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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
会陰切開(えいんせっかい)という言葉、出産経験者なら聞いたことがあるかもしれません。これは、安全に赤ちゃんを出産するために大事な処置のひとつですが、経験のない妊婦さんにとっては不安に感じる言葉かもしれませんね。

そこで今回は、出産時の処置として一般的な「会陰切開」について、医師に解説していただきました。

会陰切開って何をするの?

経膣分娩では、赤ちゃんは膣を通って出てきます。赤ちゃんの頭は直径10cmほどあるため、膣の入り口(会陰)がこの大きさまで伸びないと赤ちゃんが出てこられません。

妊娠中のお母さんの体の組織は女性ホルモンの影響でやわらかくなるため、会陰も伸びやすくなっていますが、それでも赤ちゃんの頭が出てくるのに十分でないとき、医師の判断で会陰をはさみで切り、広げるという処置が行われます。これが「会陰切開」です。

通常は局所麻酔をしたうえで、約3cmほど肛門側へ向けて直線状に切開します。

会陰切開の必要性とは?

会陰切開を行わないと赤ちゃんの頭が出てこられないため、分娩に時間がかかってしまい、その間に赤ちゃんが酸素不足になったり心拍数が下がったりするなど、赤ちゃんが危険な状態になってしまう可能性があります。

また、狭い会陰を無理やり通って赤ちゃんが出てこようとする際に、会陰がビリビリと裂けてしまうこと(会陰裂傷)の心配があります。

この会陰裂傷が起こると、傷口がジグザグで広範囲になることがあるため、縫合しにくく傷口から細菌感染しやすいなどの問題が出てきます。

会陰裂傷の予防として行われる会陰切開は、傷口はきれいな直線ですので縫合しやすく、感染のリスクも少ないというメリットがあります。

会陰切開はどのくらいの確率で行われるの?

会陰切開はすべての妊婦さんに行われるわけではありませんが、約7割の出産で行われています。

分娩が進んできて、赤ちゃんの頭が見えてくるころに、会陰裂傷が起こりそうだと医師が判断したうえで行われます。

会陰切開後、その部分はどうなるの?

会陰切開した部分の傷口は、無事に赤ちゃんを出産し終えたら吸収糸または絹糸で縫合され、その後は他の傷と同様に自然に治癒していきます。

シャワー時などに傷口がしみたり、座ったときに痛んだりすることがありますが、通常は3~4日でおさまってきて、1週間もすればほとんど気にならなくなることが多いようです。

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医師からのアドバイス

「会陰切開は痛いのでは?」と心配される妊婦さんも多いかと思いますが、実は陣痛・分娩の真っ最中に行う処置ですので、陣痛・分娩の痛みのほうがはるかに強く、会陰切開の処置を行っても気づかないことがほとんどです。

お母さん、赤ちゃんが無事に出産を乗り切るための処置ですので、安心して受けてくださいね。

(監修:Doctors Me 医師)

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