飼い主も飼い犬と同じように年をとり面倒がみれなくなったり、病気になったペットの医療費の負担が難しくなったり、24時間介護が必要な動物はもう要らないと手放したり・・・さまざまな理由で捨てられた年老いた動物たちが、毎日保健所やシェルターに保護されています。

アメリカ、メリーランド州Gaithersburgに在るHouse with a Heart は、老犬や老猫が、最後の時を穏やかに愛に囲まれて過ごす場所です。

人間でいうと、老人ホームのような場所。お金を払って入居させる”老犬ホーム”は日本にも存在しますが、この場所は、そんなホームとは1つだけ大きな違いがあります。

それは、ここにいる動物たちが全部レスキューされたり、保護されたりしてやって来た身寄りのない動物たちだと言うことです。ほとんどの動物たちが、メディカルケアを必要としているということも忘れてはいけません。

動物の世話にかかる費用や医療費は、寄付と昼間に提供しているショートステイ(昼間だけ犬を預かるデイケアのようなもの)の支払いで賄われています。

ホームの朝は慌ただしくスタートします。

House of a Heartのディレクターで、自宅を提供しているSher Polvinaleさんは毎朝6時に起きて、約20匹の動物の朝ごはんを用意します。

出典 https://www.youtube.com

この世で残った限られた時間。動物たちを、たくさんの愛情に包まれて過ごさせてあげたい。

Sherさんは、動物たちのケアに人生を捧げています。1年間に、彼女が動物たちと暮らす家から離れることは、殆どありません。ディナーに出掛けることも、バケーションを取ることもありません。すべては老いた動物たちに最善の環境で穏やかに暮らしてもらうこと、それが彼女の生きがいと感じているのでしょう。

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歩くことができなくなった犬が2匹います。どちらも車輪を装着して、元気に走り回っていました。

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排泄がうまくできず、おむつを履かないといけない老犬もいます。

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呼吸器に疾患があり、吸入器を使う必要がある犬もいます。

中には手術をし、その後感染症を併発してしまい、医療費の総計額が8000ドルもかかった犬がいます。

それでも、Sherさんをはじめ、ボランティアで活動するスタッフは、どんな犬も見捨てることは決してありません。

すべての犬は虹の橋を渡り 天国へ!

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壁に飾られたたくさんの写真は、ここで亡くなったワンちゃんたちのもの。どの犬ともそれぞれ特別な思い出があるそうです。

どの子も、絶対に忘れない!

動画にも登場していたSugarちゃん 悲しい知らせ

出典 https://housewithaheart.com

動画にも出てくる小さくて愛くるしい顔をしたSugarちゃん。2016年2月26日に天国に旅立ったとブログで報告されていました。

最後まで愛されて旅立ったSugarちゃん、今頃きっと天国で走り回っていることでしょう。

出典 YouTube

アメリカ全土、そして日本でもボランティアベースの老犬ホームがたくさん開かれることを願います。

人を愛するために、人を喜ばせるために、人と一緒に過ごすために、人を幸せにするために一生をささげてくれた動物たちの最後の瞬間が幸せだったと思えるように。天国に旅立つまで、いっぱいの愛情を注いであげたいものです。

どんなに愛するペットでも、高額な医療費や介護のことを考えると、最後まで看取ることは安易なことではありません。だから、このようにボラティアで動物たちをケアしてくださる方々に、尊敬という言葉では尽くせないほど、心から感謝の気持ちでいっぱいになります。

スティーブ・グレイグ(Steve Greig)さんのライフワーク

インスタグラムにたくさんの動物写真を投稿している、スティーブさん。アメリカ、コロラド州在住の50歳の男性です。彼もまた老いた動物を引き取り世話をしています。

Madeline, Edna, Loretta, Josh, Phyllis, Englebert, Eeyore, Waylon, and Enoch
みんなおじいちゃん、おばあちゃん!

Bikiniという名前の豚ちゃんもいます。
これから牧場へレッツゴー!車の中、かなり混み合っています(笑)

スティーブさん。
中国の犬肉祭について語っています。

そもそも老犬を引き取ろうと思うようになったのは、愛犬でミニチュアピンチャーのWolfgangを亡くして悲しんでいる時のことでした。ある日ふとシェルターを訪ね、そこで老犬に出会いました。どんな犬も愛情を受ける権利がある、、、そう感じたスティーブさんは、自分ができる限り年老いた動物たちを保護し、ケアしてあげようと決めたのです。

整列!

9匹の犬、1頭の豚、あひる、猫2匹。
ルームメートとお手伝いさんの力を借りて、こんなにもたくさんの老いた動物たちの世話をしているそうです。

私の使命は老いた動物のケアをすること!

すばらしい機会をもらえたことに感謝したい!

出典 http://www.huffingtonpost.com

年老いた動物たちが最後に幸せだったと思える場所。そんな場所=家を提供してあげているスティーブさん、本当に素晴らしいと思います。

子犬は本当にかわいいです。子犬の可愛さに犬を飼う人は多いと思います。でも、犬はあっという間に成犬になってしまいます。そして成犬は、あっという間に老犬になってしまいます。6年、10年、15年と体の大きさによって異なります。でも、それは確実に人が老いるより、ずっと早いスピードでやって来ます。

だからこそ、最後の短い何年かを幸せに過ごさせてあげたい。最後の一瞬まで、愛する動物家族たちを看取って欲しいと切に願います。そうすれば、老犬ホームなんていらなくなるのですから!

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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