幼少期の記憶は、どうしても成長するうちに薄らいでしまうもの。親から「お前は小さいころ、壁に落書きばっかりして困ったよ」なんて言われても「そうだっけ?」などと当の本人には覚えがなかったり…。

そんな「落書き大好きキッズ」たちが夢中になって遊んだ玩具と言えばこれ。

描いては消し、消しては描きをくり返した

そう、磁石の粉を使用し「丈夫で描きやすいマグネットお絵描き玩具」としてベストセラーを誇っている「せんせい」。赤と緑のボディのお絵かきボード、ありましたよね。ボードにペンで絵を描くことができ、ボード下のつまみをスーッと横にスライドさせると、あら不思議、絵を消せてしまうあの玩具です。

この「せんせい」がタカラトミーから発売されたのは、1977年のこと。それから現在まで約40年もの間愛され続け、なんとこれまでに2,000万台以上も売り上げているとか!

ですが、娯楽が多様化した今、子どもたちがiPhoneやiPadで遊んでいる姿を見受けることが多くなりました。簡単に高度なイラストが描けるiPadなどの普及により、「せんせい」はもうその役目を終えてしまったのでしょうか。

「前略、今どうしてる?」調査隊

元祖・お絵描き玩具「せんせい」の今

そんな心配はご無用!「せんせい」はまだまだ健在でした。それどころか、最先端のデジタル機器と融合し、驚くべき進化を遂げていたんです。

なんと…

「せんせい」のボードに描いた絵を…

専用アプリで読み込むと…

画面の中で、自由自在に泳ぎ出す!

…知らぬ間にこんなに近代的になっていた「せんせい」。動画でもぜひご覧ください。

動く!おえかきせんせい

出典 YouTube

ちなみに、絵が魚である必要はありません(笑)。人気のキャラクターなどがなぜか水槽で泳ぐというシュールなシーンを作ることもでき、それはそれでカオスな楽しみ方だと評判。タカラトミーの公式Twitterもこんな遊び方を披露していました。

ストーリー展開も楽しめて、子どもたちの好奇心がくすぐられること間違いナシ!

赤と黒のペンで遊べる「2カラーせんせい」も登場

また、最近では黒1色の従来のボードに加えて、赤と黒の2本のペンで遊べる「2カラーせんせい」も登場。2つの色を使い分けることで、より表現の幅が広がりました。

ちなみに、この間に「カラフルせんせい」という商品も出ていた模様。こちらは、なんと「赤・黄・緑・青」の4色展開!ただし、「2カラーせんせい」とは違って、ボード上でそれぞれの色の出る場所は決まっているようです。

いずれにしても、黒だけで遊んでいた「せんせい」は昔のことで、今は色使いも楽しみのひとつになっていることに感動を覚えます。

使い古したボードは交換可能!子どもへの“優しさ”もヒットの秘訣だった

さまざまな進化を遂げた「せんせい」ですが、この玩具が愛される理由は他にもあります。シンプルですが、それは「使う子どもたちへの優しさ」でした。

たとえば、「せんせい」のボードである「ハニカムスクリーン」は、どうしても使い続けるうちに黒くなってしまいます。そんなユーザーは、タカラトミーに問い合わせるとスクリーンの交換が可能とのこと。今でもずっと、そういったサービスを行っています。

また、「せんせい」のペン先が力に合わせて引っ込むようになっているのは、力の調整がまだ難しい幼児に合わせたものとのこと。ボードにペタッと押せる付属のスタンプも、幼児が握りやすい設計になっているのだとか。

最新の「せんせい」は、子どもたちへの優しさそのままに、時代に合わせてワクワクするような進化を遂げていました。想いとテクノロジーが詰まった同商品。40年近くものロングセラーとなっている理由がわかった気がします。

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