もし、汚い恰好をしたホームレスの男性が、夜一人でいる時、あなたに声をかけて来たら…どうしますか?走って逃げますか?それとも話をしますか?

ブラジル、サンパウロに住む女子大生キャロライン・サンタナさんは、この日授業を終えて、バス停に向かっていました。すっかり陽は落ち、あたりは暗くなっていました。

その時です。彼女はある男性に声をかけられました。それは、ホームレスとみられる男性でした。

「小銭をわけてください」

声をかけられたとき、ちょうどバッグから定期を取りだそうと探していたキャロラインさん。

「定期が見つかったら、バッグの中にある小銭をあげるわ」

しかし、運の悪いことに定期も小銭も見つかりませんでした。その時です。その様子を見ていたこの男性が、予想もしなかった行動に出たのです。

バス代っていくら?ここに4レアル(約130円)あるんだ、これで良かったら受け取ってくれないかい?

出典 https://www.facebook.com

結局もう一度探してみると定期券は見つかったため、キャロラインさんは、お金はいらないと丁寧に断りました。

男性は、それでもお金をもらって欲しいと受け取りを固辞します。「お金がなきゃ歩いて帰らなきゃいけないんだろ?」

定期が見つかったという説明をして納得した男性に、キャロラインさんはあるお願いをします。

一緒に写真を撮ってもらえませんか?

出典 https://www.facebook.com

それがこの写真です。

「大きな心を持つあなたの姿をみんなに見せたいの!」

撮影後、キャロラインさんは快く応じてくれた男性に、もう一度探して見つけた小銭2レアルを渡しました。男性はお礼を言い、「おやすみなさい、良い夜を!」と言いふたりはわかれたのです。

バスに乗りこむキャロラインの背中に彼は大声でこう叫びました。

「僕の名前はシーザー!写真に名前を入れておいてね!」

今回のことから私が学んだこと。

それは、人格、謙虚さ、知恵、そして愛。

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キャロラインさんは、この時の投稿をこのコメントで終えています。

シーザーさんがホームレス生活をするに至った理由はわかりません。しかし、外見で人を判断することが、どれだけ誤ったことであるか、それをはっきり教えてくれています。

5月28日に投稿されて以来、なんと64万人からのいいねが付き、11万回のシェア、そして11万のコメントが寄せられています。それは世界中の人々が、自らの厳しい暮らしぶりの中で、なおも他人を助けようとしたシーザーさんへの限りない称賛と感動の現れに違いありません。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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