記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
8月10日(水)のホンマでっかTVでは、日本人がなぜ世界一長寿であるかなどの特集が放送されておりました。
その秘訣は日本人の「腸内細菌」の優秀さが関係しているそうで、「海苔」を消化できるのは日本人だけでは?といった事実が含まれていました。

そこで今回は「日本人の長寿は腸内細菌が関係していた!」と題して、日本人の長生きの秘訣を医師に解説していただきました。

長寿と腸内細菌の関係性

長寿と腸内細菌のバランスには関係があるようだという研究結果がいくつも報告されております。

そのメカニズムとしては善玉菌を腸内に増やすことによって免疫力を高め、がんなどを含むさまざまな病気にかかりにくくなるのではないかと考えられています。

日本人の腸内細菌の特徴

日本人の腸内細菌は、ご飯やパンなどの炭水化物の分解によって発生する水素を用いて、効率よく栄養を作り出すものが多いです。
また9割の日本人には海藻を消化する腸内細菌がいるのにも関わらず、日本人以外では最高で15%しかこのような腸内細菌を持つ人がいません。

このように、人種や伝統的な食生活の影響によるものか、日本人は特徴ある腸内細菌を持つことが最近の研究によってわかってきています。

日本人に特有の腸内細菌!

日本人には、紅藻類と呼ばれる海藻を消化できる腸内細菌であるバクテロイデス・プレビウスと呼ばれる腸内細菌が存在する人が多いことが知られています。

また、日本人特有というわけではありませんが、日本の子供には一般に、善玉菌と呼ばれるビフィズス菌が多く、いわゆる悪玉菌が少ないともいわれています。

「海苔を消化出来るのは日本人だけ」って本当?

海苔の栄養素について

海苔は非常に良質のたんぱく質が豊富で、かつカルシウムも多く含みます。また、免疫にも関わるビタミンAやビタミンCをはじめとしたビタミン類も豊富で、食物繊維もいっぱいと、非常に健康的な食品と言えます。

海苔が日本人しか消化できない理由

前述しましたが、バクテロイデス・プレビウスと呼ばれる腸内細菌が海苔に含まれる多糖類を分解する機能を持っており、これは日本人で持っている人がほかの人種に比較し際立って多いといわれいています。

焼海苔は外国人でも消化できる?

海苔は焼いて焼き海苔にすることによって、海苔を構成する細胞の細胞膜が壊れ、生海苔は消化できない方でも消化できるようになるといわれています。

日本食「みそ汁」はがん予防に有効だった!

みそ汁に含まれる味噌は、栄養学的にゲニステインというがんの進行を抑える働きを持つといわれる物質が含まれています。

他にも、正常細胞ががん化してしまうのを防ぐといわれるメラノイジンと呼ばれる物質を含むことから、がんの予防及び抑制に対しても効果があるとも言われています。

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日本が長寿であるために

世界一の長寿国と呼ばれて久しい日本ですが、長寿を支えるものの一つに発酵食品や野菜、魚が豊富な私たちの伝統的な食生活がかかわっていることは間違いなさそうです。

食の西洋化が話題になることがありますが、みそや海苔といったで生活に根差した健康食品をこれからもとり続けていきたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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