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日本の大手映画会社といえば、東宝、松竹、東映、KADOKAWA、GAGAなどがあります。それぞれ魅力ある作品を製作・配給していますが、その設立の沿革を調べると、それぞれの特色、社名の由来があっておもしろいんです。

その由来が特におもしろい映画大手3社を見ていきましょう。

東宝

『ゴジラ』シリーズなどで知られる東宝。映画以外では東宝演劇などでも有名です。

その前身は、東京の日比谷を映画・演劇街に形成するために設立された会社、東京寶塚劇場。そうです。あの宝塚歌劇団の劇場名ですね。それが短縮されて東宝となりました。

1934年に旧・東京宝塚劇場、旧・日比谷映画劇場開場が開場し、翌年には2代目有楽座が開場。次々と日比谷が東宝の街になっていきました。

1937年に東横映画劇場を合併して東宝映画が設立され、さらにその後、映画会社4社を合併して大きくなり、現在の東宝に続いていきます。

宝塚歌劇、演劇あってこその東宝ということです。

画像は東宝HPのスクリーンショットです。

松竹

『男はつらいよ』シリーズや、『釣りバカ日誌』シリーズで知られる松竹。映画以外では歌舞伎、現代演劇、松竹新喜劇で知られています。

双子の兄弟の兄・白井松次郎と、弟・大谷竹次郎の名前にちなみ、1902年に松竹(まつたけ)合資会社を起こしたことに由来しています。

当初は人形浄瑠璃の文楽座や、歌舞伎座を直営したりと人形浄瑠璃や歌舞伎の興行を行っていましたが、1920年に松竹キネマ合名社が設立され、映画製作に本格的に乗り出しました。そして、さまざまな変遷を経て現在の松竹に繋がっていきます。

つまり、松次郎・竹次郎兄弟と歌舞伎あってこその松竹ということです。

画像は松竹HPのスクリーンショットです。

東映

『仮面ライダー』シリーズや、『戦隊』シリーズなどの特撮で知られる東映。

東横映画と太泉スタヂオ(後の太泉映画)の製作作品を配給するために設立された東京映画配給が1951年に社名変更し、現在の東映になりました。

さらにその大元を辿ると、満洲映画協会、帝国キネマなどの会社が吸収・合併されてつくられた会社です。まさに映画一筋の会社。

また、映画会社の中で最もテレビでの配信に積極的で、日本教育テレビ(現・テレビ朝日)の設立に資本参加し、現在もテレビ朝日ホールディングスが東映の筆頭株主になっています。

そのため『仮面ライダー』、『戦隊』、『セーラームーン』、『はぐれ刑事純情派』の各シリーズはテレビ朝日で放映されて東映で劇場公開されたという経緯もあります。

東映は、映画・映像をつくることに一筋で、この分野により深く寄り添った会社ということです。

画像は東映HPのスクリーンショットです。

同じように見える映画会社3社でも、それぞれの背景を調べるとその社名の由来や、現在得意としている分野が分かっておもしろいですよね。思わず納得してしまいます。

今後も映画に携わる多くの人々の手によって、その会社特有の、または意外性あふれる素敵な作品が生み出されることでしょう。

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