記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
8月も中盤に差し掛かってきて、徐々に夏の終わりが見えてきたような気がしますが、まだまだ暑い時期が続きますね。
海水浴を楽しむかたも多いかと思いますが、海で気をつけていただきたいのが「クラゲ」です。

種類によっては死に至る可能性もある「クラゲの毒」。刺された時の対処法や、心構えを医師に解説していただきました。

くらげに刺されるとどうなりますか

クラゲの触手には刺胞と呼ばれるものがあり、ここから毒針が出てきます。
これは本来、クラゲが餌を食べたり自分を守るためのものですが、われわれが触ると反応を起こし赤くなったり、腫れてしまったりし、強い痛みが出る場合もあります。

くらげに刺されたときの応急処置

クラゲに刺されたら、水から上がって安全な場所に移動し、まずすべきことはどの種類のクラゲに刺されたのか、はっきりさせること。
それから刺されたところに触手がついていたら、水道水などでなく必ず「海水」で洗って取り除き、しっかり氷や冷たい水で冷やしましょう。

この触手を取り除くときは、ゴム手などを使い素手で扱わないでください。そのうえですぐに医療機関を受診しましょう。

危険な日本の3匹のクラゲ

・ハブクラゲ
ハブという名前でわかるように非常に強い毒をもち、刺されるとものすごい痛みを感じます。
その痛みでショックを起こしたり、泳ぐことが出来ずにおぼれてしまって、死んでしまうこともあるという恐ろしいクラゲです。


・アンドンクラゲ

別名電気クラゲとも呼ばれ、刺されたらビリッとしたショックを受け、ミミズばれになってしまいます。痛みも強く出ます。透明で見えないので特に注意が必要です。


・カツオノエボシ

刺されるとものすごい衝撃と痛みが現れます。アレルギーを起こして吐いたり、頭痛がしたり、アナフィラキシーショックを起こすこともあります。
刺された場所は水ぶくれになって感染を起こしたりします。青いクラゲで、比較的珍しいものです。

くらげに刺されないために

クラゲに刺されにくくする方法として挙げられるものは、まず、海水浴に行く時期を選ぶ、というものがあります。
1つの目安としては、アンドンクラゲなどはお盆が終わった後に成体になるのでお盆前に海水浴は済ませておく、といったことがあります。

それでもお盆後に海に行きたい、という方は、ウエットスーツなどで肌を覆って、刺される可能性のある部分を減らしておく、ということも有効です。ウエットスーツなどがなければ、Tシャツなどでもよいでしょう。

また、クラゲ除けの専用ローションも販売されていますのでこういったものを使用してみるのもよいでしょう。クラゲのハリが届かないくらい、ワセリンを厚く肌に塗るという方法もありますよ。

それから、朝7時くらいまでの早朝もクラゲに刺されにくいといわれています。

≪クラゲに刺されたことが下人で、アナフィラキシーを発症する人も…≫
海に行く前に【アナフィラキシー危険度】をチェックしておこう!

医師からのアドバイス

クラゲの毒は、蛇などに比べてそれほど強い、というイメージはありませんが種類や状況によっては命を落とすこともある油断できないものです。

まず刺されたら、ショックでおぼれたりしないように、陸の安全なところに移動すること、あるいは自分以外の人であれば移動させることが大切です。

(監修:Doctors Me 医師)

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