女性が丸腰で襲われることほど恐怖なことはありません。そしてほとんどの女性はそういう状況で暴漢の被害に遭っています。最近でもジョギング中に女性が襲われ殺害されるという事件がアメリカで起こり、ジョギングを習慣としている女性たちを恐怖に陥れています。

テキサス州在住の2児の母親であるジェニファー・カトローナさん(35歳)は、自宅の近くをマラソンのトレーニングのためにジョギングしていた時に、暴漢に襲われるという経験をしました。「森を抜けていたら、急に男が横から飛び出して来て腕を掴んだんです。びっくりしたけど、そのまま振り切って走って逃げて助かりました。その時、咄嗟に思ったんです。母親を失ってしまったら残された二人の子供達はどうなるの⁉って…。」

自身の恐怖体験から、なんとかしてジョギング中の女性が自分で身を守る方法はないかと考えたジェニファーさん。そこで発明されたのが「Booby Trap Bra」でした。

小さな胸のポケットに鋭いナイフが

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アクセスしやすい胸の場所にすっぽりと収まる小さいけれど鋭いナイフ。これを使わなければいけない時など来てほしくはないけれど、女性が少しでも安心してジョギングできるようにという思いから考え付いたといいます。

ジェニファーさんはこれまでにも護身用にペッパースプレーや小型ナイフをバッグに入れて持ち歩いてきました。でもジョギング中となると、ほとんどの女性が丸腰で襲われても何の抵抗もできないことが多いのが現状。「護身用のナイフをすぐに取り出せるようにしたかった」ということで考え出されたこのブラは、ナイフ以外にもペッパースプレーを収納できるタイプもあるそう。

ブラの素材は柔らかいナイロンのネオプレーン生地

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ナイフが体を傷つけないように、ブラの素材もしっかりとしています。柔らかいナイロン製で、スキューバダイビングのウェットスーツなどに使用されるネオプレーンというゴムが入った生地が使われており、水分を含んでも高い保湿効果があることでも有名です。この素材で作られたブラなので、ポケット部分にナイフを安全にしまって置けるというわけです。

「二度と怖い思いはしたくない!」

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企業でプロダクション・マネジャーをしているジェニファーさんは「あのような恐怖体験を二度としたくはない」という気持ちでこのアイテムを発明。恐怖体験のわずか2週間後にはこのアイテムを生み出していたといいます。

7センチのブレード(刃)は別売りとなっていますが、サイトによるとブラの価格は55ドル(約5,600円)。ペッパースプレーブラは50ドル(約5,000円)だそう。

現在はAmazonでも購入可能となっています。

「自分の身は自分で守るしかない」

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襲われるのが怖いからとジョギングを止めざるを得ないというのは不本意ですよね。だからこそ生み出された自己防衛ブラ。これがあると絶対に安全とはもちろん保障はできないものの、ジェニファーさんは「自分の身は自分で守る」ことが大切だと述べています。防御できるナイフやスプレーを携帯しているのといないのとでは気持ちも大きく違ってくるはず。

去年の秋に発明され、今年に入ってからはリテールを通して広く販売されるようになったこのブラは、人気上昇中なんだとか。こちらの制作に多忙になり、これまでしていたようにジョギングに十分な時間を割けなくなってしまったというジェニファーさんですが、多くの女性が彼女の発明品を携帯してジョギングしているという事実は、ジェニファーさんの発明が決して無駄ではなかったことを物語っているといえるでしょう。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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