お盆になると、なすときゅうりを使って牛と馬を作る精霊馬があります。精霊馬とは、お盆のお供え物のひとつで、なすやきゅうりに割りばしや爪楊枝などを刺して足を作ります。ご先祖様をお盆に送り迎えする乗り物に見立てられて作られました。

迎え盆に牛を作り、送り盆に馬を作るなど、地域ごとに作る順番もさまざまです。

馬は早く先祖の霊に帰ってきてほしい、牛はゆっくりあの世へ戻ってほしいとされているところもあれば、ゆっくり丁寧にお迎えしたいから牛で迎えて、急いで帰ってもらうために馬をお供えするという逆の地域もあります。

牛にはまた、たくさんの供物を乗せて持って帰ってもらうという意味もあるといいます。

出典 http://en-park.net

馬や牛にはそれぞれの意味があります。いずれも先祖を思う気持ちが現れているのが精霊馬なのです。

お盆って?

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旧暦のお盆は7月15日を中心に考えられ、13日に迎え火をし16日に送り火をするのが一般的です。

新暦は、8月13日から16日にお盆をするところが多いようです。(一説には、旧暦のお盆の期間が農作業の繁忙期と重なるため、一ヶ月遅れににしたという説があります。)

ご先祖様のお盆の乗り物である「精霊馬」(しょうれいま)

河童の系譜
by sor

各家庭で、ご先祖様が苦労せずに帰ってこられ、無事にあちらに戻れるようにと願いを込めて「精霊馬」は作ります。

そんな、「精霊馬」には力作がたくさんあるんです!

ノーチラス号とグラタン号

子ども達も大喜びの精霊馬ですね。

返り討ちしてしまうタイプ

なすときゅうりの合体バージョンの精霊馬です。フィット感がすばらしい!

シンゴジラ!

しめじがいい仕事してますね!

もうちょっと、つめてー。

乗せて~!と見つめる姿が可愛い!

今年っぽく!

シッポは、きゅうりの曲線があってこそ!

インコ精霊馬

発想力がすごいです。これなら飛んで帰ってこられますね。

あの世へ持ち帰ってもらいたい

ほんとうに今にも動きそうな精霊馬です。

たてがみ付き!

力作です!

サラブレッド仕様

まさにサラブレッドの風情があります!

目もタテガミもシッポも!

どこか哀愁漂う「精霊馬」です。

ペガサス仕様も

羽がふわふわで乗り心地良さそうです!

ニンジンのプロペラ!

すごく可愛いです!

彫刻みたい!

瞳がりりしくて、無事に送り届けてくれそうです。

ニューバージョン

機械式の精霊馬!これなら時間も短縮できそうです。

セグウェイも登場

これは乗ったら楽しそう!

習作

電車バージョンが誕生しました!

シン・オボン!

すごい迫力の力作です!怖いものなしの精霊馬の完成です。

お供物を見ています!

おばあさんは、願いを込めて精霊馬を作ったんですね。

お盆に家族や親戚で集まるひとも多いかもしれません。小さな子どもが、お年寄りから習って精霊馬を作るというのも素敵なコミュニケーションです。ご先祖様のことを思いながら、無事に帰ってきてほしいという古来からの習わし。一年に一度くらいはそんなゆったりとした時間があってもいいかもしれません。

それぞれのお家で作るオリジナルの精霊馬。個性豊かでご先祖様も迷わずに乗れそうです。

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東京が好きで、昭和が好きで、古い日本のドラマも好きで、カフェが好き。
忘れられかけている遠い記憶のことを掘り起こしています。

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