・紛争の中見つかったもの

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紛争が続いているシリアで見つかったものが「悪夢」だとして欧米を中心に報道されています。

・発見されたのはアレッポ

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それが発見されたのはシリア最大の都市であるアレッポです。かつては人でにぎわった美しい街でしたが、歴史的建造物は内戦によってほとんど壊されてしまいました。

・アレッポの概要

アレッポ(Aleppo (Halab)、アラビア語: حلب‎ ['ħalab], トルコ語: Halep)は、シリア(シリア・アラブ共和国)北部にある都市である。トルコとの国境に近い。人口は2008年現在で約167万人あり、シリア最大の都市である。

2011年から続く内戦に端を発した政府軍と反政府軍(自由シリア軍)との対立は、2012年7月下旬にアレッポ市内にも拡大。一部では市街戦の様相を呈したため、市民の多くが市街地から避難を余儀なくされた。2012年9月28日に政府軍と反体制派の戦闘によりスークにて火災が発生し、歴史的な店舗の大半は消失した。2014年以降も空爆などにより市街地が破壊され、多数の犠牲者が発生している。

出典 https://ja.wikipedia.org

・瓦礫の下から…

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壊れたビルの瓦礫の下、そこで見つかったのは5歳の小さな少年でした。名前はオムラン・ダグニシュ君、自宅にいるところを空爆に襲われたといいます。

・その姿が衝撃的だった

出典 http://www.independent.co.uk

涙を流すこともなく、ただ椅子に座る姿。子供のこんな表情を見たことありますか。どれほど精神的ショックが大きかったのか。
その表情が紛争の悲惨さの全てを物語っています。

・オムラン君が救出されたときの映像

出典 YouTube

こちらはオムロン君を含めた被害者の方々が救出されたときの映像です。痛々しく生々しい動画なのでそういった映像が苦手な方は再生を控えていただければと思います。

ほこりまみれで血まみれになった子供たち。思わず目を覆いたくなります。

・恐怖を経験する子供たち まさに「悪夢」

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しかし、オムランくんの姿はシリアでは特別なモノではありません。10万人以上の子どもたちが、大人が引き起こした紛争が原因で恐怖に追い込まれているのです。
幼い頃に体験すべきではないことを経験し、想像を絶する苦痛を受けているのです。

正しい夢を見れず「悪夢」を見させられている子供たち、その悪夢を終わらせることは出来ないのでしょうか。

・あの時もそうだった

出典 http://www.macleans.ca

オムラン君の姿は、以前ニュースになったアイラン・クルディ君を思い出させました。
2015年のことです。アイラン君はトルコとの国境に近いシリアのコバニから逃れてきたクルド人でした。家族と一緒にボートでトルコへ向かう途中、転覆事故で亡くなってしまったのです。

アイラン君の5歳の兄ガリプ君、母親のリハンさんもこの事故で死亡し、父親のアブダラさんだけが助かったったといいます。アブダラさんは家族を失い、悲しみにくれました。転覆した際に命がけで助けようとした妻と子供、しかし助けることは出来なかったと無念の思いを語っています。転覆した時には「お父さん死なないで」という子供たちが叫んでいたと言います。

・悲しすぎる事件に世界中からの声が

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海岸に横たわる幼い少年のショッキングな写真。アイラン君の悲しすぎる姿に多くの人の心は動き、この時も紛争に対する反発の声が大きくなりました。

・「残ったら空爆 逃げたら溺死」

出典 https://twitter.com

シリアの子どもたちの人生の選択肢には希望がないのでしょうか。内戦の悲惨さが伝わってくるこのイラストはカタールに住むカリード・アルバイさんによって制作されました。

・世界が注目すべき現実

カリードさんは政治的なメッセージを表現するアーティストです。一人でも多くの人にこのイラストを通じてシリアの現状を知ってほしいという思いがありました。
その結果このイラストは反響を呼び、現在世界各国のメディアで紹介されています。

・多くの声が寄せられる

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カリードさんのツイートには「信じられない…彼らを助けなければ」「これが真実です」「言葉が出ない」「悲しすぎる」など多くのメッセージが寄せられました。
その中でも特に胸を撃たれたものを2つ紹介します。

1.「私のハートは衝撃を受け砕け散りました。涙が止まりません」

「アナタが人間だからです」

2.「強烈なメッセージをありがとう。だけど、他になんて言ったらいいのかわからない」

「何も言わなくていい。何か、何か自分に出来ることをしてください」

・「世界はオムランに注目せざるをえなかった」

オムラン君が瓦礫から発見されて以降、内戦に反発する声がまた高まってきています。日本でもSNSを中心に様々な意見が飛び交っていました。

・涙で声を詰まらせる女性アンカー しかしアレッポではこれが日常的な光景

私たちがオムラン君の姿に涙を浮かべるのは彼は「特別」であるという認識があるからなのかもしれません。しかし、シリアではオムラン君のような子供は特別ではないのです。

・「シリアには、オムランのような子が毎日生まれている」

オムラン君は偶然にもこのような形で発見されたためメディアから注目を浴びることになりました。オムラン君と同様に苦しんでいる子供達がどれほどいることでしょう。

・ニューヨークタイムズでも大々的に

しかし、世界はオムロン君に注目せざるえませんでした。内戦がいかに悲惨なモノか、この一枚の写真にどれほどのメッセージがあるのかがわかります。

・どの軍が攻撃したかは重要ではない

ロシア軍が攻撃したかアサド軍が攻撃したか、犯人は誰なのかという話もチラホラ聞かれます。しかし重要なのは「どの軍が攻撃する」のかではなく「攻撃を止めるべき」ということです。

・私たちに出来ることは何なのか

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遠い地で起きていることであり、現地に足を運ぶことは危険なことです。助けたいと思っていても本格的に支援活動ができる人は限られています。日々の生活の中でも私たちに出来ることは何なのでしょうか。

・何もできないことは分かっても、伝えること知ることだけはしたい

小さなことかもしれませんが、自分の思いを声に出すことが大事なのではないでしょうか。SNSでシェアをすることも一つの方法です。

・人々の声が国際世論となり、内戦を止める力となる

一人の力は小さくても、多くの人の声が集まれば、国際世論となり社会を動かす力になっていくのではないでしょうか。オムラン君のような子供たちをこれ以上増やさないためにも私達には何ができるのか。国際社会を担う一員として考えなければならないと改めて感じたニュースでした。

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