記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
8月17日(水)のホンマでっかTVでは、日常に潜む「マインドコントロール」が特集されておりました。
宗教や、洗脳といったイメージが強い「マインドコントロール」ですが、実はあなたの身の回りにはすでに「マインドコントロール」だらけだったのです。

そこで今回は「身近に潜むマインドコントロール」と題して、精神科医の先生に解説をしていただきました。

「マインドコントロール」とは?

「マインドコントロール」とは、主に他の人の心理状態や情報をコントロールすることによって、特定の目的に誘導したり、特定の意思や態度を持たせる技術です。

悪徳商法であったり、宗教団体が人の弱みにつけこみ信仰心を持たせるなどいった犯罪に利用される場合もある、非常に危険な技術ともいえます。

「マインドコントロール」の方法

思考操作

相手に誰か特定の人を絶対的な存在だと思わせたり、そのグループの考え方などが唯一無二の真理だと思わせること。

感情操作

人間の感情をうまく利用し、何か特定なことをこの上ない喜びだと思わせたり、本来はそうでもないことに対して過剰な自責の念を抱かせるようにすること。

情報操作

仕向けたい方法に都合の悪いメディアからの情報などを対象となる相手に「悪いもの」「間違っている」として自ら遮断させる方法。

行動操作

同じような状況にあるもの同士、常に集団やコンビで行動させるようにして互いの行動をいわばコントロールしあう役割を持たせること。

日常に潜む「マインドコントロール」

たくさん注文してしまうのは、レストランの太った店員のせい

痩せた店員より太った店員が注文を取ったほうがスイーツなどの注文が増えるという調査結果があります。
視覚的においしいものが食べられそう、ダイエットなどのことを忘れられるといったところからくるものでしょうか。

凝った書体で長いメニューの方が、美味しそうに感じる

ラーメン屋さんなどでよく見かける光景ですね。
書体や名前によってこだわりを感じ、高級感も感じるのかもしれません。

並んでいる商品は右が一番売れる

棚に並んでいたときの取りやすさや、左から説明を読んでいき見て比べた結果右をよく感じるということがあるようです。
その人間の習性を生かしたマインドコントロールの一種と言えます。

頼る人がいない」で男性はマインドコントロールされる

これは、保護欲や「自分だけしかいない」というある種の男性特有の独占欲が満たされるからではないでしょうか。

恋愛における「マインドコントロール」

相手より優位に立つ、貢がせる

精神的に相手より優位に立つ、貢がせるなどの行為は、相手がまだ持っていないもの、ひそかに求めているものを提供しているために一種の見返りとして起こっていることかもしれません。
特に根拠はなくとも自信家の相手に、自信のない人は優位に立たれてしまうことが多い、といったこともあります。

DVによる洗脳

また、男性によって女性がDVでマインドコントロールされ、それにより暴力を受けていたとしても「この人しか頼る人がいないから」「暴力を受ける自分が悪い」と洗脳されるケースもあります。
第3者からすれば別れるべき、と促しても、女性が「自分がいないとだめだ」と思いこんでしまい、聞く耳を持たないことが多いです。

マインドコントロールで自分を操作されないために

マインドコントロールの回避方法

■情報をできるだけ偏らずに取り入れるようにする

■特定の人やグループの人とのみ付き合う、といったことを控えること。

■「自分自身」の意見や考え方をしっかり持つことが重要であり、流されない心のタフさが必要


マインドコントロールというと、宗教によるものや、何らかの思想家に心酔する、といったものを思い浮かべがちです。
しかし、実は私たちの身近にも恋人や友人などからのマインドコントロールは存在する場合があります。

自分の今の立場や考え方は、誰かに影響された偏ったものではないか、時々見直してみましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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