かい気持ちになって満足した内容だったのだ。その、ライブ後に発売された、17枚目のシングルは、Kis-My-Ft2にとって5周年を迎えた後の記念すべき1枚。

その気持ちはファンにとっても同じだった。

危機!?

17枚目のシングル「sha la la☆Summer Time」。※以降、シャララと明記。
記念すべき5周年目の1枚目に当たるこのCDの売り上げ。16枚目までは、オリコンチャート、デイリー・ウィークリー共に首位を獲得していた。

だが、今回、シャララ発売と同週に売り出された人気地方グループがイベントで売り上げを上げてきており、Kis-My-Ft2の記録を脅かす勢いだったのだ。これに奮い立ったのはKis-My-Ft2のファンである。記念すべき5周年の1枚目。記録更新が出来なかったら、今まで築いてきた彼らの活躍の場が狭まってしまう。

ファンがそんな思いになったのは、短いながらデビューから5年間Kis-My-Ft2を育てた中居の存在も大きい。中居が所属するグループSMAPの解散劇を間近に見た危機感。ファンにはキツイ出来事だった。

今回、Kis-My-Ft2が1位を取れなければ、今後、事務所にどんな扱いを受けるかわからないという、漠然とした危機感。もともと、Kis-My-Ft2は事務所推しが弱いようにファンには見えている所もある。SMAPは頂点に達したグループだが、Kis-My-Ft2はこれからなのだ。

Kis-My-Ft2のデビューシングルの「Everybody Go」の歌詞に「つかめナンバーワン!」というのがある。その、歌詞におされるように、彼ら同様、いや、それ以上、ファンはKis-My-Ft2の活躍を熱望しているのだ。

敵は地方グループでもなんでもなく、彼らの所属する事務所。そんな言葉も囁かれた。
今年のライブツアーでKis-My-Ft2は私たちに最高の笑顔をくれた。そんな彼らにも笑顔になってほしいというファンの思いが繋がった。SNSを通じて、誰からともなく日本全国のファンらが団結し始めた。

シャララの乱

売り上げを上げるために、全国のCDショップからシャララを全て買ってしまおうという運動が始まった。

それは、ファン内で、追いシャララと呼ばれ、更にはシャララ狩りとなり、ツイッターのトレンド入りするまでになった。

28日深夜までファンによる追いシャララ、シャララ狩りと名打った購買活動が続けられたのだ。

ファン以外も巻き込んだ追いシャララ。

このシャララの乱、CDショップもネットショップも在庫が切れては仕入れを繰り返すなど対応に追われたのは言うまでもない。そして、以外なところからも応援の手が差し伸べられた。

前章で述べたが、アニメヲタクの宮田俊哉のために、ジャニーズに興味のないアニメヲタクたちが立ち上がったのだ。それだけではない。メンバーの横尾渉は元AKBの篠田麻里子と番組で共演しているのだが、その麻里子様ファンも購買活動に参加。

また、藤ヶ谷太輔と共演した窪田正孝のファンも加わるなど、かなり大掛かりな購買活動に発展したのだ。なぜここまでに活動が広がったのか。

Kis-My-Ft2という7人の魅力

ファン以外を巻き込んだ、シャララの乱。その背景は、Kis-My-Ft2、彼らの今まで歩んできた着実な努力の賜物だろう。Kis-My-Ft2、彼らは相当不器用である。テレビに出ても、気の利いたことをポンということができない。

デビュー当時に比べれば成長してきているが、トーク力は、はっきり言って低いのだ。飾る事ができない。芸能人としては物足りなさをおぼえるのだが。だが、裏を返せば、ごまかすことが苦手、下手、つまり、真っ直ぐなのだ。嘘をつけない、飾れない、真面目。
下積み時代の長かったKis-My-Ft2だからこそのストイックさもある。

彼らの泥臭さに惹かれたファンは、1度付いたら離れる事などできなくなる。Kis-My-Ft2を知れば知るほど、彼らの水面下での努力を感じ、のめり込む。また、彼らの魂のこもったパフォーマンスは見る人を釘付けにする。

また、テレビ出演の際、ファンへの感謝、周りへの感謝をいつ何時も忘れない真摯な7人の姿はファンを裏切らない。冗談1つも言うのが下手すぎる、こんなに真っ直ぐなジャニーズは近年珍しい。

じれったくなってしまい、手を差し伸べたくなってしまうのも彼らの魅力だろう。トーク場面でも違った意味で釘付けにする彼らはとてもかわいくて、多くの女性の母性本能をくすぐる。

真っ直ぐだからこそ、周りへの信用も厚く、今回の出来事に繋がったのだと考えられる。
また、真っ直ぐさに惹かれる男性ファンも増えてきているのだ。彼らの人徳である。

Kis-My-Ft2

最後になるが、Kis-My-Ft2のメンバーを紹介しよう。

Kis-My-Ft2のKiの、最年長にして低身長の北山宏光(きたやまひろみつ)。Kis-My-Ft2を頂点に導くべく、ジャニーズ初という視点で道を切り開く開拓者。

Kis-My-Ft2のsの、最年少の千賀健永(せんがけんと)。ダンスを得意とする彼は、ピュアで涙脆い一面を持つ。二階堂の悪ガキっぷりが大好き。

Kis-My-Ft2のMの、宮田俊哉(みやたとしや)。アニメヲタクとしてジワジワと人気を集めている彼だが、実はキスマイの裏リーダー的存在。いじられキャラ。

Kis-My-Ft2のyの横尾渉(よこおわたる)。ジャニーズ初ではないかと思われる、びっくりするような歌唱力。決して機材の故障ではない。キスマイのお母さん的存在。特技・俳句。

Kis-My-Ft2のFの藤ヶ谷太輔(ふじがやたいすけ)。キスマイ筆頭のイケメンキャラのはずが、近年では天然さがバレ始め、そこがまた一層の魅力となっている。

Kis-My-Ft2のtの玉森裕太(たまもりゆうた)。1か月1万円生活をジャニーズ初で出演し、その素直さと天然さとストイックさで人気を集めた。現在でも変わる事ない、そのホワホワした存在感が魅力。

Kis-My-Ft2の2の二階堂高嗣(にかいどうたかし)。キスマイの悪ガキキャラ。でも実は、周りの雰囲気を感じ取り、気を利かせる優しさを持つ。笑顔が魅力。

Kis-My-Ft2がこの先どのように成長していくか、見応えがあるのではないだろうか。
期待して止まないのだ。

この記事を書いたユーザー

TOKO ANDY このユーザーの他の記事を見る

湘南在住。2児の母。

得意ジャンル
  • 美容、健康
  • エンタメ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス