記事提供:ダ・ヴィンチニュース

いま、心から人生を楽しんでいるだろうか。仕事や趣味、遊び、人付き合いに限らず、日々、生きることをである――。

20年間無敗の伝説の雀鬼が、人生を取り戻す思考を明かす『きみに努力はいらない』が、2016年7月22日(金)に発売された。

だが、著者である桜井章一は、それを雀荘の奥から冷ややかに見ていた。麻雀は努力でなんとかなるものではなかった。欲に振り回されずに感覚を研ぎ澄ますことが必要だった。

だから桜井は、必要最低限のお金だけを稼ぎ、できるだけ自然を感じながら穏やかに生きていく方法を探ってきた。つまり、自分の感覚を大事にしてきたのだ。

多くの人が、会社に言われるまま必死に働き、とにかく給料を上げることに重点を置いて生きているだろう。「お金を稼いでおかないと、将来大変なことになる」という空気感を、テレビやインターネットはまき散らしている。

人々の心理的な「弱み」につけ込み、心を乱すことで、少しでも自分たちの商売につなげようとしている。しかし、その果てに待っているのは、自分の感覚が麻痺し、いつまで経っても納得感のない、虚しさを感じる生活だ。

それを察知したのか、若い人たちの中には、物や金への欲から自分を遠ざけ、改めて自分の生き方について考えてみる人が増えている。自分の中にしっかりとした精神的な土台部分を作ろうとしている。桜井は、そこに希望を見出している。

桜井は麻雀で勝負をしてお金を稼いだ。狩猟民族のように“狩り”をするような感覚だった。とはいえ、狩り放題・捕り放題というわけではなく、海の中に生態系が成立しているように必要なぶんだけを獲るように心掛けていたという。

このことは、同書の中で詳しく述べられている。

お金があればあるだけよく、いくらだって欲しい。そういった欲を持たず、必要最低限を承知したうえで生活を組み立てる。

そのように数字に重点を置くのではなく、感覚を重視して物事を判断すれば、後悔がまったくなくなる。そう、自分の「楽しい」「好き」をちゃんと貫くほうが、うまくいくのだ。

同書は、そういった自分の感覚を、ひいては自分の人生を取り戻す方法を述べたものである。ブラック企業に疑問を持つ人、物欲を押さえて必要以上に物を持たない人、都会生活にうんざりして田舎に移る人。

そういった若者が増えているのは、とてもいい動きである。だが、まだ彼らは少数派だろう。

資本主義が作り出した価値観、その呪縛から自らを解き放つことができれば、あなたは今すぐにでも大きな自由を手に入れることができる。

たとえサラリーマンであっても、他人の基準ではなくあなた自身が心から納得して働けていれば、それでいいのだ。そのために、同書を役立ててみよう。

■『きみに努力はいらない』
著:桜井章一
価格:1,404円(税込)
発売日:2016年7月22日(金)
出版社:大和書房

※掲載内容は変更になる場合があります。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス