21匹の他の犬たちと一緒に車の中での生活を強いられていたブルーノー

6歳のジャーマンシェパードのブルーノー(雄)は、人懐っこくて他の犬たちにもフレンドリーな愛嬌がある犬です。

とても信じがたいことですが、彼は数日前まで他の21匹の犬たちと一緒に車の中での生活を強いられていたのです。

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ブルーノー

たくさんの犬たちを乗せた車がいると通報が

2016年7月末、ニューヨーク市のブロンクス区でたくさんの犬たちを乗せた1台の車がいるという通報が Adore-a-Bullie Paws and Claws(ニューヨークの動物愛護団体)に入りました。

同団体が、その車と犬たちの持ち主の女性に‘犬たちの医療と食事を無料で提供する‘とオファーしたのですが、女性はそれを断ったのです。

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1台の車の中にたくさんの犬たちが乗せられていました。

女性から助けを求める連絡が

しかし、2016年8月6日(土)、女性が同団体に連絡してきました。女性は子犬たちがもう3日も何も食べていないこと、更に直腸脱になっている子犬もいる、ということで助けを求めてきたのです。

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3日も何も食べていない子犬たち、直超脱に苦しむ子犬も

警察に介入を依頼

病気の子犬たちを引き渡した後、女性は、いつ子犬たちを戻してもらえるのかと問い続けました。女性は犬たちの世話がちゃんとできないにも関わらず、どれだけ犬たちにとって厳しい状況を強いているのか、説明しても一向に理解できず、犬たちを手放す気が全くなかったため、同団体は警察に間に入ってもらうことを決めました。

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警察に介入してもらうことを決意

驚愕の車内

ニューヨーク市警本部(NYPD)警官は、ブロンクスに駐車されていたメルセデス‐ベンツSUVを探し出しました。驚くことに、暑い夏、その狭い車の中には22匹もの犬たちが閉じ込められていました。その殆どが子犬たちでした。

車内は暑いだけでなく、犬たちの汚物まみれになっていました。

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暑い車内で、汚物まみれになっていた犬たち

想像以上の犬の数

「我々は犬たちはおよそ1ダース(12匹)くらいはいるだろうと想像していたのですが、とんでもありませんでした。車内には2ダース近くの22匹もいたのですから!」と同団体の共同創業者のステインさんは驚きを隠せない様子で語りました。

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1台の車の中から22匹の犬たちが保護されました。

ギリギリのタイミング

2016年8月8日(月)、残りの犬たちすべてを警察官が保護しました。この犬たちにとって今回の救出はギリギリのタイミングでした。犬たちは劣悪な環境下でいろんな健康問題を抱えていました。ブルーノーは、栄養が足りておらず体重不足でした。

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ブルーノーは体重不足

車内しか知らない犬たち

犬たちは、不潔な車内で長い間生活していた証拠に、悪臭がしみついていました。救出された犬たちは怯えていました。

ブルーノーは2歳の時に女性に引き取られたそうです。その女性によると、殆どの犬たちが車の中しか知らないで育っているということでした。

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殆どの犬たちが車内しか知らないで育っている

救出していなければもっと増えていた

「もし、我々が犬たちを救出していなければ、数か月後には再び出産を繰り返し、犬たちはもっと増えていたことでしょう。」とステインさんは言いました。

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去勢も避妊もされていなかった

飼い主の女性は地元の病院へ

犬たちの所有者であった54歳の女性は、ホームレスでした。この女性は、‘情緒障害‘がああっため、地元の病院に連れて行かれました。

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犬達の飼い主はホームレスで情緒障害だった

回復が見込まれている

救出された犬たちの健康は、回復すると見込まれています。そういう意味で本当にギリギリのタイミングでした。

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健康障害がある犬たちも回復する見込み

ブルーノーは‘ビックパパ‘

ブルーノーは、この犬たちの父親的存在でした。それで、ニックネームを‘ビッグパパ‘とつけられました。

ブルーノーは車から子犬たち1匹1匹を出す度に、吠えていました。後に警察署で犬たちが再会した時、ケージから出すと、皆、ブルーノーめがけて駆け寄って行ったのです。

出典"He's the most incredible part about the story," Stein said. "He cried for every single puppy they took out of the car." Later, when the puppies were reunited with Bruno at the police station, they all ran up to greet him.

父親的存在のブルーノー

問題なし

救出された犬たちは、社交的性格ではなく、違う環境に戸惑いを示していたものの、すぐに慣れました。「この犬たちは心配には及ばない。もともとは、人懐こい犬たちです。」とステインさんは語っています。

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もともと人懐こい性格の犬たち

犬達の里親探し

今回救出された22匹の犬たちは、下記2つの動物愛護団体で里親探しが行われています。もし、ニューヨーク周辺に住んでいて、これらの犬たちが欲しい方は、是非どうぞ!と書かれています。

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犬達の里親探しがニューヨークにて行われています。

参考資料

最後に

犬達の健康被害が重症になる前に、発見されて本当に良かったですね。

飼い主だった女性は、本当は犬好きでこれらの犬たちがかわいかったのでしょうが、自身も苦しい境遇におかれていたため精神的に追い込まれて情緒障害になり、適切な判断ができなかったのでしょう。でも、動物愛護団体が声をかけたことで、犬たちを助けてほしいと彼女に残っていた‘良心‘が動いたのだと思います。この女性にとっても、犬たちのおかげでギリギリのところで助けられたのだと筆者は感じました。通報をした人に感謝ですね。それがきっかけとなり、犬たちも女性たちも助かりました。

ニューヨークの夏は、毎年熱波で死者が出るくらい猛暑になります。筆者は約30年もそこの夏を経験しているのでどれだけ熱くなるのかよくわかっていますが、そんな暑い夏に車の中での生活を強いられていた犬たちは、過酷だったと思います。よくこれまで生きていることができたと不思議なくらいです。

救出された22匹の犬たちに、早く良い里親さんが現れますように!そして幸せに暮らせますように!心から願います。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。

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