記事提供:しらべぇ

お手頃な価格で朝から豪華なモーニングが食べられる街と言えば名古屋が有名である。今年6月には「喫茶所 コメダ珈琲店」が東証一部に上場を果たし、北海道にも進出。今やその文化は日本全国に広がっている。

しかし、日本には知られざるモーニング王国が他にも存在する。

たとえば高知県がそうだ。都会で日々消耗していて、「朝ごはんはウィダーインゼリーか菓子パン1個」というような人は知らないかもしれないが、じつは喫茶店の対人口店舗数が全国一の地域だったりする。

そんな隠れた喫茶店天国は、地域の住民たちに豊かな食を提供しているのだ。

■「高知モーニング」は二度寝常習犯も2秒で起きるコスパの良さ

12日午前10時半。記者が訪れたのは高知駅から電車で10分ほどのところにあるお店『パスタカフェ 八乃森』。お盆シーズンだったこともあり、店は大盛況で7組が待っていた。

店内は昔ながらの喫茶店といった雰囲気で、旅行者である記者も緊張することなく入ることができる。

モーニングはどれも500~700円程度。記者はこの中から「トースト&目玉焼き」のセットを注文した。

豪華でありつつも、非常にバランスのとれたメニューだ。

こちらはバターが表面にたっぷり塗られたトースト。艶やかな光沢感が素晴らしい。分厚いのは、高知が西日本の文化圏である証拠か。

ただでさえバターたっぷりなのに、そこにいちごジャムをつけたなら、それはもう「最高」の一言…。赤から黄色へのコントラストは、眠気のせいで奥底に追いやられてしまっていた食欲を呼び起こしてくれる。

ライザップ会員なら絶対に食べられない徹頭徹尾な「糖質メニュー」だが、暑い高知の夏を乗り切るには甘いものも必要なのだ。

目玉焼きは少々硬め。半熟を2~3歩通りすぎていたが、上品な味わいで美味しかった。ピリ辛のパスタもスープも、どれも非常にオーソドックスでどこか懐かしい気持ちにさせてくれるウマさだ。

ちょい苦目なコーヒーは、とてもコク豊か。酸味や甘味はあまり感じないので、ミルクを入れたほうが飲みやすく美味しい。

上記に加え、サラダやヨーグルト、唐揚げがついて600円である。遅めにいけば昼食もいらなくなりそうだし、どう考えてもお得でしかない。大食漢な男性や、育ち盛りの中学生でもなければ十分お腹いっぱいになれる量である。

■モーニングなのに「味噌汁」を出す店も

この店にはなかったが、高知の喫茶店の中には「味噌汁」を提供するところもあるそうだ。きっと、日照りの強い場所柄、そうやって塩分を補給するのだろう。

名古屋ばかりが注目されがちなモーニング文化だが、高知のモーニングも決して侮れないクオリティだった。この記事で紹介した『八乃森』の他にもさまざまな喫茶店・カフェがあるので、気になった人は四国を訪れた際はぜひ味わってみてほしい。

もっとも、一度接してしまうと「こういう文化がある暮らしって正直かなりうらやましいな…」と思ってしまう可能性はかなり高めなので、今後しばらく東京および都心で消耗する予定の人は注意してほしいかも。まあ、記者はなんとか戻ったのだが…。

【パスタカフェ 八乃森】

住所 高知県高知市宝永町3‐6

営業時間 朝食 8:00~11:00/ランチ 11:00~15:00/ディナー 15:00~22:00(L.O.21:30)

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