「行ってみたい花火大会」「行ってよかった花火大会」共に関東第1位。名実ともに関東を代表する「神奈川新聞花火大会」。

2016年8月24日、来年以降の開催を休止すると発表しました。

Licensed by gettyimages ®

1986年から始まった「神奈川新聞花火大会」。来場者80万人、1万5,000発以上の花火がライトアップされた、みなとみらいの夜空にきらめき多くの人に愛され、多くの人の心を魅了してきました。

いったいなぜ、30年の歴史に終止符が打たれることになったのか?そこには、あまりにも悲しく憤りを感じずにはいられない理由がありました。

主催者からの発表…

Licensed by gettyimages ®

神奈川新聞社は、ウェブサイトで「2016年8月2日に行われた第31回大会をもち、安全上の問題から、これまでのような方式の花火大会を当分の間お休みさせていただきます」と発表。

1986年から始まった花火大会、1995年から舞台をみなとみらい地区に移し開催してきました。31年間の間に日本屈指の花火大会に成長、しかし、問題も浮上していました。安心・安全な運営が難しくなったこと、地区の開発が進み空地の確保が困難になってきたのです。

しかし、休止の理由はこれだけではなく…一部の人達の心ない行為が原因にもなっていました。

残念ながら、一部の観覧者が道路に座りこんだり、立ち入り禁止区域に侵入したりするなど、安全管理上の課題を残してしまいました。主催者として、今回の花火大会の結果を重く受け止め、関係各所からの声を参考に検討した結果、また、今後みなとみらい地区の開発がますます進むことから、今後の開催の可否について判断しました。

出典 http://www.kanaloco.jp

空地の減少に伴い大勢の人達が、ゆっくり花火を観覧する場所の確保が難しくなった、それに伴い、溢れ出た観覧者たちが立ち入り禁止区域に侵入してしまう。警察や消防と連携をとり、「流入抑制」など安全対策を施し実施してみたものの、"もっと良い場所で花火を見たい"、"もっと近くで花火がみたいと"いう気持ちと、少しの間だけという安易な気持ちを持つマナー違反者が続出してしまったのです。

今後、益々進んで行くみなとみらい地区の開発。このままでは安心・安全な運営が難しくなると苦渋の決断を下しました。

Licensed by gettyimages ®

マンションの敷地内に入り注意されてもどこ吹く風、他人の駐車場に無断駐車、植え込みへの乗り越えなどの行為が多くみられ、貼り紙をしていても効果はあまり期待できなかったそうです。

毎年、主催者側は必死に対策を考え実施してきました。しかし、問題はこれだけに留まらず、花火の後には大量のゴミが路上に散乱。これは、神奈川新聞花火大会だけに限らず、イベントの後、各SNSなどにも大量のゴミが路上に放置された投稿が多くみられます。マナー違反者ばかりではないのですが、こういった行為が非常に目立ったことも事実。

Twitter上でも、休止発表には「悲しい」「残念」「寂しい」との声があがっていますが、中には、開発が進むみなとみらい地区での花火大会開催の難しさに理解を示す声も聞こえます。

夏の風物詩でもあり、関東を代表する「神奈川新聞花火大会」が休止になるのは残念でなりません。主催者からの告知を読むと、その無念さが伝わってきて胸が締め付けられるようです。もちろん、マナー違反者だけが原因ではありませんが、多くの問題を残した事は事実ではないでしょうか。神奈川だけでの問題ではなく、全国で開催される多くの花火大会でも同じように問題視されています。個々がルールを守り皆が気持ちよくイベントを楽しめるよう考えたいものです。

雨に降られたこと、雲が低くたれこめたこと、花火が雲の上で咲いてしまったこと、振り返ると語り尽くせない歴史のある神奈川新聞花火大会。大会委員長の並木裕之さんは、期待していただけた皆様の思いを、新たな催しに繋げられるよう、これから検討していきたいと最後に告げています。

苦渋の決断だったことは誰もが感じるところ。全国屈指の花火大会、いつかまた、神奈川の夜空を美しく彩ってくれることを心から願っています。

Thanks for reading to the end.

オススメ記事も合わせてどうぞ♪

この記事を書いたユーザー

パトリシア このユーザーの他の記事を見る

主にスポットライトで書かせて頂いています。
ありがとうございます。
Twitterアカウント開設しました。
よろしくお願い致します。

得意ジャンル
  • 話題
  • 社会問題
  • 動物
  • ライフハック
  • おでかけ
  • グルメ
  • 料理
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス