今月21日、セブ・パシフィック航空では初の記念すべき喜ばしい出来事がありました。ドバイからフィリピンのマニラ空港へ向かう飛行機の中で、赤ちゃんが誕生したのです。

この写真は、出産した女性の近くに座っていた女性が撮影し、Facebookにその感動を綴った時のもの。

こちらの女性は飛行機がドバイを経って4時間後に陣痛が始まりました。予定日は5週間後。予期せぬ陣痛でしたが、幸い機内には2人の看護師が登場しており、また、乗務員の女性二人が看護師としての訓練を受けていたために、4人の協力を得て女性はスムーズに機上で出産に挑むことができました。

空の上で生まれた赤ちゃんは「Heaven」と名付けられた

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地上10972メートルの空の上で生まれた元気な女の赤ちゃんは「Heaven(ヘブン)」と名付けられました。出産した直後、乗務員は赤ちゃんをミネラルウォーターで洗い、母親の女性と赤ちゃんは座席に戻って安静にしていたそうです。飛行機はその後、早産で生まれた赤ちゃんと母親の体調を考慮し、インドに緊急着陸。

他の乗客たちは、緊急着陸しなければならなかったことに対して特に気にしていなかった様子。「だって映画でしか見ることができない光景ですもの。赤ちゃんが無事に産まれたことだし、こんな奇跡に乗り合わせてとっても光栄だわ」と話す乗客もいたそうです。

Facebookにこの出来事を綴ったMissy Berberabe Umandalさんは、「女性の陣痛が始まったら、乗務員はスペースのある場所へ彼女を移動させたの。一度だけ女性の叫び声のようなものが聞えたわ。そしたら数秒後に小さなか弱い泣き声が聞こえて来たの。きっと、乗客全員が『あぁ、産まれたんだな』って思った瞬間よ。すぐに母親の女性が赤ちゃんを連れて座席に戻って来て。その強さに驚いちゃったわ。」

近くに座っていた赤ちゃん連れの家族が…

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出産したばかりの女性は、もちろん赤ちゃんの服などを一切持っていなかったのですが、その女性の近くに赤ちゃん連れの家族が二組いたそうです。一人の赤ちゃんのお母さんがバッグからベビー服を取り出して女性に差し出しました。

セブ・パシフィック航空会社は今回のハッピーな出来事を記念して、赤ちゃんの誕生日プレゼントにとなんと100万マイルをプレゼント。金額にして500万フィリピンペソ(約1000万円)相当となるこのマイルは、国内外の旅に使えるということです。

しかも有効期限が無しということで、航空会社の「赤ちゃんの家族全員で使って頂こう」という思いやりの心が表れているようです。

空の上で生まれた赤ちゃんに対してはいつも「国籍はどうなるの?」ということが話題になりますが、今回は、赤ちゃんの誕生地はインドとなるそうです。でも、パスポートは航空会社がフィリピン所有のものということでフィリピンのパスポートを持つことになるのだそう。

ちなみに、今年の4月にジェスターアジア航空の機内で生まれた男の赤ちゃんは、シンガポール航空の所有している名前を付けられたそう。

お母さんにとっては予期せぬ空の上での出産で大変でしょうが、赤ちゃんが無事に産まれてくれれば、乗客乗務員全員にとって何より記念すべき出来事。ヘブンちゃんも大きくなったら自分の誕生秘話に驚くことでしょう。早産でしたが今後も元気に育ってほしいですね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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