日本の食卓に欠かせない「漬物」。メイン料理の中にあって、渋い存在感を発揮している、いぶし銀な一品です。ご飯とみそ汁、漬物があればおかずは何もいらない、という人もいるかもしれません。

全国各地にその土地ならではの漬物があるので、お盆の帰省時などにお土産屋で買って帰ることもあるのではないでしょうか。

ただ、漬物はつい余ってしまいがち…

ですが、家にある漬物は意外とすぐに飽きて食べなくなってしまうことも。なかなか減らない漬物はやがて風味も落ちてしまい、せっかく買ったのに泣く泣く捨てることに…なんて経験、皆さんもあることでしょう。実は、そんな方にうってつけなご当地グルメがあることをご存知ですか?

その名も「漬物ステーキ」です。

漬物ステーキってどんな料理?

「漬物」と「ステーキ」?どう考えても相性が良くない食べ物のように思うかもしれませんが、実際に「漬物ステーキ」は日本の内陸・岐阜県で人気のある家庭料理なんです。一体どんなものなのか、Twitterをのぞいてみると…

むむ…どうやら漬物が鉄板に乗せられて、焼かれているようです。漬物をステーキにしたから、漬物ステーキとはまさに直球な料理。

また、こんな意見もありました。

そんなに卵を使っているんですね…。確かに、よく見ると、鉄板に乗った漬物が卵で閉じられているようです。

Twitterを見ただけでもこれだけ愛されていることがわかるこの「漬物ステーキ」ですが、どうして岐阜県でよく食べられているのでしょうか?

誕生した背景には岐阜の厳しい気候が

漬け物ステーキの発祥である飛騨地方は、寒暖の差が激しく美しい水に恵まれている、おいしい白菜の産地です。冬を迎えるころになると、多くの家庭で白菜を大量に漬けて、厳しい冬に備えます。漬物ステーキは、樽の中で凍ったり冷たくなった漬け物を少しでも温かくして食べるために、囲炉裏やフライパンで焼いて食べたことが始まりだといわれています。

乳酸発酵で熟成した白菜漬けは、熱調理し直すことで、栄養価が一層高められておいしく食べやすくなるとか。最初に漬物ステーキを考えた人は、大量に作った漬物にだんだん飽きてきたある日、なんとなくフライパンで焼いてみた…といった思いつきで作ったのかもしれませんね(笑)。

そんな漬物ステーキ、今や地元では定番の家庭のおかずとして居酒屋のメニューとしても根付いており、「漬けステ」の愛称で親しまれています。

近年では「漬物ステーキ定食」として、ランチタイムのメニューに加えている飲食店もあるようです。ご飯にみそ汁、漬物ステーキ、さらにまた漬物。漬物がダブっていますが、漬物ステと漬物は別の食べ物ということなのでしょう。漬けステは、白菜の漬け物を炒めて、卵とじにしたものが多いようですが、作る人によって味わいも違う、まさに郷土の家庭料理です。

カンタンでおいしい!漬物ステーキを作ってみよう

いずれにせよ、たくさんある漬物に困ったときには心強いメニューなことは間違いないはず。そこで、実際にどんな方法で作れば良いのか調べてみたところ、あの「焼肉のたれ」でおなじみのエバラのホームページでレシピを公開しているではありませんか!

1. まずは手始めに「白菜の浅漬け」を作っておきましょう。ざく切りにした白菜(1/6株 約200g)を「浅漬けの素」で約30分漬けてから、水分を切っておきます。

2. フライパンに油を熱し、水気をよくしぼった白菜の浅漬けを炒め、油がなじんだら、しょうゆを加えて風味づけします。

3. 溶き卵を回し入れて半熟になったら火を止めて、出来上がり。

4. お好みでかつお節や七味唐辛子をふっていただきます。

出典 http://www.ebarafoods.com

う~ん、実においしそう。カンタンに作れるため、自宅でも気軽に漬物ステーキに挑戦できそうですね。

お酒にもご飯にも合う万能メニュー

実際に自分で作ってみた人からは「美味しい」と絶賛のコメントばかり。ビールにもピッタリで、まさにこの暑い時期に食べるべきメニューなんです。

気になったら今すぐ作ってみよう!

お酒にも合う、ご飯にも合う最高の「漬けステ」。みなさんも今すぐ冷蔵庫を開いて、もし残っている漬物があれば作ってみましょう。いままで食べたことのない、新しい味覚と出逢えるかもしれません。

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