出典IBJ様提供

なんとなく20代前半かなとか、お母さんが結婚した年齢と同じくらいかなとか。王子様が迎えに来てくれるなんてのは夢物語だろうけど、どこかで素敵な人と出会って、ちゃんと恋をして、感動的なプロポーズもしてもらって。そういう理想的なルートで幸せな結婚をするんだろうなとなんとなく思っていた。

…思っていたんだ。

の で す が 、

気付けば現在、結婚の予定がないどころか、恋人すらもいないし、なんなら親からも諦めかけられている。「今は仕事が楽しいから…」とごまかしながら、日々「運命の人」とのラブストーリーが突然始まるのを待ち続けていたら、うっかりアラサーになっていたのが、今回取材を担当しますSpotlightライターのワタクシ、ノゾミです(ちなみに名字は「高」である。高ノゾミつって…ね!)。

独り暮らしの部屋に積みあがったバイブル(少女マンガ)では、突然同じ部署に配属されてきたイヤな奴と仕事をするうちに心を通わせたり、旅先で出会った青年と一瞬にして恋に落ちたりしているのに、私にそんな気配は一切なくて。こういう甘美な恋はもうあきらめなければならないんですか?っていうか、私もう結婚できないんですか!?

望んでないのに、ブーケトスの常連メンバー!なんとかしてくれよ!

そんな焦りなのか怒りなのか、矛先のわからない感情を携えて。今回訪れたのは株式会社IBJさん。日本における婚活ビジネスの先駆者ともいうべきIBJさんに最近の婚活について伺い、不安を力いっぱいぶつけさせていただきました(公私混同とか職権乱用とかそういうのはもう今回いいんだ)。

…就職氷河期の次は、結婚氷河期なのか!?

出典Spotlight編集部

IBJ広報嶋岡紀美江さん。ワタシのお悩み相談…ではなく、最近の婚活事情について丁寧に教えてくださいました。そして嶋岡さんの左手薬指には、光り輝くものがちゃんとある。

ノゾミ:かくかくしかじかというわけなんですよ。もう結婚できないのかなって不安になっちゃって。でも「婚活」に乗り出すのも抵抗があるというか、なんかもっとこう…トキメキとかなさそうじゃないですか!結婚はしたいけど、そういうのはイヤです!ワタシ、恋愛結婚がいいんです!

嶋岡:まぁまぁ、落ち着いてください(笑)。まずはノゾミさんの不安を解消するために、「婚活ってそもそも何?」という話からした方がいいかもしれませんね?

ノゾミ:たしかに。「婚活」という単語自体、最近できた言葉なのかなと思いますが…。

嶋岡:そうですね。正確には2007年ごろに登場した言葉です。きっかけは雑誌『AERA』に「就職活動と同じように結婚活動しないと、結婚できない時代ですか?」と読者の方が投稿したこと。そこから、ジャーナリストの白河桃子さんと社会学者の山田昌弘さんの共著で『「婚活」時代』という本が出版され、世の中にメジャーなものとして浸透していきました。

ノゾミ:就職活動のように結婚活動って、もう氷河期まみれじゃないですか…。世の中の人が婚活を始める前は、みんな婚活しなくても自然と恋愛して、結婚できていた時代ってことなんでしょうか?

嶋岡:明確に定義するのは難しいですが、婚活が話題となるまえから、人々は「婚活的な動き」はずっとしてきたと思いますよ。

合コンとか、異業種交流会とか、あとは友人からの紹介もそうですよね。そういった何か場を介して、あるいは人を介して新しい出会いを求めることは、昔からあるものですよね。

私たちIBJも、今でこそ婚活ビジネスと言われますが、創業は2000年。婚活という言葉が生まれるずっと前からこのビジネスを行っているんですよ。出会いがないのなんて、昔から。出会いの場をつくることって、いつも必要とされてきたことなんですよ。

でも婚活サービスって、やっぱり抵抗あるんですが。

ノゾミ:2000年から!婚活ブームより早く、このビジネスに着目したのはどういう背景があったんですか?

嶋岡:2000年前後って、IT分野の伸びしろにグッと注目が集まったころ。弊社の代表である石坂が、「これからは、人々がモノだけでなくて、情報にもお金を払う時代になる」と感じたことが私たちのビジネスの発端です。

ただし、ただ情報を扱うのではなく、必ず人々に必要とされる情報を扱うということが重要。そこで考えたのが、多くの人にとって大きなライフイベントとなる、結婚にまつわる情報ビジネスをしようと考えたんですね。

ノゾミ:ちゃんとしてる!

嶋岡:そりゃあ、ちゃんとしていますよ(笑)。情報に対してお客様から対価をいただくわけですから、そこの信頼性も大切にしてきました。IBJのサービスに登録される方には、きちんと身分証明や年収証明など、各種証明書をきちんとご提示していただき、みなさまが安心して利用できるようにしています。

出典Spotlight編集部

嶋岡:代表の石坂が、学生時代に友人カップルの仲を取り持つのが好きだったってこともあるみたいですね(笑)。IT技術を駆使して人のマッチングを図りつつ、石坂自身が様々な結婚相談所を訪れては仲人さんからお話を聴いて、成婚に繋げる「仲人ノウハウ」を確立していったみたいです。

ノゾミ:それはすごいですね…!

嶋岡:現在IBJの「IBJメンバーズ」というサービスを利用していただいた方に関しては、1年以内のご成婚率が70%くらいです。

ノゾミ:えーっ!高っ!!

嶋岡:もはやインタビューでなく、ただのリアクションになってきていますが大丈夫ですか?(笑)

求める条件を挙げまくって初めて気付く、 「そんな王子はいない」説。

ノゾミ:はっ…!!そ、そうでした。すみません。気を取り直して。IBJの結婚相談サービスはどうしてそんなに成婚率が高いんでしょう?どんなことを行っていくんですか?

嶋岡:そうですね、たとえば…。今、ご自身で結婚したいと思っていますか?どれくらいまでにしたいと思っていますか?

ノゾミ:えっ、あ、うーん。したいかな…結婚したいです。どれくらいっていうか、できるならまぁ、早めに。

嶋岡どんな人と結婚したいですか?

ノゾミ:えーと、難しいなぁ。なんというかこう、私を好きでいてくれる…素敵な感じの人…??

嶋岡相手に求める収入は?どんなライフスタイルを考えていますか?

本当に結婚したいと思ってます?

出典Spotlight編集部

(ううっ…!)

嶋岡
:ここを考えるのが実はとても大切なんです。私たちの結婚相談サービスなどでも、最初は結婚したい気持ちと、結婚したい相手像・条件をハッキリさせることから始めるんですよ。

ノゾミ:結婚相手に求める条件なんて、明確に考えたこともなかったですね。サービスを利用している人はどのような条件を重視する人が多いですか?

嶋岡:女性から男性へ求めているものは、結構多いですね。まずは年収が多くの方に重視されがちですね。

(で、でた…!!)

嶋岡:それから、職業、身長、年齢ですね。特に年収500万円以上身長170cm以上、はよく挙げられるボーダーラインです。

ノゾミ:なんだか世知辛いですね。

嶋岡逆に、男性から女性へ求めるものって、たった2点に絞られるんですよ。

ノゾミ:逆はハードルが低いんですね!よかった!何ですか?

嶋岡年齢、それから見た目です。特に20代の綺麗な方は婚活でのアプローチが多いです。

出典Spotlight編集部

ノゾミアラサーは勝負の土俵にも上がれないってか!!(バァンッ)

でも、スペックですでにスタートラインが違うんだから、そこに最初から当てはまる人だけが、婚活は有利なんじゃないですか…。

「婚活に成功しやすい人」に答えがあった

嶋岡:たしかに、全てを条件通りに求められるとそうですね。しかし私たちが「婚活に成功しやすい」と考える人は、そういったスペックが高い人ばかりではありません。私たちの考える「婚活に成功しやすい人」とは、「素直な人」です。

みんながみんな、厳しい条件を求めて高望みし続けたらほとんどの方はご成婚までたどり着きません。「でもその条件、本当に自分の結婚にとって必要なの?」と自らに問える素直さこそが、婚活のカギなんです。

ノゾミ:「本当に自分の結婚にとって必要なの?」とは?

嶋岡:たとえば「絶対170cm以上の男性じゃなきゃ嫌!」という方。169cmですごく性格の合う方もいるかもしれませんよね。「20代の女性しか考えられない!」と思っていても、女性は実年齢より若い方や綺麗な方がたくさんいます。魅力的な30代の方と楽しく過ごせることもあるかもしれません。

ノゾミ:たしかに!条件としては挙げつつ、そこに固執しなくていい可能性もありますよね。

嶋岡:そう。だからそうやって視野を広げられる「素直さ」が婚活には必要なんですよ。そこが定まったら、ゴールへ向けてこちらもしっかりサポートしていきますから!

出典Spotlight編集部

嶋岡:結婚したい時期から逆算して、カウンセラーが今月は何人にアプローチしてみましょうとか、いつまでにデートにいきましょうとか、この日を期限にプロポーズしましょうとか、一緒に決めます。スケジュールをきちんと立てて、こまめに活動状況を伺いながらサポートします!

1年以内の「スピード婚」は、「恋愛結婚」と呼べるのか?

ノゾミ:でも、でもぉ、そういう「条件」で相手を見つけるのって、なんか事務的っていうか。私、「恋愛結婚」がいいんですよ。好きな人と。運命の相手と。

嶋岡:もちろん、条件で相手を探していきなり結婚するってわけではないですよ。

ノゾミ:それはわかるんですけど。もっと徐々に気持ちを高めていきたいというか。

嶋岡:あら。結構ロマンチストなんですね(笑)。でもIBJでご成婚された方の中では、早くに結婚を決めてよかったという意見も実は多いんですよ。

結婚してからも恋愛気分が続くらしいんです。たとえば、付き合い始めたばかりの気持ちで結婚生活を送れるんですよね。まだまだ相手の知らなかった部分も多いから、一緒に暮らしながらますます相手のことを好きになれるし。新鮮に感じることが多くて、長く付き合った末に結婚するカップルとはまた違ったトキメキがあると思いますよ。

お家で「今日新しいエプロン買ったのー。見てみてー!」って、やりたくないですか?

ノゾミ:いい!それ!そういうのやりたいです、私!

Licensed by gettyimages ®

(※イメージです)

それでも我々はラブストーリーを待っているのだ。

嶋岡:まだ具体的に結婚することへのイメージがつかないのであれば、IBJの新しい形の婚活イベントもオススメですよ。

たとえば『PARTY★PARTY』というサービスです。通常のお見合いパーティとは別に、婚活とイベントを掛け合わせた新しいサービスがあります。

脱出ゲームのような謎解きコン、猫を愛でながらの猫カフェコン。最近では、運動会コンなども好評でしたね。

出典IBJ様提供

出典IBJ様提供

嶋岡:学生時代、リレーの速い男子にドキドキした経験、ありません?ああいった体験を、再びできるんです。好みのタイプや条件とは全然違う方とも、予想外の恋が始まっちゃうチャンスがありますよね。

ノゾミ:「タイプなんか俺が超えてやる」的なやつですね!

嶋岡:そ、そうですね(笑)。まずは話してみたいという方にオススメです。話のきっかけになりそうだったり、トキメキポイントの多そうなイベントを、鋭意企画中です!

ノゾミ:そんなラブストーリーまで用意してくれるんですね。

嶋岡:もちろん。ラブストーリーはただ待っていても始まりませんからね。ラブストーリーの始まる場所に自ら足を運ぶのって、大切なことですよ。

ノゾミ:うっ…。自然と始まるのがラブストーリーだと思っていました。

嶋岡:あまぁい!(ビシッ! )。私たちは、お手伝いはさせていただきますが、最終的に結婚するのはみなさん一人ひとりです。ご自身が「結婚する準備・覚悟」をして行動しなければ、結婚なんて絶対できないですよ!

ノゾミ:はいっ。ついていきます!先輩!

結婚はひとまずのゴールでしかないし、正解もひとつじゃない。

ノゾミ:…とまぁ、ワタクシの決意も新たになったところではあるのですが、もう少しお伺いしてもいいですか?

同性パートナーシップが公的にも認められるようになってきたり、最近ではポリアモリーなんてのも話題になりました。これからは、結婚そのものの在り方も変わっていくと思うのですが、合わせて、これからの婚活はどのように変わっていくと思われますか?

出典Spotlight編集部

嶋岡:ええ。そのあたり、これまでの考え方に縛られないサービスを展開していきたいなというのも現在考えているところです。たとえば今、婚活パーティのカップリング成立は1対1で成立させて連絡先を交換してもらったりしていますが、それが複数同士でもいいかもしれない、とか。

結婚だけを目的でなく、もう少しライトに恋人や友達との出会いを求めて参加するイベントがもっと増えてもいいかもしれないですね。結婚への考え方も人それぞれですから、たとえば「事実婚がいいな」と考えている方など、これまでの結婚観よりも多様なあり方に対応していきたいと考えています。

でも、人と人の間をつなぐというか。出会うべき人が出会える場を提供することで、みなさんにもっと幸せになっていってほしい、という想いは変わらないと思いますね。

ノゾミ:たしかに…。自分がなんとなく考えてきた結婚観も、絶対正しいわけじゃないですからね。人それぞれに合わせて、時代に合わせて、色々なものがあるべきなのかもしれませんね。私も、自分の結婚に関して、もっと具体的に考えてみます。

嶋岡:前向きでいいですね!うちへ入会されたときには、じっくり二人三脚でお手伝いさせていただきますから!

出典Spotlight編集部

ノゾミ:が、がんばります!

で、我々はどんな「これからの結婚」を考えるのか?

同じ本をとろうとして、運命の人と手が触れ合う確率ってどれくらいなんだろうか。多分、そんなことはもうありえないと人々はわかり始めたから、自力でラブストーリーを生み出そうと婚活市場は誕生したのかもしれない。少女マンガを読んで育ってきたワタシは、つい最近までそういう出会いを信じていたのでありますが(誰かもう少しだけ早めに指摘してほしかった)。

婚活というものが生まれてから、「恋愛結婚」の時代は終わっていくのかなと勝手に思っていたけれど、むしろ逆。素直に自分と相手の相性のことを考えてみたり、2人のストーリーを自分たちの手でにつくっていこうとしたり。結局人々はちゃんと恋愛して、結婚したいって、求めているのかもしれないです。

さて、そういったことに気付けたところで、我々は自分の「結婚」をどんなふうに描いていくんでしょうか。まずは、どんな結婚をしたいかと自分に問うてみるところから。たぶん、ストーリーはそこから始まるんだと思います。

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ギリギリ昭和でゆるゆるゆとり世代。「わからないことは人に聞けば大体教えてもらえる」がモットーの、人物取材系の企画が好きなフリーランスのライターです。記事・企画とは全く関係なくとも、取材した人のグッとくる一言を収集する趣味があります。

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