記事提供:favclip

坊主頭の風貌から繰り出される独特のトーンのツッコミ、そして親しみやすいキャラクター。お笑いコンビ「ハライチ」の澤部佑さんといえば、今やテレビ業界に欠かせない芸人さんのひとりです。

今年2016年に30歳を迎え、これから芸人としてタレントとしてさらに活躍していくこと確実な澤部さんですが、最近では「音楽」について様々な形で関わる仕事が増えてきたそう。

バラエティ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「夏フェス芸人」の出演はその代表的なものといえますが、いったい澤部さんはどんな音楽を好み、またどれくらい音楽が好きなのでしょうか?

favclip編集部は、澤部さんを主役に音楽対談を組んでみました。

「最初はレッチリ、その後ポーグスにハマった」

対談相手は、「富士祭電子瓦版」「Festival Life」「Festival Junkie」など、複数の音楽フェスメディアを運営する津田昌太朗さん。澤部さんとはまったく同世代で、普段から親交があるフェス仲間でもあります。

洋楽のロックをこよなく愛し、渋谷タワレコでは「5階に直行」だという澤部さん。さっそく、音楽の“原体験”から聞いてみました。

――[編集部]澤部さんがいちばん最初にハマった洋楽は何だったんですか?

澤部:「それはもう、レッチリですね。レッド・ホット・チリ・ペッパーズですよ。うちはもともと親が音楽好きで、ビートルズとかローリングストーンズがふつうに流れてるような家だったんです」

津田:「いいご家族ですね」

澤部:「で、2002年、『By the Way』のときにレッチリがさいたまスーパーアリーナに来て、そのライブに親が連れてってくれたんです。ベースのフリーがブリーフ一丁で出てきて、“なんだこれ!”って雷が落ちたみたいな衝撃でしたね」

津田:「なるほど、レッチリとM-1が澤部さんの高校時代の青春だったんですね

澤部:「まさにそうなりますねぇ」

津田:「レッチリはみんな通るところですけど、その次はどんなバンドにハマったんですか?」

澤部:「まぁグリーン・デイとか、リンキン・パークとか、リンプ・ビズキットとか聴いていって、レッチリの後にどっぷりハマったといえるのは、ザ・ポーグスでしたね」

津田:「ポーグス! さすがに通好みなところ意識してきますね」

澤部:「いや、そういう意識はしてない(笑)はじめて自分のお金でチケット買ってライブに行ったのが、ポーグスでした。2005年、渋谷AXです。あのアイリッシュパンクでオジさんたちがはしゃいでる感じが、もう大好きでしたね」

洋楽聴いてモテたかった?

――[編集部]澤部さんには、それだけ洋楽ロックにハマっていく動機として、ぶっちゃけ「モテたい」とか「かっこよく見られたい」っていうのはありましたか?

澤部:「いやぁ…まぁ、それはありますよね。“モテたい”は、やっぱありますよ」

津田:「え、“洋楽聴いてモテたい”ってあるんですか?(笑)」

澤部:「うん、やっぱ最初はそこだし、一生どこかで消えないんじゃないですかねぇ。いや、もちろん今は純粋に音楽が好きっていうほうが強いですけど、やっぱ学生時代は…ねぇ?」

――[編集部]ありますよね。今思えば本当にダサいけど、学生時代とか通学カバンに好きなバンドの名前を書いたりノートにバンドステッカー貼ったりして洋楽好きアピールしてましたもんね。

澤部:「うわぁ、ダサいっすねぇ(笑)

津田:「ダサい、それは(笑)」

澤部:「でも、わかります。僕は洋楽への入りが親の影響だったので、実際のところ最初は“モテ”は意識してなかったんですけど、だんだん気づいたんですよね。

“あれ、洋楽聴いてるのって、かっこいいんじゃね?”って。それで、女子にちょっとかっこつけながら『レッチリとか好きなんだよねぇ』って言ってましたもん」

津田:「女子にCD貸したりしたんですか?」

澤部:「いや、そこまではできないんすよ。高校でも完全童貞だったから、そこまでのトーク力はなかったんですよね(笑)」

対談は、2000年代のバンド羅列大会へ…

――[編集部]最初にハマったレッチリとか、今年のサマソニ出演のレディオヘッドとか、澤部さんが学生時代からどっぷり聴いてたバンドがまだ第一線にいるっていうのは、素敵なことですね。

澤部:「そうですねぇ。青春が変わらないっていう感じがして、すごくいいです。せっかく超好きになったバンドがいても、すぐに消えていったりしちゃいますからねぇ」

津田:「マンドゥ・ディアオとかね」

澤部:「ハハハハ(爆笑)マンドゥ・ディアオ! いましたねぇ」

津田:「もう、世代的にどんぴしゃですよね」

澤部:「はい、あのスウェーデン発のね。最初聴いたときは、めちゃくちゃかっこいいな、とんでもないバンドが出て来たぞってなりましたよね」

津田:「あと、リトル・バーリーとか。最近ちょくちょく動きあるんですけどね」

澤部:「リトル・バーリーね、はいはい」

津田:「あと、レイザーライト

澤部:「レイザーライト!

津田:「リバティーンズ

澤部:「リバティーンズ!

津田:「ホワイト・ストライプス

澤部:「ホワイト・ストライプス なんか、ガレージロック・リバイバルの頃のバンドを言うだけの対談になってる(笑)」

津田:「あと、ヴァインズね!」

澤部:「ヴァインズ!(ふたり爆笑) ヴァインズねぇ。ヴァインズはちょっとねぇ…下手ですねぇ(笑)」

津田:「下手ですよね(笑)」

澤部:「演奏とかきたねーんすけど、なんかかっこよくてね。出てきたときは、ニルヴァーナの再来みたいに言われてましたよね」

津田:「はい。おれ、カバンにステッカー貼ってましたもん」

澤部:「うわ、やってるじゃないですか! ダセぇのやってるじゃないですか!(笑)」

津田:「澤部さんはバンドステッカー体験ないんですか?」

澤部:「いや、あの…はじめて一人暮らしした家の冷蔵庫にめちゃめちゃ貼ってました(笑)やっぱやっちゃうんですね、ダサくても」

――[編集部]2000年代中盤くらいにちょっとポップな感じで目立ってたバンドの名前を羅列されてますね(笑)もう終わりですか?

津田:「いや、たぶんそのゲーム永遠にできますよ。しかも、今だから笑いながらできます。アメリカン・ハイファイ

澤部:「アメリカン・ハイファイ!

津田:「フーバスタンク

澤部:「フーバスタンクね! 歌ってたなぁ、カラオケとかでも」

津田:「エヴァネッセンス

澤部:「エヴァネッセンス!(ふたり爆笑)エヴァネッセンスね! 買ってたわぁ。女性ボーカルでねぇ。当時は“おれ聴いてないよ”みたいな顔はしてましたけどね。アークティック・モンキーズとかも。おれはもうひとつ上いってるぞ、みたいな。でも、結局耐えられなくなってすぐ聴くんすよね。で、めちゃくちゃかっけぇじゃんってなってました」

津田:「なんか、こういう10年くらい前のムーブメントを忘れちゃってる感じ、ありますよね。シュガーカルトとか、グッド・シャーロットとか」

「グラストンベリーに行きたい」

――[編集部]澤部さんは、最近は家でどんな風に音楽を聴いてるんですか?

澤部:「子供生まれてからは、前みたいに昼間からガンガン聴くということはしなくなりましたね。夜、家族が寝てから、こっそり聴いてます」

津田:「まるでAVじゃないですか(笑)」

澤部:「ほんとそうですね。夜、お酒飲んでNBAのトレーディングカードのファイル見ながら、ロック聴いてますよ」

津田:「かっこいい」

澤部:「かっこいいですよねぇ(笑)やっぱ、まだまだありますね、洋楽聴いてモテたい精神(笑)モテというか、ナルシストな感じですけど」

――[編集部]では、澤部さんは、今後こんな人のライブを見てみたいっていうのはありますか?

澤部:「うーん、ライブっていうか、やっぱり海外フェスに行ってみたいですねぇ」

津田:「そう、一緒に行こうって目標立ててるんですよね。グラストンベリーに」(※グラストンベリー・フェスティバル …イングランド・ピルトンで1970年から行われている大規模野外ロック・フェスティバル)

澤部:「行きたいですねぇ、グラストンベリー」

津田:「僕は、グラストンベリーに行って、ローリングストーンズを見て、前の会社を辞めること決めましたから。特に理由はないけど、辞めようって」

澤部:「それ、すごいですよね」

津田:「だから、澤部さんも芸人辞めるって言い出すかもしれないですよ」

澤部:「そっかー、じゃあ岩井も連れて行かなきゃな!」

アラサー同士の音楽対談。「メジャーもマイナーも気にせず話してください」とお願いしたところ、本当に世代や趣味嗜好の限られる内容になってしまったことは否めませんが、

現在20代後半から40代前半までのロック好きなみなさんにとっては、つい参加したくなってしまう内容になったのではないでしょうか?

レッチリとM-1が青春だったという澤部さんですが、いまもロックとお笑いに青春しながら日々過ごしているのかもしれません。

ちなみに、澤部さんの最近のお気に入りのバンドは、今年のサマーソニックに出演する「バッドバッドノットグッド」とのことでした。

**※ハライチ・イベント情報「ワタナベエンターテインメントライブ お笑いネタ祭り2016 ~WEL FES~」**

日程:2016年9月4日(日)
【昼】開演14:00出演:ネプチューン/ロッチ/アンガールズ/ハライチ/クマムシ/サンシャイン池崎/笑撃戦隊 他

【夜】開演18:00出演:ネプチューン/ロッチ/アンガールズ/ハライチ/あばれる君/厚切りジェイソン/サンシャイン池崎/笑撃戦隊 他

会場:東京・草月ホール※開場は開演の30分前となります。

<チケット情報>料金:前売4000円 当日4200円(全席指定・税込)

※対談者紹介:津田昌太朗

兵庫県出身。慶応義塾大学卒業後、博報堂に入社。

2013年に独立し、Charlotte inc.を設立。音楽ビジネスを中心としたコンサルティング、アーティストマネジメント、「富士祭電子瓦版」「Festival Life」「Festival Junkie」など複数のメディア運営を手がけている。

2016年には、「Festival Junkie」の活動により、英国アンバサダーアワードを受賞。

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