今回はAIがロボットが普及して社会の自動化が進むと「人間は幸せになるのか?それともならないのか?」について色々ご紹介したいと思います。

また、話の行きがかり上、非常に長くなりますので、読みたくないサブタイトルはすっ飛ばして頂いても構いません。後半に行くほど面白くなります。

人工知能(AI)とは?

人工知能(以下AI)とは人間が予め設定したプログラムをもとにして、外部からの様々な情報を分析し判断し学習する能力を持つコンピューターのことを指します。

例えばアイロボットから発売されているロボット掃除機ルンバは家庭用としてはなかなか高度なAIが搭載されてスイッチさえ入れておけば、自動で動いてお部屋をきれいに掃除してくれます。上の写真では違うAIも乗ってますけどね(笑)

そしてここからが本題ですが、このAI型ロボットによる自動化は今や様々な分野で実用化が目前まで迫っていて、イギリスではこんなスゴ過ぎるロボも登場しているのです!

配達もロボットが担当!

これはいまイギリスでかなり話題になっていて、Starship Technologiesという企業が、主に食品をAI付きのロボットキャリーカーにより完全自動で配達するシステムを実用化し、試験的ながら実際の運用を開始してるんです!

そしてこれ、動画なのですが↓

自分で人を避ける!

出典 YouTube

この配達ロボは動画を見ても分かるように、前方で人間を感知すると自分からスッと避けるのですよ…しかもAIが自分で考えて道を走り、速やかに目的地へ着いちゃうのです。

製造元のStarship社によれば、実地テストで8000キロを走行して40万人の人々とすれ違い、一度もぶつかった事がないそうです…これで今すぐではないにせよ、イギリスでは配達のアルバイトが少なくなるのは間違いないでしょう…

また、多方面で大人気のこの方は、ロボットに関してものすごい仰天発言をしていました↓

社会のロボット化でお金がいらなくなくなる?

出典 YouTube

この動画の中で堀江さんは、単純作業などはロボットにやらせるほうがよく「ロボットが自動的に富を生み出すのでそれに乗っかればいいです」と、言っていて「勝手にロボットが稼いでくれるのでお金なんか必要なくなる」とも言われています。

ちょっと極論ですよね。でも何気に魅力的で、筆者も色々疑問がありますが、ある1点では賛成できます。

例えば大昔は洗濯板でゴシゴシやっていた洗濯を洗濯機でするようになったのと同じく、将来的にあらゆる単純作業をこなすであろうAI型ロボットを単なる家電としてみるならば、確かに便利かも知れません。人間は単純労働をしなくて済みますからね。

しかし現状は違う

でも現実には単純労働をして暮らしてゆくしかない人々が、日本に数多いのも事実で、労働者は単純作業から解放されるのではなく、ロボットに仕事を奪われるのが現状なのです。

更に大手シンクタンクはこんな衝撃的な予測を出しています…

将来的に日本人の約半数は職を失う!

これは去年の12月に野村総研が出した予測で、今後10年~20年の間に日本人全就労者の49%、実に2500万人が、AIやロボットの普及により仕事を失うそうです…特に代替えされる可能性が高い職業は以下の通り。

一般(医療)事務
駅務員
会計監査係員
学校事務員
給食調理人
行政事務員
銀行窓口係
金属研磨工
警備員
自動車組立工
自動車塗装工
スーパー店員
測量士
タクシー運転者
宅配便配達員
電気通信技術者
電子部品製造工
道路パトロール隊員
ビル施設管理技術者
ホテル客室係
レジ係
路線バス運転者

出典 http://blogos.com

上に列記した職業はホンのごく一部で、運転や各種工場作業、受付業務や事務処理などが自動化し易いと言われ、最終的には235の職種に影響があるそうです…

みんな地道に、そして真面目に働いて稼ぐ職業ばかりですね…これを企業側の論理だけで推し進めてしまうのは、いくらなんでもムゴすぎる気がします…

ともあれ、50年先なら堀江さんの言う社会が実現出来るかも知れませんが、今後数十年は間違いなく↓

AIやロボットは1個人にとって敵になる

これは上でご紹介した統計予測などを見ても明らかでしょう。ここまで影響が大きいと競争相手などという生易しい存在ではなく、敵と定義する人々が急増すると思います。

そしてもう1つの大きな疑問が↓

ロボットが生み出す富の行き先

さて、AI型ロボットが生産やサービスで生み出した富がどこへ行くのか?ですが、これは現状の資本主義社会が崩壊しない限り、ほとんどすべてが企業の物、そして資本家や株主の物となります。

大企業ほど恩恵を受けやすい

基本的にはお金をたくさん持っている大企業ほど、AIやロボットを利用しやすく、一度初期投資をして導入してしまえば、給料も不要、税金も掛からず、24時間文句を言わず働くという、大きなメリットが幾つもあります。

しかも既存のインフラ、例えば大手コンビニなら数千~1万を超える店舗でAIを一括導入&一元管理することが可能であり、とても効率的に運用できるのです。

つまり現状では大企業が主にAIやロボットを利用し、大幅な合理化(人員削減)を進めるという話になると思います。そういう状況が今後、あらゆる分野で起こってくる。

でも、ロボットに職を奪われた大勢の人々はどうするのでしょうか?

ロボット関連産業に転職する?

ロボットの需要が増えればロボットの設計、生産、運用、メンテナンスなどに新たな雇用が生まれるから、そっちへみんな転職すればいい。と、いう人もいます。

でも果たしてそんな風にうまく事が運ぶでしょうか?また、筆者はロボットの生産はロボットがするようになると思いますし、ロボットの設計や運用は高性能のAIが担当すると思います。

雇用再編失敗→社会不安が増大!

現実的なのはロボットのメンテナンスぐらいでしょうか。しかしこれはかなり高度な知識が要求されますので、誰でもできるという具合には行かないでしょう。

結局、雇用の再編はうまくいかず、社会は大勢の失業者で溢れ、企業主導による自動化(ロボット&AI)に批判的な人々が非常に多くなり、さまざまな意味で社会不安が増大すると思います。

そして…

AI化&ロボット化が行き詰まる

え??って思った方も多いかと思いますが、消費者つまり国民は多くの場合、企業で働いて収入を得ますよね。

しかし大多数の人が産業の自動化により職を失い収入がなくなってしまえば、満足な消費が出来なくなりますし、様々なサービスも利用出来なくなります。

一方で企業がロボット化により、効率よく作り出した様々な生産物も、生産過剰で行き場を失うことになり、せっかく高度なAIで作り上げたサービスも活用されません。

つまり、行き過ぎたロボット化やAIによる自動化が世界規模で起これば、企業自身の首を絞めてしまう事になるのです。

でも時代は戻らない

しかしだからと言って、産業構造の進化を止め、旧来の労働者を再雇用するというのは時代に逆行していて、あり得ません。つまり産業の自動化は止められないのです。止めずにその先を考えなければならないのです。

価値観が変化し始める

今までの企業主導、右肩上がり、利益追求一辺倒で行われてきた市場原理や自由主義経済が完全に行き詰まり、一個人をいかに豊かにするか?という事を主題にした意識革命のような物が、このとき世界規模で起こってくると筆者は思います。

何故ならばこれをしない限り、AIやロボットによる効率化などは無意味で、大多数の個人が窮乏すればするほど社会は不安定化し、経済は縮小してしまうからです。

そして社会の大転換へ

逆にAIやロボットにより単純労働から解放された1個人を恒常的に豊か(経済的にも精神的にも)に出来れば、消費も衰えず、社会不安も減少し、個人による経済活動も含めた知的な社会活動がより活発化し、社会はおのずと活性化してゆくことになります。

これに企業側もようやく気が付くはずで、積極的な福祉政策について政治家を交え、本格的な話し合いが始まるでしょう。

とはいってもこの頃には政治自体が陳腐化し、国家の枠組みを超えて一個人の意思が社会に素早く反映出来るような仕組み(大多数の個人による合議)が、ネット上で出来上がっているかも知れません。

当面はベーシックインカム

たぶん失業者は先進国で非常に多くなりますから、これを旧来の社会保険で賄うのは無理でしょう。当面は緊急措置的なベーシックインカムが多くの国々で施行されると思いますが、この辺りは今回の主題では有りませんので、割愛させて頂きます。

ただどういう形であれ、未曽有の失業者をそのまま路傍に放り出す社会などはあり得ません。当然その財源は直近は国が受け持つしかありませんが↓

将来はAIやロボットが受け持つ

将来的にはロボットやAIの技術革新が進み、原油原産国で石油を産出するような莫大な富や知的財産を生み出せるようになれば、直接間接的に企業側が受け持つことになると思います。これ、堀江さんが言っていた世界観に似てますね(笑)

簡単に言えば生活必需品の殆どは無料で提供され、更に職業訓練や起業家支援、様々なアイデアの募集、広告がてら無料で使用できる色々な施設やサービスなどです。

AIが幾ら進化したとしても、この段階ではまだまだ人間には程遠く、労働から解放された個人が様々な形で社会へ参画すると思います。

自分の好きなことをして生きる社会へ

大多数の人々は働く必要がありませんので、趣味に生きても良いですし、旅行三昧も良いでしょう。芸術家、発明家、作家として生きても良く、基本的には一個人がしたいことだけをして生きてゆく社会になると思います。

さて、そこでもうひと展開。ここから更に技術革新の進んだAIやロボットって、一体どんな物なのでしょう?

人間を超越した神のようなAIが誕生する?

ここからはあくまで仮定の話としてお読みください。

人工知能の世界的権威であるレイ・カーツワイルは全人類の知能よりも優秀なAIが2045年に実用化できると言っています。(技術的特異点:2045年問題)

なんか想像も付きませんよね…全人類といえば73億人にもなり、それを全部合わせた知能なら神に近い存在という事なのでしょうか…でも1台1000ドル前後(日本円で12万円前後)で購入できますから、この時代では決して珍しい物では無いそうです。

非常に高度な思考型AIの登場

つまり、現在ではSF小説の中でしか登場しない超高度な思考型AIが登場し、あらゆる技術分野の開発スピードがドンドン加速し、AI自身がより良いアイデアや革新的な技術を生み出してすぐに一般社会へ波及してゆくという、とても大きな流れが社会システムの中に出来上がると言われています。

そしてその先には↓

人間とロボットが融合し超人が誕生する?

・脳に機械を接続し、処理速度と処理スケールを拡張する知識や技能をダウンロードできる

・インターネットに通じて人類の知識の全てにアクセスする

・人体の構造やメカニズム自体を改変してバージョンアップする

・脳の構造をバージョンアップする

出典 http://www.kyamaneko.com

これ、もう人間じゃないような…完全に超人かも…他にもこの頃のロボットはナノレベル(ナノマシン)まで小さくできるので↓

・若返り用の人工細胞、血液の代わりとなる人工細胞を作成できる

・人間は不老不死になる

・神経系の内部からヴァーチャルリアリティを作り出すことができる

・脳の毛細血管に入り、脳機能を高めることができる

・ナノボットが環境汚染問題などを解決する

・ナノボットが人間のレプリカを作り出す

・ナノボットが人間に危害を加えるリスクがあるが、それを取り締まるナノボットも開発される

出典 http://www.kyamaneko.com

不老不死…人間のレプリカ…ちょっと恐ろしくなりましたけど、ナノボットを取り締まるナノボットというのが面白いですね。

資本主義が終わったこの時代の産業技術という物は、人間一個人の生活をいかに豊かに快適にするかという以外の存在意義は持たなくなっていると思われ、やはり人間が更なる進化を遂げるには、機械との融合が不可欠になってくるのかも知れません。

でもそんな事をすればロボットに支配され管理される?

確かにそういう恐れもあると思います。しかし、上層からの支配や管理は社会の多様性を失わせ、文明の発展を損なうという事を、この時代の人間は気が付いていると思うので、大きな流れにはならないと思います。

当然ながらこれはあくまでレイ・カーツワイルの予測を元にした筆者の個人的な見解であり、現実にどうなるかは分かりませんが、人間がもし不老不死になれるとしたら、戦争や人殺しに何の意味もなくなりますよね。

人間がAIやロボットと融合して最終的に神のような力を手に入れ、本当の意味で賢くなれるとすれば、すべての人々が平和に、そして穏やかに暮らせる理想の世界が作れるのかも知れません。

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