記事提供:まだ東京で消耗してるの?

※本記事は2013年10月に公開されたイケダハヤトさんのブログ記事を許可を得て転載したものとなります。

<追記:賛否両論なので書いておきました。→これからの「ブラック企業」の定義の話をしよう

明日は台風ですね。

「10年に1度の台風」なのに出勤?

台風を前にして、各所で「明日は自宅待機にします」という宣言がなされているようです。ぼくが非常勤講師をしている多摩大学も、午前中は休講にするという連絡が入りました。

台風の状況は明日になってみないとわかりませんが、記録的な台風の最中を「出勤」させる会社は間違いなく「ブラック企業」と言えるでしょう

実際問題、大型台風の上陸というのは、「命の危険」すらありえるわけです。命がけで出社するとか、何かの宗教儀式なのでしょうか。毎日会社の祭壇を拝まないと太陽がのぼらないとか。よく理解できません。

命の危険は大袈裟にしても、そもそも通勤電車が止まるでしょうから、会社に行っても仕事にならないと思われます。ぼくもサラリーマン時代、台風のなかを何度か出社しましたが、やっぱり仕事になりませんでした。いい加減、日本人は学習すべきですよね。

「どうしても会社に行かなければならない仕事」もある?

「どうしても会社に行かなければならない仕事」というのも、世の中には存在するのでしょう。が、そうした仕事が存在する企業、そして社会は不健全であることに気付くべきです。

突然の災害など、「どう頑張ったって会社にたどり着けない」状況は、事実として発生します(震災を思い出してください)。「会社に行かなければ、仕事が回らない」としたら、その会社は事業継続にリスクを抱えているということです。社員がオフィスにたどり着けないとしたら、仕事が回らず、売上も下がってしまうということですから。

今、あなたが「どうしても会社に行かなければならない仕事」をしているのなら、自分が働いている会社が、事業継続リスクを背負っていることをよく認識しておきましょう。

さらに広げて、そういう仕事ばかりが溢れている国家は、持続可能性が低いことも抑えておきましょう。企業としても、社会全体としても、「どうしても会社に行かなければならない仕事」なんてものは、減らしていくべきなのです。

明日、どれだけ大きな台風が来ても、きっと多くの人が命の危険を冒してまで「出社」するのでしょう。そして、その大半は仕事にならず帰ってくることになるでしょう。頭では「出社なんて無意味だ」とわかっていても、組織の論理に逆らえない人も多いでしょう。とにかく、自分の命だけは守ってほしいと思います。

もう21世紀ですし、いい加減、「台風が来ようが何だろうが出社する」という前時代的な風習はやめにしませんか。

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