記事提供:日刊大衆

SMAPで最年少の39歳、メンバー唯一の30代である香取慎吾。現在、解散報道の渦中にいる彼は、SMAPにとって欠かせない存在だった。なぜなら、ここ数年SMAPのライブ演出を1人で担当していたからだ。

まだ森且行がいた、SMAPが6人編成だった頃、中居正広、香取、草なぎ剛はバラエティ班として『笑っていいとも!』(フジテレビ系)にレギュラー出演していた。

10代だった香取は、寝過ごして遅刻することがあったため、『いいとも!』前日には、中居が自宅に泊めて、トークについてや、アイドル哲学を叩き込んだという。

中居から引継ぎ、香取がSMAPのライブ演出を手がけるようになったのは2008年の『SMAP 2008 super.modern.artistic.performance tour』からだ。

それまでステージ構成をしていた中居が、香取に演出を任せたのには理由があった。香取には客観的に物事を見る目があるため、観客の立場に立ったステージングを考えることができるからだ。

また13年には、ジャニーズ事務所の後輩である山下智久のソロライブツアー『TOMOHISA YAMASHITA TOUR 2013 -A NUDE-』の総合演出も手がけている。

香取と山下は、12年放送のドラマ『MONSTERS』(TBS系)で共演している。ライブでは“間”の大切さを説き、つい焦って動きが早くなってしまう山下に、「山下、まだ全然焦ってる。もっと堂々と楽しんで気持ちよくやれ」とアドバイスしたという。

“間”というのは、香取が舞台を演出するうえで重要視していることだ。コンセプトや曲順、照明、衣装など、細部までこだわり、歌やダンスの精度はもちろん、曲と曲の合間の時間配分までを、緻密に計算している。

それもやはり、自分たちを客観的に見られるからだろう。

香取は、演出時には、とにかくたくさんのアイデアを提案する。たとえば10の意見を通したいときは、100パターンのアイデアを用意する。

そのためのパワーと努力は惜しまなかった。もちろん、人の意見も柔軟に取り入れた。スタッフのプランをそのまま採用したり、困ったときには親友の草なぎに意見を求め、草なぎが香取の意見を代弁して、中居や木村拓哉に伝えることもあったという。

そうした演出の結果、SMAPのコンサートツアーは06年の『Pop Up!SMAP-飛びます!トビだす!とびスマ?TOUR-』から14年『Mr.S“saikou de saikou no CONCERT TOUR”』までの計5回で、100万人以上を動員する記録を達成した。

10年には、日本人史上初のコンサート通算観客動員数1000万人を成就している。

国民的アイドルグループSMAP、そのファイナルライブが観られないのは非常に残念でならない。

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