長い夏休みも、わずかになりました。大方の学校は9月1日に新学期を迎えます。「早く学校へ行きたい。」という子ども達も多いなか、9月1日が来ることに胸を痛めている子ども達も多くいるのです。

18歳以下に限って、内閣府が過去40年間の累計日別自殺者数を独自集計したグラフが昨年「自殺対策白書」(平成26年版)で明らかになりました。
日付別の集計によると、9月1日にもっとも人数が多く、ほかにも新学年のスタートが近づいてくる4月の初めや夏休みの終わりにも、自殺する子どもの数は増えることがわかっています。

18歳までの日別自殺者数

出典 http://futoko.publishers.fm

9/1が突出して多いことがわかります。

9月1日は夏休み明け、2学期初日が全国的に重なる日だ。不登校経験者の女性(20歳)は「夏休み明けの9月1日は何度も死にたいと思った日、1学期からのいじめがまた続くかと思うと怖くてたまらなかった」と話す。親の会やフリースクール関係者などからは子どもの自殺が「休み明け」に集中していたことを以前から指摘。本紙も、97年8月31日の中学生による焼身自殺、体育館放火事件を機に創刊した。

出典 http://futoko.publishers.fm

子ども達が9/1を迎えることに怖さを感じているのを感じ取って欲しいです。

いじめに苦しんでいる子どもは、学校が始まる日を指折り数えて追いつめられている、とも言われています。学校でのいじめをなくすためには、閉鎖的な学校に外部の第三者が関わるべき、と議員をしていた時の衆議院青少年問題特別委員会で議論したことを思い出します。

出典 http://blogos.com

命を削る場所が学校であってはならないと思います。

子ども・若者の主な自殺原因

出典 http://dual.nikkei.co.jp

小・中学生の原因の上位を占めるのは、学業不振、家族の叱責、親子関係の不和だということがわかります。学校だけでなく家庭が子どもの自殺の原因になっているというのは悲しい事実です。

学校や家庭で様々な問題を抱え自殺の「準備状態」にあった子供が、夏休みが終了して学校が始まりストレスの原因と触れるという「直接の契機」から、今後長く続くことになる冬休みまでの期間に絶望感を抱いて自殺するということも考えらます。この場合何か一つの問題を自殺の原因として事後に特定することは難しいでしょう。

このように、夏休み明けに起こる何らかの出来事が、あるいは夏休みが明けた、明けるという事実そのものが「直接の契機」となって自殺が発生する可能性があるのです。

出典 http://www.kyoushi.jp

準備状態から直接の契機に繋がって自殺を選択してしまう子どもがいるのです。

昨年話題になった「図書館へいらっしゃい」

学校へ行くのが辛かったら、図書館へいらっしゃいというこのツイートは大変話題になりました。

児童館にいってみよう

がまんできないほどしんどくなる前にという一節が心に残ります。

学校に行くことは義務じゃない!

出典 YouTube

不登校の経験者たちが、インターネットの動画を通じて、学校に行きたくないという子どもたちにメッセージを送っています。


「あなたを大切にしようとしない人とは距離を置いてもいい」
「あなたと同じ考えを持つ人は、目には見えないようでもたくさんいるんだ」
「あなたは守られるべき存在なんだ」

フリースクールに通う5人の若者が、自らの経験から、我慢をせず助けを求めてもいいんだと、訴えています。

徐々に休みを増やしてから徐々に登校日を増やしていけば

長期休暇のあとの新学期制度への見直し案も出ています。

こどもの頃にわかってしまうなんて

追い詰められてしまう子どもがいるのです。

辛い思いで9月1日を迎える子ども達がいます。学校が始まる日を指折り数えて追い詰められている子ども達がいます。そんな子ども達が自殺を選ぶと言う悲しい事実はあってはならないことです。

昨年の鎌倉市図書館の「図書館へいらっしゃい」のツイートは大きな話題を呼びました。9月1日が子どもの自殺が一番多い日という現実を受け止めて、各自治体などの動きも活発になってきました。

夏休み明けは子供たちの心身の状態が大きく変化する時期です。学校へ行くのがしんどそうな子ども達に「命が一番大切」だということ。「無理をしてはいけない」ということを伝える手段がもっとたくさんあればいいのにと思います。

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