記事提供:CIRCL

現在、人気の性格診断には血液型や星座などを用いた簡単なものから、統計学を基にして多くの質問への回答から導く複雑な性格診断まで、実にさまざまなものがある。

心理学者、ユングの心理学的類型論を基に、アメリカのブリックスとマイヤーズが研究開発した自己理解メソッドといわれるブリックスマイヤーズタイプ指標(MBTI)は、中でも権威あるものとして企業などで利用されている。

このMBTIで示された性格を基に、得られる収入を想定したチャートが発表されているのでご紹介しよう。

基になるのはユングのタイプ理論に基づいたMBTI

人の性格を口で表すとき、「論理的」や「感情的」といった「~的」という言い方をする。ユングのタイプ理論がこれで、他に「外向的」「内向的」という言葉もユングの発明だそうだ。

 MBTIでは、内向(Introverted)と外向(Extroverted)、感覚(Sensing)と直観(INtuitive)、思考(Thinking)と感情(Feeling)に、判断的態度(Judging)と知覚的態度(Perceiving)を加えた4つの指標(以下英語の頭文字で表示)からなる16タイプで性格を分類化している。

90ほどの質問に答えてあなたの性格タイプを診断

90ほどの質問項目に対し、自分はどちらのタイプかを考えて答えを選んでいくのだが、例えば、EとIに関する質問で、Eには「悩み事は誰かに相談する」に対しIでは「悩み事は一人で解決する」という回答がある。

こうしていくつかの質問に答えていき、選んだ回答の一つでも多い方が自分のタイプとなる。4グループすべて回答して出た自分のタイプにより、ESTJ、ESTP、ISTJ、INTPといった組み合わせが16通りできあがる。

組み合わせをどう解釈できるかというと、例えば、INTJであったら、戦略的な思考をし、物事に対し計画を立てるタイプ。

ENTPと出たら、好奇心旺盛な思考家。ENFJはカリスマ性があるリーダータイプ。ESTJでは物事や人を管理する能力にたける管理者、などとなっている。

リーダーシップを発揮するタイプが高収入を得る

Career Assessment Siteは、このMBTIに基づき、タイプ組み合わせ別の収入に関するインフォグラフィックを作成した。

これによると、最も推定平均年収の最も高いタイプは、「指揮官タイプ」のENTJ(外向、直観、思考、判断的態度型)で約83,000ドル。

このタイプは、データを効率的に読み込め、短期でも長期でも計画を立てるのがうまい。問題に対するパターンや画期的な解決策を見つけることができるのだという。

リーダーシップを発揮する的確な機会を作ることができるため、高給が得られるポジションもそれほど苦労なく手に入れられる。

内向的で主観的な分析に頼る傾向のある人は低収入

反対に推定平均年収が最も低いのはINFP(内向、直観、感情、知覚的判断型)の約60,000ドルだった。INFPは、外的なつながりやネットワーク構築力が弱く、さらに高給の仕事をどん欲に探し、つかめる機会をものにできないタイプ。

主観的な分析や判断に頼る傾向があり、他者とのハーモニーが苦手。このINFPは音楽、アート、創作に向いているが、残念ながら、高収入を得る有名アーティストになれるのは一握り。

東京大学が性格と所得の関連を調査

日本でも性格と所得の関連を調べた研究がある。東京大学社会科学研究所の研究チームは29~49歳の約4,500人を対象に、中学時代の行動についてアンケート調査を行った。

質問項目は、勤勉性、まじめ、忍耐力に関する内容で、4段階の自己評価をしてもらった。さらに、回答者約3,500人の平均年収を調べ、性格との関連性を調べた。

これによると、4段階評価で最高となったグループは最低グループに比べ、所得が大きく上回っているという。「勤勉性」で見ると、最高評価グループは最低グループより65万円、「まじめさ」では73万円、「忍耐力」では75万円多かったそうだ(※1)。

さてこのテスト、受講料はというと、1回16,000円とかなり高額だが(※2)、もし客観的に自分を見つめ直したい、今の自分とは違う自分になりたい、など、強い希望を持つ方には良いのかもしれない。

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