記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
「コルポ診」が最近話題となっております。

子宮に異常がないか検診する精密検査の1つですが、「痛い」「出血する」などさまざまな情報が飛び交っております。
そこで今回はこの「コルポ診」の真実に迫るべく、医師に正しい情報を解説していただきました。

コルポ診について詳しく教えてください。

コルポ診とは、子宮頸がん検診などで異常があった際に行われる精密検査の一種です。
コルポスコピーと呼ばれる拡大鏡を使って、子宮頚部(子宮のうち膣に飛び出している部分)に異常がないかを観察します。その後、薄めたお酢を綿球などを使って塗り、色調の変化を観察します。

最後に、異常が疑われる部分から何カ所かごく小さな組織をとってきて、顕微鏡検査に出します。顕微鏡検査の結果は1-2週間で出ることが多いです。

コルポ診を受けるときの注意点について教えてください。

生理中は観察ができませんので、生理時期を避けて予約を取りましょう。検査後は出血がある場合ガーゼを詰めた状態で終わります。先生から決められた時間でガーゼを抜きとるようにしましょう。

また当日はシャワーのみ、1週間程度プールやセックスは避けるなどとする施設が多いと思います。もし膣内に薬などを入れている場合にはその旨事前に伝えてください。
その他、施設によりいろいろと注意点がありますので、各施設の説明をご参照ください。

受けるときに痛みや出血があるか、また費用はどれくらいかかりますか。

組織をとる際に、若干痛いと出血があります。出血は1週間程度続く場合があります。

なお、費用に関しては、保険がきくかどうか、どのくらい組織をとったのかなどにより異なりますが、保険なしで約10000円から15000円、3割負担で3000円から4500円くらいのことが多いです。

異常が発覚した場合、どのような治療が行われますか。

前がん病変が疑われる場合には、円錐切除術といって、子宮の頸部を円錐状に切除する方法が主に行われます。コールドナイフやレーザー、高周波電流を用いて切除することが多く行われています。

この円錐切除術はコルポ診では異常がなくても細胞診で明らかな異常がある場合にも、頸部から奥に通じる管の中に頸癌が起こっている可能性を考えて行われることがあります。

がんが疑われる場合にはCT・MRIや超音波などを用いて病変の範囲を決定し、それに応じて手術や抗がん剤、放射線治療などが行われます。

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医師からのアドバイス

子宮頸がんの細胞診で異常ありとされた場合でも、あくまでそれはスクリーニングの検査ですので、正確な診断をするために精密検査であるコルポ診が重要になってきます。

子宮の一部をとってくるというとびっくりされる方も多いですが、実際に取る部分は米粒より小さいものを何か所か取ってきて顕微鏡検査を行うというものです。

そのためどこをとってくるといいのかをしっかり見定めて検査をする必要があります。また、小さくても組織をとるため出血することが多いです。

検査前後の注意点をよく守って、 安全に検査を行うようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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