毎日学校に楽しく通っているだろうと信じて疑わなかった母親が、実は娘が一人でランチを毎日食べていることを知り、その理由を問い正したところ「食べ物アレルギーがあるから」という答えが返って来ました。

ミアちゃんは「セリアック病」を抱えている

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5歳になるミアちゃんは消化器系疾患の「セリアック病」を抱えています。最近、市場に出回っている「グルテンフリー」の食品は、主にセリアック病を抱える人と深い関係があります。

グルテンは、小麦、オオムギ、ライムギ、ライ小麦から作られる食品に含まれるタンパク質です。また、その他の穀物を取り扱う工場で加工されたオートムギにもみられる場合があります。また、グルテンは薬剤やビタミン剤、口紅に含まれている場合があります。

セリアック病を患っている場合、グルテンに対する免疫反応として毒素が放出されます。放出された毒素は腸絨毛と呼ばれる小腸にある指状の突起に損傷を与えます。腸絨毛への損傷は、身体の栄養素を吸収する能力を低めます。これは、栄養不良に繋がります。

セリアック病の治療とは、食生活からグルテンを全て取り除くことです。食生活からグルテンを取り除くということは、多くのパン製品、ケーキ、クッキー、ビールなどは避け、また、アイスクリームにも安定剤として含まれている可能性があるため、食べるのを避けましょう。

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セリアック病は、遺伝性疾患と言われています。「家族にセリアック病を患っている人がある場合、22分の1の可能性でセリアック病を患う可能性がある」ということでアメリカでは100人~150人に1人がセリアック病を患う可能性があるとされ、欧州全体では約1,000万人ほどの患者数だと推測されています。

日本では、統計的には10人~15人に1人は過敏症や不耐症の人がいるとされており、その10%がセリアック病を抱えているとも言われているので、決して少ない比率ではありません。

セリアック病は患者に個人差がある

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どんな疾患にも言えることですが、セリアック病にも個人差があります。ミアちゃんの場合は軽度ということで、万が一誤ってグルテンを含む食品を口にしてしまったとしても、喉が腫れたり呼吸困難に陥ったりすることはないそうです。

グルテンフリーの食事を与えてはいるものの…

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セリアック病だけでなく、その他の食物アレルギーを持つ子供は何かと学校で孤独になりがちで、周囲からも孤立してしまうケースが多いと海外サイト「news.nationalpost」でも述べています。

つまりは、学校側が食物アレルギーの子供が誤ってアレルギー反応が出るものを口にしてはいけないという配慮から、ランチの時間に他の子供達とは隔離して食べさせることがあるからです。そしてミアちゃんもその例外ではありませんでした。

食べ物によっては、そのアレルギー反応がアナフィラキシーショックを起こし、命の危機となる場合もあります。例えば重度のナッツアレルギー症状を持つ子供は、ナッツが部屋にあるだけでその匂いでアレルギー反応が出るほど。

学校など団体生活の場では、ナッツアレルギーの子供に「さっき、ナッツを触ったから私に近寄らないで!」と言うなど、他の生徒が気を使ってアレルギー症状を持つ子供から離れていくということで、逆にアレルギー症状を持つ子供たちに孤独な環境を作りやすいのではと懸念されています。

ミアちゃんの学校側は…

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学校側としては、ミアちゃんを孤立させるという意向はなく、あくまでもミアちゃんに万が一のことが起こると大変だということで、他の子供達とは別に離れたテーブルで一人で食べさせているのだと説明。

この待遇に母親のブランディさんは抗議

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「娘が『ランチを一人で食べている』って言うからびっくりしました。理由を聞いたら隔離されているみたいで。うちの娘は重度の食物アレルギーではないから、あまりにも不必要に隔離してしまうと、娘の性格が内向的になってしまったりと色々影響が出るのではと思います」とミアちゃんの母親のブランディさんは、学校側を批判。

家での日常生活にも支障が出ている

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ブランディさんによると、学校側がランチタイムに隔離することを強制的にしていることで、日常生活にも影響が出ていると言います。

「最近、ミアは家族そろって夕飯を食べようとしないです。一人で黙々と自分の分を食べているといった感じです。幼いので、まだはっきりと理解はしていないのでしょうが、学校がそうした対応を強制していると、娘はそれが当たり前でそうしなければならない、と反応してしまうのではないでしょうか。」

あなたは、どう思う?

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もし、あなたが食物アレルギー、もしくはお子さんがそうであった場合は、よりブランディさんの気持ちも理解できるのではないでしょうか。あなたは、ミアちゃんの学校側の「事故を未然に防ぐ」という考慮は行き過ぎだと感じますか?

食物アレルギーは個人差も種類も異なるために、その対応は正直、難しいのではと思います。ブランディさんは「アレルギー症状を持つ子供たちを考慮してくれるのは大変有難い。でも、幼い子供に「隔離」という大きな決断を下す前に、個々の症状に対しての適切な認識と判断が必要なのではないか」と訴えています。あなたは、どう思いますか?

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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