その前に【絶望名人】をご存知ですか?

昨年の夏に書いた「ここまでネガティブだと気持ちイイ♬絶望名人カフカ 平松昭子巨匠の漫画で読む人生論が面白すぎる!」という記事。沢山の方に読んでいただきありがとうございました。
【絶望名人】という言葉がとても新鮮でしたよね。そう【絶望名人】とは誰よりも落ち込み、誰よりも弱音をはいた、20世紀最大の文豪カフカのことなのです。

「絶望名人カフカの人生論」が【新潮文庫の100冊】に選ばれました!

最初にご紹介した漫画の基となったのがこちら。出版してから今までに届いたファンレターやファンメールは相当数。(しかも年齢層は12歳~89歳まで!)本を読むのが苦手な方でも「初めて本を読み切った」と老若男女に好評の名作なのでご家族でどうぞ。
「夏休みの読書感想文(宿題)まだ書いてない・・・」と絶望(?)しているお子様にもぜひ教えてあげてくださいね。

”日本の絶望名人”頭木弘樹さん

出典撮影者 八雲いつか

そんなカフカの知られざる姿を編訳し、日本にブームを巻き起こした文学紹介者 頭木弘樹さん待望の新作書下ろしが【絶望読書】。ありそうでなかった「倒れたままでいたい」ときに読む本が、いま新聞や雑誌、ラジオはもちろんan-anにまで取り上げられるほど大ブームの兆しなのです。

頭木さんは20歳大学生の時に突然、難病になり、医師から「一生治らない病気です」と宣告されました。その後13年もの長い間、長期入院や療養を余儀なくされます。

あちこちの書店で【絶望読書フェア】開催

自分自身の十三年間の絶望体験をもとに、「絶望の期間」の過ごし方について書いてみました。絶望の最中にある人や、絶望している人にどう接したらいいか悩んでおられる方などの少しでもご参考になれば幸いです。(頭木弘樹さん)

出典 http://ameblo.jp

本屋さんが自主的に【絶望読書フェア】やイベントをしてくれるのは、書店員さんにもファンが多いから。 【絶望読書】は立ち直り方や自己啓発の本ではなく、かといって絶望を推奨している本でもなく、「絶望したときにどのようにして本を支えにしたらよいか」「どんな本が良いか」そして「絶望に関する名言」なども沢山紹介してくれる貴重なガイドブックでもあるのです。

「前向きな本を読めば読むほど、気持ちが沈む・・・」

出典sxc

「昨日と同じ今日がやってこなかった日」と著書にもあるように・・・突然、闘病生活を強いられ未来の展望も失い、絶望に陥る頭木さん。お見舞いにもらう”明るく前向きな本”を読めば読むほど「励ましの言葉の光さえ届かない、どん底の闇まで落ちてしまった」ような「かえって後ろ向きな気持ち」になったそうです。

何度かお逢いしましたが、頭木さんはユーモアたっぷりで明るく(森本レオさんのような穏やかな癒し声も心地よく)深みがあるとても魅力的な方。それは頭木さんが試行錯誤しながら上手に「絶望の荒野」を歩き、人生脚本を書き換えてこられた【真の絶望名人】だからと、本書を読んでわかりました。

「悲しいときには、悲しい曲を。絶望したときには、絶望読書を。」

出典エンドライター

確かにそうですよね。悲しい時に無理やり明るい歌を聞いても、気持ちが晴れません。それと同じように、絶望したときには、その気持ちにぴったりくるような音楽や物語との出逢いが救いとなります。それは焦らずゆっくり立ち直れるまで、心にそっと寄り添って支えてくれる味方なのです。

ギリシャの哲学者アリストテレスは「そのときの気分と同じ音楽を聴くことが心を癒すという説をとなえています。つまり、悲しいときには、悲しい音楽を聴くほうがいいというのです。 (中略)心が癒されて、立ち直りの段階に入ってきたら、今度は明るい曲を聴くようにすれば、自然と明るい気分になることができるのです。~「絶望読書」より抜粋~

出典絶望読書(飛鳥新社)58~59頁【第二章】絶望したときには、まず絶望の本がいい【第一部】絶望のときをどう過ごすか?

著者&敏腕編集さんの【絶望ソング】が知りたい!

出典エンドライター撮影

写真左は本書256頁にも登場する、元・飛鳥新社の品川亮さん。頭木弘樹さんを見出した運命の恩人です。今夏に飛鳥新社を独立され、フリーランスの書籍編集者として、引き続き出版にたずさわりつつドキュメンタリーの制作にも着手し、世界中を飛び回っている、お洒落な天才。
【絶望読書】は本書で頭木さんが沢山紹介してくれているので、筆者はお二人に「悲しいときに聞きたい絶望ソング」をお伺いしてみました。聴いて涙を流して心を洗い、デトックスしてみてくださいね。

◆著者・頭木弘樹さんの【絶望ソング】BEST3

出典エンドライター撮影

それにしても頭木さんてやっぱりカフカに似ています。(ユダヤ人の作家さんにも言われたそうです!)

【第一位】療養所(サナトリウム)/ さだまさし

長期入院のときに、頭木さんが好んで読んでいたドストエフスキーが、病院内で流行したという逸話も紹介されています。168頁「ドストエフスキーといっしょに地下室にこもる」をご覧ください。

【第二位】ファストカー / トレイシーチャップマン

【絶望読書】第二章は「さまざまな絶望に、それぞれの物語を!」。太宰治と一緒に「待つ」、カフカと一緒に「倒れたままでいる」、金子みすずと一緒に「さびしいとき」を過ごすなどなど本当に参考になって、勇気をもらえます。

【第三位】ユアビューティフル / ジェームスブラント

悲しみを無理におさえこんで明るくふるまうと、「遅延化された悲嘆」がおそってくることが。充分に悲しんでどっぷり絶望にひたり、あまりすぐに立ち直ろうとしないことが、「ちゃんと立ち直ることにつながる」とのこと。 (これは筆者も経験しているので、強く共感できて、自信をもっておすすめできる方法です。)

◆敏腕エディター・品川亮さんの【絶望ソング】BEST3

飛鳥新社時代に品川亮さんがブックフェアで見つけて、その場で翻訳権取得の交渉をした愛蔵版。【星の王子さま】ファンでなくても手に入れたい宝物のような一冊。

【第一位】さくらんぼの実る頃 / イヴ・モンタン

オファーして初めて頭木さんと会えたときに、「生きていらしてよかったです。」と声をかけた品川さん。いつも全面的に信頼し、頭木さんが書きたいものを全力でサポートしてきました。それに応えようと頭木さんが生み出した言葉が「絶望名人」だったのです。

【第二位】「There's A Place In Hell For Me And My Friends」Morrissey(モリッシー)

どうやら邦題は「地獄でパーティーを」のようです(笑)~品川さん~

出典品川さん/談

【第三位】「Darkest Dreaming(ダーケスト・ドリーミング)」David Sylvian(デイヴィッド・シルヴィアン)

2歳から小2までペルーで過ごした品川さんは、英語はもちろんスペイン語やフランス語も堪能。洗練された独自のセンスで、文学同様、音楽も幅広く愉しまれています。

いざという時に人生脚本の書き換えを。

出典エンドライター撮影

いかがでしたか?絶望真っ只な方も、そうでない方にも、強くおすすめな理由は、いつかあなたに寄り添って、しっかり支えてくれる一冊として助けになるから。「こんなはずじゃなかった」という不慮の事態や絶望に陥った時、焦らず上手に「人生脚本」を書き換える力がもらえる【絶望読書】があると安心です。

もちろん絶望が来ない人にも、人生勉強になり人の痛みがわかるようになる素晴らしい本なので、大切なご家族やお友達にも、ぜひ教えてあげてくださいね。

◆おまけ◆『絶望読書』頭木弘樹(飛鳥新社)関連のラジオ出演・新聞広告・インタビュー・書評など

出典エンドライター撮影

写真左は「JG」の社長。読者プレゼントで【絶望読書】を紹介しました。

~『絶望読書』頭木弘樹(飛鳥新社)関連のラジオ出演・新聞広告・インタビュー・書評など~  ●NHK「ラジオ深夜便」出演 5月16日〜19日の4日間「ないとエッセー 絶望したらカフカを読もう」1〜4  ●NHK-FM『きらクラ!』 5月15日、16日、22日、23日ふかわりょうさんによる『絶望名人』の一節の朗読  ●産経新聞広告 5月16日  ●朝日新聞広告 5月17日、18日  ●日経新聞広告 5月18日  ●朝日新聞広告 5月18日  ●読売新聞公庫 5月22日  ●月刊Hanada 2016年6月号に広告  ●産経新聞の文化欄で、本の紹介記事(桑原聡さん) 5月25日 Web版も ●インターネットラジオOTTAVA(オッターヴァ)で、音楽ジャーナリスト・評論家の林田直樹さんがご推薦。5月20日ホームページでも「プレゼンターからのオススメ」に。 ●赤坂の書店「双子のライオン堂」でのトークイベント 4月1日と5月27日  ●FM横浜「Futurescape」(小山薫堂さん)6月4日生出演  ●日経新聞 夕刊 取材記事 6月掲載  ●ビジネスジャーナル インタビュー 6月掲載  ●「林田直樹のカフェフィガロ」6月12日、6月19日に出演  ●東京新聞 夕刊 当人のエッセイ掲載  ●Webダ・ヴィンチ 6月  ●「サンデー毎日」著者インタビュー(北條一浩さん)   ●アンアン 著者インタビュー  ●月刊『ラジオ深夜便』8月号 記事 7月18日発売
NHK「ラジオ深夜便」8月22日(月)深夜1時過ぎから「シリーズ【絶望名言を味わう】」に出演。

平松昭子巨匠、ありがとうございました。

頭木弘樹さんインタビューのきっかけとなったのが、大好きなイラストレーター平松昭子さん。こちらは平松昭子さんのお洒落テクの集大成!イラストと写真、平松さんの私物がいっぱいの素敵なファッションバイブルなので、こちらもおすすめさせてください。

◆紙媒体も応援しています!

エンドライターはWEBを通して、大好きな紙媒体も応援しています!長文最後までお読みいただきありがとうございました♡

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