記事提供:子ある日和

魔の二歳児」という言葉があります。

今年9歳になる息子は、まさに魔の二歳児だと思える時期がありました。

我が家では、息子は6か月の頃からベビースイミングのクラスに通っていました。

0歳の頃には私に抱っこされたまま一緒にプールに入っていた息子でしたが、1歳になると私の手を離れ、足のつかない大人のプールで水にもぐったり浮いたりすることを覚えました。

毎回笑顔で楽しそうにレッスンに参加していたのですが、2歳の誕生日を迎えるころ、自我に目覚め、様々な自己主張を始めました

水中で自由に遊びたがり、2歳になるとコーチの言うことを無視して、一人で好き勝手に水遊びをするようになってしまったのです。

その頃ベビースイミングに通っていた周りの子供たちも、十人十色。プールが嫌でずっと泣いている子もいれば、自由に動き回る子もいます。幼児プールでいつまでも遊ぶ子もいれば、レッスンを嫌がって途中で帰ってしまう子もいました。

コーチや周りのママたちは、どの子の個性も受け入れて、温かく見守ってくれるのですが、自分の子供の事となると過剰に心配してしまうのが母親です。

2歳の子供に団体行動ができないのはむしろ当たり前と頭の中では分かっていても、レッスンの輪の横で、一人水中に潜って遊んでいる我が子を見ると、これがいつまで続くのか不安にかられます。

いつも好き勝手な事ばかりしていてすみません

子供をコントロールできないのは、自分の責任のような気がして、ある日コーチにそう声をかけました。

子供なんてね、親の思う通りには育たないわよ

私より少し年上のママさんコーチだったこともあり、心に響くものがありました。そして、そのコーチともっと親しく話せるようになった頃、

「あの子は、あんなんで本当に良いんでしょうか?」

私がそう切り出すと、

「今はまだ2歳だからそれでも普通ですよ。でも、お母さんが気になるようなら、時々周りが何をしているかを教えてあげて。それだけでも、違うと思うから。」

はっきりとそう言ってくれたのです。その後もそのコーチからは「大丈夫」とか「心配要らない」という言葉で救われたことが何度もあります。

子育て経験者のかけてくれる温かい言葉は、新米ママの心に響きます。

その中でも、自分がどう対応して良いのか分からない時、今私が出来ることを教えてくれたコーチの言葉は、当時の私の心を軽くしてくれて、ベビースイミングに通い続けるエネルギーになりました。

あれから7年の月日がたちました。

同じスイミングスクールに通い続け、団体行動がとれるようになった息子は、ベビーの頃からお世話になっているコーチたちに見守られながら、現在選手コースで頑張っています。

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