天皇陛下が退位についてのお気持ちを表明されました。今後の動き次第では平成はまもなく終わるでしょう。

30年近くある平成は激動だった昭和とはまた違い、エンターテイメントの世界のヒット作も変化がみられます。過ぎてきた平成といく時間に想いを馳せ、平成元年(1989年)〜平成27年(2015年)の高視聴率ドラマを振り返ってみます。

1位 TBS『半沢直樹』(42.2%/2013年)

出演:堺雅人・上戸彩・及川光博・香川照之

国民的ヒットドラマ、半沢直樹。元は下町ロケットで直木賞を獲った池井戸潤さんの「オレたちバブル入行組」という銀行員の世界で繰り広げられている世界を描いたシリーズです。

池井戸さんは元銀行員で、リアルだけれど世間では表に出ることが少ないバンカーの世界が、強烈なキャラクターによって描かれています。

「倍返しだ!」という台詞は流行語大賞にもなるほど、社会現象となったドラマでした。筆者も毎週楽しみでしょうがなかったです。

2位 TBS『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』(41.3%/2000年)

出演:木村拓哉・常盤貴子

難病に冒された車イス司書を演じる司書の女性と、人気はないけれど腕がある美容師の男性が恋に落ちるラブストーリー。障害者の視点からの恋愛や日常が描かれた斬新な設定。

こういうドラマは一歩間違えばお涙頂戴になってしまうものも多いのですが、ビューティフルライフは泣けるほど切なさにあふれた一方、木村拓哉さん演じる美容師のカットが雑誌に載ったのはモデルが車イスだったからと、疑う世間の目など、取り巻く人の感情の負の部分にも蓋をせずにストレートに語られています。

バリアフリーという言葉を広めたとも言われたこのドラマは恋愛ドラマという枠を超えての名作です。

3位 日テレ『家政婦のミタ』(40.0%/2011年)

出演:松嶋菜々子・長谷川博己・相武紗季

「承知しました」というキメ台詞で、雇い主のどんな無理難題も実行してしまうミステリアスな家政婦、三田をとりまく物語。一見めちゃくちゃに見える三田の行動が、家族が影を払い、幸せに向かっていきます。暴力行為や放火に監禁とめちゃくちゃのレベルが違う三田に毎週怖くも楽しみに待つ視聴者も多かったドラマです。

4位 フジテレビ『ひとつ屋根の下』(37.8%/1993年)

出演:江口洋介・福山雅治・酒井法子・いしだ壱成

トレンディドラマ全盛期の平成初期にホームドラマが打ち出した驚異的な視聴率を獲ったドラマ。故障したマラソン選手の主人公が、離れ離れになってしまっていた兄弟を訪ね歩き、やがてまた一緒に暮らすようになるというストーリー。

何か起きれば「そこに愛はあるのかい?」と切り返す主人公はあぶなっかしくも熱血さに、心が動かされます。

5位 TBS『GOOD LUCK!!』(37.6%/2003年)

出演:木村拓哉・柴咲コウ

若手パイロット、新海元を中心として仕事や恋愛に向き合う人々の姿を描いた青春ドラマです。熱血な木村拓哉さん演じる元が、周囲とぶつかり愛、成長していくさわやかなストーリー。

柴咲コウさん演じるヒロインが、航空整備士という女性が少ない職業であることも話題になりました。また撮影はANAが全面協力。放送直後から株価が急上昇し、その年の航空業界への就職希望者はニュースになるほど増加しました。

6位 日テレ『家なき子』(37.2%/1994年)

出演:安達祐実・保坂尚輝・水野真紀

「同情するなら金をくれ!」の名台詞と共に、安達祐実さんの出世作となった家なき子。家庭内暴力によって荒んだ主人公が現実に立ち向かっていく物語です。同世代の女の子がいじめられるシーンをテレビで観るのは、なかなかの衝撃でした…。

映画版にはKinki Kidsの堂本光一さんが安達さん演じるすずの初キスの相手として出演していました。

7位 フジテレビ『HERO』(36.8%/2001年)

出演:木村拓哉・松たか子

検察というお堅い世界を破天荒な久利生検事と、まさに検察というイメージの事務官雨宮とのコンビを中心に繰り広げられるコメディタッチのドラマ。
登場人物が個性的で、普段検察仲間達が集まるお店の店長まで通販マニアという細かい設定が作られています。

8位 フジテレビ『101回目のプロポーズ』(36.7%/1991年)

出演:武田鉄矢・浅野温子

美男美女の恋愛を描くトレンディードラマでお決まりの月9に、もてないキャラクターが登場した異色の恋愛ドラマ。見たことがなくても武田鉄矢さんが「僕は死にましぇん!」と叫んでトラックへ飛び出すというシーンに視聴者も度肝を抜かれました。

9位 フジテレビ『ロングバケーション』(36.7%/1996年)

出演:木村拓哉・山口智子

結婚式で新郎に逃げられた売れないモデルと、その新郎とルームメイトだったピアニストの同居から始まる恋愛ドラマ。恋だけでなく、リアルな結婚や将来など、OL達に響く内容で、当時、月曜の夜は町からOLが消えるとも言われていました。

10位 フジテレビ『GTO』(35.7%/1998年)

出演:反町隆史・松嶋菜々子

元ヤンの熱血教師の鬼塚が、生徒や教師が様々な問題を抱えた高校で、理屈なしに直球でぶつかっていく物語です。原作は藤沢とおるさんのコミックス。人の本音をあぶり出すエネルギーにあふれる教師像が清々しく描かれています。

ちなみに反町さんと松嶋さんは、このドラマがきっかけで交際&ご結婚されました。

トレンディードラマからヒューマンドラマ。平成のヒットドラマは、誰もが見たことはなくても知ってるシーンがあるような名作揃いでしたね。今放送中の夏ドラマが視聴率10%台でも好調だと言われていることを考えると、以前の“高視聴率”はとんでもない数字です。

過ぎていく平成という時代を、DVDやオンデマンドで振り返ってみるのもいいかもしれません。

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