「ノリエ病」という病気を聞いたことがありますか?1927年にノリエという人物によって発見された染色体異常による病気です。眼球の極度な委縮により陥る先天性盲目疾患で、体の筋肉も委縮し歩行困難が生じ、時に聴覚障害や精神疾患も見られるという難病です。

米テキサス州に住むサイラス・ジョンソン君(2歳)は、ノリエ病を患い生まれてきました。下半身の筋肉が萎縮してしまっているために、市販のベビーウォーカーではサイズが小さすぎたため、サイラス君のおじいちゃんはオリジナルのウォーカーを作ろうと、ホームセンター「Home Depot」へ来店。

アシスタントマネジャーのマシュー・スペンサーさんは、「必要な材料を買いに来た」というサイラス君のおじいちゃんから孫の病気のことを聞き、何かできることはないかと考えました。そしてプロの技術者であるクリスさんとエリックさんの3人で、サイラス君に無料でオリジナルのウォーカーを作ってあげようと思い立ったのです。

出典 https://www.youtube.com

「自分たちにも幼い子供がいる」という彼らは、障がいを抱えている家族の大変さがよく理解できたのでしょう。目の見えないサイラス君の安全性を十分考慮したウォーカーが3人の思いやりによって出来上がりました。

見知らぬ誰かの孫のために、忙しい店員が時間を割いて無料奉仕をするということはなかなかできないこと。この嬉しいニュースを知ったサイラス君の母ジェシカ・ジョンソンさんは、彼らの親切には感謝してもしきれないと米メディアのインタビューで語りました。

サイラス君のためのオリジナルのウォーカーは、目の見えないサイラス君がどこかにぶち当たっても、その衝撃で怪我をしないようにと体が触れる部分にはスポンジを巻いて作成。そして何より嬉しいことは、サイラス君が成長すればそのサイズに合わせてウォーカーも調節できるように仕上げてあるということ。

一時的なものではなく、将来もある程度の年齢まで利用し続けることができるという、プロの技術者たちによる思いやりの作品となりました。

店に来た客に質問されて、材料の売り場を案内するのではなく、その一歩先のサービスを無料で提供した3人の親切には心がほっこりさせられます。見知らぬ他人のためにここまでしようという優しさって素敵ですよね。

サイラス君は、この病気のために一生歩くことはできません。幼い頃にこうして誰かが優しさの手を差し伸べてくれたことを、ジェシカさんはサイラス君が大きくなった時にきっと話すことでしょう。

その時、目には光は見えなくてもサイラス君の心にきっと温かな光が灯るはず。人の親切というのは、こんなにも周りの人の心も溶かすものなのだなと、筆者もこのニュースを目にして心が温かくなりました。

出典 YouTube

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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