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子どもの写真をもっと撮りたい」ーー「BLINCAM」は代表の高瀬さんが娘さんの写真を撮っているうちに芽生えたアイディアだった。

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今時のスマホのカメラは高性能だ。いつでも、どこでも、ポケットからスッと取り出してパシャッと撮ることができる。

ただ、逆に言えば、ポケットからスッと取り出さなければ撮ることができない。写真アプリを起動してシャッターボタンを押すという行為を経て、初めて写真を撮ることができる。

カメラの準備をしている間も時は流れる。決定的な瞬間は僕らを待ってくれない。子どもがあの時見せてくれた表情はもう二度と見せてくれないかもしれない。

そこで生まれたのが「BLINCAM」。基本的な機能は以前紹介しているが、先日、直接高瀬さんにお話を伺い機会があったので、「BLINCAM」に対する熱い思いや今後の展望について語ってもらったので紹介する!

「BLINCAM」の外観をチェック

まずは「BLINCAM」の外観を紹介する。実物を見ると想像以上に小さくて軽い。重さは25g。僕の極細メガネにも乗せることができた。

中央にある丸いボタンが電源ボタン。これを押してもシャッターを切ることはできない。あくまでもウィンクでシャッターを切る。

カメラは500万画素(調整中)。手ブレ補正機能は搭載されず、フォーカスも固定フォーカス。

このクリップ部分はゴムのような素材を使用。メガネを傷つけることもなく、取り付け・取り外しが非常に簡単。

充電はMicro USBケーブルで行う。

指で持ってみた。とにかく小さい。

デザインもシンメトリで美しい。

「瞬間を切り取る」ということの魅力とは

「BLINCAM」はウィンクでシャッターを切ることができる、メガネに装着するウェアラブルカメラ

「運動会など自分の子どものイベントを実際に見られていないということは不幸なんじゃないかなと思い始めたんですよね」と高瀬さんは自身の経験を語る。

写真係を託されたお父さんはレンズ越しにしか自分の娘の勇姿を見ることしかできず、実際に娘が活躍している姿を目に焼き付けることができずにいた。これをなんとかしたいと思い、「BLINCAM」にたどり着いたという。

出典uka0310

確かに言われてみれば一眼レフカメラにしろ、スマートフォンのカメラにしろ、写真を撮るまでの手間が多い。

「写真を撮る準備をする → 構える → シャッターを切る → 確認する → 納得がいくまで撮り続ける」という無限ループに陥っているのは僕だけではないはず。

これらの写真は「瞬間を切り取る」というよりも「作品」としての要素が強いと言えるだろう。

「良い写真を撮ること」が目的なのであればいいが、自分の我が子の成長を自分の目で見届けたい場合はカメラそのものが煩わしくなるのかもしれない。

出典See-ming Lee

「BLINCAM」はズームもできなければ、一眼レフカメラのような高性能レンズは搭載していない。ただ、目の前で起きている風景をその目で見たまま写真に収めることができる。構図やライティングは気にしない。

見たままの風景をウィンクで1枚の写真に収める。実は今までありそうでなかったカメラなのだ。

両手がふさがっている時はもちろんのこと、カメラを苦手とする人でも自然な笑顔がもらえるかもしれない。僕は自分の犬を目の前で抱きかかえた時の写真を撮りたい。

「ウィンクで撮る日常」ーーその人にしか見えない世界

「BLINCAM」を利用した「ウィンクで撮る世界」は実に興味深い。

例えば、アイドルに装着してもらい、「ウィンクで撮るアイドルの日常」はアイドルの生活をアイドル自身の見ている景色そのままを見ることができる。

ウィンクで撮る工事現場の日常」や「ウィンクで撮るパイロットの日常」など、普段僕らでは絶対に見ることができない景色を他の人が見せてくれるのだ。

実は、僕自身も「BLINCAM」を使いたいと思える経験をしていた。結婚式だ。

結婚式では写真を撮ってもらうことは沢山あるが、自分が見えている一生に一度の景色は写真に収めることができない。

もしあの日の出来事をすべて僕の視線から写真として撮ることができたらどれほど見返すのが楽しかっただろうか。実際に両目で見ているままの写真が残るので、写真を見ればすぐに思い出とともに蘇るだろう。

動画撮影機能の実装など、今後の展望について

最後に今後の展望について聞いてみた。

動画撮影については「来年以降に実装したい」とのことで、今後のバージョンアップで実装される可能性は高い。

また、ハードウェアだけにとどまるつもりはなく、「追々は『見たい写真が見られる写真共有サービス』を作りたい」と語る高瀬さん。

今の写真管理サービスはある意味電話帳のようだ。最近は人工知能が発達し、人物だけではなくモノや風景などを分類してくれるようになったが、それでもあくまでも写真をそれぞれの対象ごとに整理してくれるのみ。

高瀬さんが目指す写真サービスは写真を管理することを目的とするのではなく、「見たい写真を自動的に判別してくれる」というもの。

ユーザーが閲覧する写真の傾向を分析し、タイミングによって見たいであろう写真が表示される仕組みの実装を目指す。毎日写真を見るのが楽しくなりそうだ。

また、掲載される写真はすべて「BLINCAM」で撮影されたものであるため、様々なバックグラウンドを持つ人が自分の目線から見えたリアルな日常が投稿される。

実はこれは今の写真共有サービスにはない要素だ。

今時、写真を共有するとなるといかにして評価(=いいね数を稼ぐ)される写真を投稿するかが重要であり、1枚の写真を投稿するまでに何分も掛けてベスト・オブ・ベストを作り上げることが一般的だ。

高瀬さんの思い描く写真共有サービスはその真逆だ。見たままの世界がそのまま写真として投稿される。擬似的に他人の目線から見たリアルな生活を体験することができる。

リアルな瞬間を切り取る「BLINCAM」。今後の更なる活躍に期待だ。

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