知られざるママの実態や本音を紹介するコーナー「ママのホント。」

「母は強し」
というけれど、育児をこなすのはとっても大変なこと。どんなママでも、時にはすべてを投げ出したくなることだってあるに違いありません。しかし世の中には、「母親は家で子どもの面倒を見てるだけでしょう?」なんて心ないことを言う人がいるのも事実。

そこで今回は、そんなママたちの日々の努力を一人でも多くの人に知ってもらうために、実は世の中のママが大変だと感じていること”を紹介したいと思います。

【その1】ベビーカーでの地下鉄の乗り換え

子どもと一緒に出かけるとなると、ママはどうしても荷物が多くなってしまいがち。最近では、エレベーターが設置されている駅が増えているとはいえ、ベビーカーで出かけるママにとって、電車の乗り換えは大きな試練です。

特に困るのが、地下鉄から地下鉄へ乗り換える際の通路に、エレベーターもエスカレーターもないとき。ひとりでベビーカーを持ち上げて階段を上り降りするのは力仕事であるだけでなく、一歩間違えれば大きな危険もあるため、ママにとっては地下鉄の乗り換えはある意味命がけだといえるでしょう。

【その2】2人以上の子どもの食事の作り分け

乳児と幼児といった、少しだけ年齢差がある子どもが2人以上いる場合、ママは食事作りの際、子どもの食事を2種類作り分けなくてはいけないという大変さがあります。まず乳児に対しては、普段の料理とは異なる離乳食用の調理が必要になりますし、また幼児に対しては、その時々で食事のしつけをしながら、好みのメニューを考えて調理する必要があります。

さらには並行で次の日のお弁当のメニューを考えつつ、家族が食べる献立も考えなければいけないことを考えると、食事の作り分けがいかに大変なことが分かります。

【その3】おっぱいをうまく吸ってもらえない

このようにママにとって大変なことはたくさんあります。「NPO法人ママの働き方応援隊『Mamahata』」にて“赤ちゃん先生プロジェクト”を展開中の中野利絵さんが語るのは、多くのママを悩ませるおっぱいに関すること。

「まず1人目が生まれて、育児の大変さを痛感したことといえば、お乳をうまく吸ってもらえなかったことです。私のおっぱいの形と子どもの舌の形の両方に原因があったんですが、「舌小帯」という、舌の裏側についているヒダが生まれつき短く、ヒダをカットする手術なしには母乳を吸うことが難しかったんです。

そんなケースがあること自体初耳でしたが、とにかく状況を改善するために手術することと同時に、おっぱいマッサージの教室にも足を運び、赤ちゃんにスムースにおっぱいを吸ってもらえるよう努力を続けました」

出典Spotlgiht編集部調査

赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらえないと、母乳が溜まってしまい乳腺炎になることも…。多くのママは授乳中、頭を悩ませています。

【その4】雨の日の幼稚園への送迎

ママにとってその日の天候は、育児の大変さを左右する重要な要素。なぜなら、わんぱくな子どもと一緒に雨の日に外出することは、ママの苦労を倍増させるからです。

幼稚園への送迎だけでも一苦労。子どもが複数人いる場合、傘をさしたりカッパを着せ、またベビーカーを押しながら、子どもが雨に濡れないよう、そして周囲に迷惑をかけないようにママはたくさんの気を遣います

子どもを連れて買い物行く時は、重い荷物も持たなければいけないので、家に帰った時にはぐったり…なんてことも。

【その5】イベントごとに子どもを連れて行かないといけない

幼稚園の行事や友人の結婚式など、イベントごとに誘われた時も、ママは手放しで喜べない時があります。子どもが複数人いる場合、まだ落ち着きのない小さな子どもを連れてイベントに参加しなければいけないのはとても大変。

普段の外出でも、子どもの面倒を見るのに大変な思いをする時があるというのに、大切なイベントごとで子どもがぐずり出したり、泣き止まなかったりすると、それだけのママの心は疲弊してしまいます。このように、ママがイベントに参加する時、うれしい反面、複雑な心持ちであることも周囲は理解してあげたいですね。

また、同様に病院通いも大変です。旦那さんが出勤している時は、具合が悪いのは1人であっても子どもたち全員を抱えて待合室で長時間過ごさなければいけません。

【その6】頑張っても、達成感を感じづらい

2人のお子さんのママであり、人気ブロガーのLICOさんはブログにこのように綴っていました。

休む暇がないこと、それ自体が大変なんじゃない。

自分という人間の「~がしたい」という自然な欲求をことごとく途中で遮られ、封じ込められたような、そんな閉塞感。

ちゃんと最後までやり遂げた!という達成感を得られにくい毎日。

そして、この「自分のやり遂げたい気持ちをことごとく他者に邪魔される」というストレスを経験したことのないパパになかなか気持ちを分かってもらえず、やりたいこと(夢とかそんな大げさなことじゃなく日常の行動のこと)を自分の赴くままに叶えていく世間の人たちが羨ましく感じられたりして、なんだかものすごく1人取り残されたような孤独をママたちは感じたりするのだと思うのです。

出典 http://ameblo.jp

自分の仕事や趣味であれば、頑張った分だけ達成感を得られるでしょう。しかし子育ての場合、その頑張りが達成感や周囲からの評価につながりづらいと感じるママも多いと思います。仕事をバリバリこなしてきたママ、趣味を充実させてきたママこそ、子育てに対して大変さを感じやすくなるのではないでしょうか。

ママには“代わりがいない”

いかがでしたでしょうか?母親業は、このように他人には理解しづらいさまざまな大変さがあり、また“代わりがいない”からこそ、精神的にも肉体的にも休まるところがないものです。

しかし、周りの人の理解とサポートがあればその負担はかなり軽減されます。もしみなさんが困っているママを見かけたら、この記事を思い出してやさしく声をかけてあげてみてください。

(ライター/松本玲子)

【取材協力】NPO法人ママの働き方応援隊『Mamahata』
https://www.mamahata.net

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