記事提供:日刊サイゾー

激情型かつ劇場型な性格ゆえ、これまで数多くの人間とトラブルを起こし、ケンカ別れと仲直りを繰り返してきた“元アウトローのカリスマ”こと瓜田純士(36)が、SMAPの解散騒動に物申す!

――SMAPの解散騒動について思うことは?

瓜田 ほとんどイジメみたいだな、って思います。

――誰が誰を、イジメていると?

瓜田 世間がSMAPを、ですよ。25年間続いただけでも奇跡的にすごいグループなのに、その上さらに「もっとやってくれ!」とみんながエゴをぶつけるなら、じゃあ80歳、90歳までやんなきゃいけないの?と問いたいです。

解散と聞いてみんながこれだけ落ち込んだり怒ったり騒いだりするってことは、もっと続けて欲しいってことですよね。じゃあ一体、いつになったら彼らは自由になれるんだ、と。

――ファンがいなくなったとき、でしょうか。

瓜田 応援されてるうちはやめられないなら、それこそ吉田沙保里なんかは10連覇しても引退できませんよ。アイドルを続けることは義務でもなんでもないんだから、本人たちがツラくなったら終わればいい。

で、終わり方がなんであれ、これまで長年楽しませてもらったんだから、「おつかれさま」でいいじゃないですか。どうしてみんな「おつかれさま」の一言を言えないのか。そこが、おかしいと思いますね。

――瓜田さんはSMAPを好きなんですか?

瓜田 ちっちゃい頃から好きだったし、ずっとテレビで親しみを持って見てましたよ。僕もそうですが、キムタクをイケメンとして形容しなかった日本人はいないんじゃないでしょうか。

「キムタクじゃないんだから」とかいう例え話がどんだけ使われてたかと思うと、SMAPという存在がいかに僕らの日常に溶け込んでたのかがわかりますよね。

――確かに。

瓜田 やがて僕はグレてしまい、ヤクザになって捕まって、シャバに出てきて足を洗って、恋愛して結婚して大人になって、こうして今、ようやく更生して平和に食事を楽しんでる。

25年という長い年月の間には、そういうヒストリーがみなそれぞれにありますよね。

その間ずっと、SMAPはファンのために私生活を犠牲にしながら、一線で頑張ってきたんですよ。そんな人たちがやっと解散するってなったときに、誰も「おつかれさま」を言わないのは、ちょっとヒドイなと思います。

――きれいな解散じゃなく、ケンカ別れみたいな形だから、「おつかれさま」を言いづらいのかも。

瓜田 ウチの嫁も「キムタクが裏切ったんや。悪いのはキムタクや」とか言ってますけど、そんなこと言ったら昔のスパイダースとかタイガースだって、解散間際にはきっと「誰かが裏切った説」が囁かれたはず。

ブルーハーツだって、「誰それが悪い」とかさんざん言われましたからね。個性的な野郎が何人も集まれば、そりゃ最後の最後ぐらいは揉めるでしょう。きれいな解散なんて、そうはないですよ。

――解散は仕方がない、と。

瓜田 逆に、ヨボヨボになるまで続けられたら痛いですよ。腰にコルセットを巻いたロートルのロックスターが本当に格好いいか、と言ったら疑問でしょう。80歳、90歳になった指原莉乃を見たいですか?

一生AKBに縛られた彼女らが、シミだらけの顔して、シワシワになって、オッパイも垂れて、ビゲン香りのヘアカラーで白髪を染めながら「ポニーテールとシュシュ」を歌って、一体どこの誰が喜ぶんですか?って話と一緒です。

そうなる前に「おつかれさまでした」でいいじゃないですか。

逆によくやったと思いますよ、25年も。正直、ここ数年のSMAPはカラダのラインが崩れ、アイドルと呼ぶのは厳しい感じになりつつあったので、解散するにはちょうどいいタイミングだったのかもしれません。

――では、解散は仕方がないとして、今後、こじれた人間関係だけでも修復することは難しいですかね?

これまで愚連隊、自警団、バンド、義理の兄弟などの難しい人間関係を築いたり壊したり、また築き直したりを繰り返してきた瓜田さんならではの「仲直りのコツ」みたいなものがあれば教えてください。


瓜田 小さな誤解が積み重なって今に至った、という前提で話しますと、ひとつ絶対的に言えるのは、「誤解には和解がある」ってことです。特に男の場合はそう。

ただ、相手がまだいろいろと誤解したまんまで、「顔も見たくない」という心理状態のときに、こっちの思いを伝えたところで、かえって溝を深めるだけ。

必要なのは、時間のみ。時間以外、ないですよ。

――と、申しますと?

瓜田 いろんな感情が1周回って、1年か2年経って、お互い忘れた頃にコンコンとノックしに行って、「あんときはうまく話せなかったけど、おまえのこと好きだったんだぜ」って言えば、相手も嫌な気はしない。

また一緒にメシを食えるぐらいの仲には戻れるはずです。

でも半年や1年でそれをやっちゃうと、反発を食らって、誤解は1個から10個に増えちゃうかもしれない。あとは「あの野郎!」と人前で啖呵を切っちゃった手前、本心では許してるのに、体面的に許せないということもある。

でもそんなのも時間が経ってバッタリ再会すれば、なんてことないですよ。

――その時間の目安は、おおよそ1年か2年だと?

瓜田 まぁ、こじれ方にもよるので一概には言えないけど、双方が忘れた頃くらいですかね。で、誤解が解けて和解した場合、もう一度、そいつと仲良く共同活動をできるのか?っていう問題が気になりますよね。

僕の経験上、いっぺんウンザリして離れた奴と、もう一度同じような青春を取り戻すのは、無理ですね。

10日か20日で、「あ、そうだ。こいつのこういう部分がムカついて俺たちケンカ別れしたんだ」ってことを思い出して、結果、再びケンカすることになる(笑)。

だから、和解したとしても、その後は近からず遠からずの、いい距離感を保ち続けるのが大人の選択かもしれませんね。

――今でこそすっかり大人になった瓜田さんですが、かつては人間関係のトラブルが非常に多かったですよね。

瓜田 もう、日常茶飯事でした。生んだ誤解を解こうと必死になればなるほど、相手の温度と一致せず、ずっと空回りするばかり。で、こっちが新しい敵でも作ってすっかり忘れた頃に、そいつと街でバッタリ会ったりするんですよ(笑)。

会ったら謝ろうと思ってたのに、「急いでるんで、また」とか言っちゃったり。要は、その頃にはもう、そいつに興味がなくなってるんですよ。そもそも相手に謝ったり弁解したりっていうのは、たいていこっちのエゴですからね。

――エゴ?

瓜田 誤解を解きたいというのは、自己満足ですよ。僕の場合、自分の胸の引っかかりを取りたいだけ、自分がすっきりしたいだけで、相手にとっちゃいい迷惑なだけのことが多かった。

相手はトラブった時点で絶交を決意して、謝罪なんか求めてない可能性もありますし。だから、「円満解決で終わらせたい」というエゴを相手に押しつけるのは、どうかと思う…と、過去の自分を反省しながら言いますよ。

――しかし、「誤解には和解がある」というのは、いい言葉ですね。

瓜田 僕が刑務所に入ってるときに、中国人の兄弟分が教えてくれた言葉です。

僕が刑務所の中でさまざまなことで誤解されて苦しんでるときに、「瓜田さん、人間には誤解があれば和解もあります。だから、くじけないで」という励ましの手紙を流暢な日本語で書いてよこしてくれた。それから大事にしてる言葉なんですよ。

――刑務所の中でも、誤解されるような問題をたくさん抱えていたんですか?

瓜田 100個ぐらい抱えてました(笑)。わかりやすい例を挙げると、刑務所の工場には、毎日2名ずつぐらい、新入りの受刑者が来ます。

で、新入りがナメられたくない一心で、誰かとケンカを始めたとします。その新入りが僕と同門(のヤクザ)だった場合、僕は飛ばなくちゃならないんですよ。それが暗黙のルールなんです。

――「飛ぶ」とは?

瓜田 この場合、「同門に加勢する」とか「同門を援護射撃する」って意味です。だから、刑期満了が近かった頃の僕は、「来るな、来るな、頼むから同門は来るな」と毎日心の中で祈ってました。

そんなある日、僕を可愛がってくれてた別組織の親分から、「噂だけど、瓜ちゃんと同門のトラブルメーカーが数日後、この工場に入って来るらしい。瓜ちゃんはあと数カ月でシャバに出れるんだから、そいつがもしチンピラみたいなマネをしても、目の前の作業に集中して、いい子ちゃんでいろ。工場のみんなには俺のほうから伝えておくから」と言われたんですよ。

――心温まる話ですね。

瓜田 ええ、非常にうれしかったんですよ。ところが、同門の受刑者が来る前日に、その親分はトラブルを起こしたのか、別の工場に移されてしまった。

だから僕、工場のみんなに親分の言葉が伝わってるのかどうか、不安になって。

どうか何事もないように…と祈りながら工場で作業をしてたんですが、その同門の新入りは、登場するやいなや、「なんだこの工場は、チンチクリンばっかだな」とカマシを入れて、いきなりケンカをおっ始めやがった。

次の瞬間、工場にいた全員が、「あれ、瓜田は飛ばないの?」って顔で僕のことを見るんです。親分の言いつけを守って、親分との仁義を守って見て見ぬフリを続けた結果、貼られたレッテルが「芋引き」ですよ。

「あいつは同門が来ても飛ばない」「自分の身が可愛いんだ」と言われ続けました。

――ツライですね。

瓜田 その誤解を解くのが大変でした。刑務所の中は、そんなことばっか。そのたびにもどかしい思いをして、円形脱毛症ができるほど悩んでる僕を見て、中国人が「誤解には和解がある」という手紙をくれたんですよ。

まぁ世の中には、「誤解されたままでいいから和解したくない」という関係もあるにはあるんですけどね(笑)。

――それは、どういう関係でしょう?

瓜田 相手を怒らせてしまい、「誤解を解きたいので僕の話を聞いてください」と言って謝りに行く。

一般の人でも、そういう場面はあると思いますが、そんなとき、「殴られることを覚悟で謝りに行く」とかってよく言うけど、それでも会いに行けるってことは、心のどこかで相手をナメてる証拠とも言えるんです。

どうにか丸め込める、いざとなったら勝てる。そう踏んでるからこそ会いに行けるわけで、相手のことを心の底から恐れてたら、「誤解されたままでいいから、二度と会いたくもないし和解もしたくない」となるのが人間心理ってもんでしょう。

――確かに。

瓜田 僕はずるくて、その心理をわかってるから、現役時代の僕に対し誤解を招くようなマネをした奴のことは、たいてい殺しかけてきました(笑)。この先、ずっと近寄って来れないように。

――相手にそれだけの恐怖を与えた、ということですか。

瓜田 ええ。「SMAP」の話をしてたはずなのに、「PTSD」の話になってしまいましたね(笑)。すいません。

瓜田純士チャンネルFRESH!by AbemaTV(フレッシュ バイ アベマティーヴィー)は現在準備中。放送開始までもうしばらくお待ちください。

※日刊サイゾーでは瓜田純士の最新情報をほぼ月イチペースでお届けしています。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス