記事提供:ダ・ヴィンチニュース

いよいよ10月からTVアニメ放送が開始する『3月のライオン』(羽海野チカ/白泉社)。

来春二部作で公開予定の実写映画も、主演・神木隆之介をはじめとする豪華キャストが続々と公表され、期待が高まるばかりの今、東京・西武池袋本店別館の西武ギャラリーにて『羽海野チカの世界展~ハチミツとライオンと~』展が開催中。

『3月のライオン』だけでなく『ハチミツとクローバー』を含む、約150点以上の原画が展示されている。

「『3月のライオン』の1巻では、自分の居場所を探していた少年が、最新11巻では誰かを守ると宣言するまでに成長する。その過程の原画が今回の展示では飾られています。

作家さんにとっては見せたくないであろう絵コンテも、完成版だけでなくその過程をつぶさに公開してくださっていて、その勇気に敬服いたします。隅々までよくご覧になっていただきたいですね」

と語るのは、『3月のライオン』の出版元である白泉社の代表取締役社長・鳥嶋和彦氏。

「一枚一枚の原画を見ながら甦る、読んだときの感動をふたたび噛みしめていただきたいです」

昨年1巻が100万部を突破したという『ハチミツとクローバー』。集英社の第一編集部部長・北畠輝幸氏は、

「漫画家さんが集まるパーティがあると、羽海野先生の前にサインを求める列ができます。先生は読者にとってだけでなく、漫画家さんにとってのカリスマでもあるのです。その圧倒的な画力をぜひ体感していただきたいですね。

それから、モノローグの深さも羽海野先生ならでは。登場人物ごとに書き分けられるその筆力はすさまじいものだと思います」

と羽海野作品の魅力を語った。

モノローグとイラスト、そのどちらをも凝縮しページに落とし込む作業がいかに膨大で濃密なものか。鳥嶋氏の語った絵コンテに、その様子が現れている。

今回の展示では、完成に至るまでいったいどれほどのブラッシュアップを重ねるか、その過程のネームもすべて展示。また創作の源泉となるノートも多数展示されている。

また、公開を控えた実写映画の関連グッズも展示。映画で主演を務めた神木隆之介が実際に着用した制服、眼鏡、鞄をはじめ、出演者からのメッセージなどが公開されている。

『ハチミツとクローバー』のアニメ・実写映画に続き、今回映画の製作を担当したアスミック・エースの取締役映像本部長・豊島雅郎氏は、

「ちまたでは『シン・ゴジラ』が東京をぶっこわして震撼させておりますが、我々は東京の町を大事に描き、全国の方々を感動の渦で巻きこめればと思っております。鋭意制作中ですので、来年春の二部作を楽しみにお待ちください」と語った。

放送間近のアニメからは、声優陣の直筆サインや、台本を展示。

制作会社のアニプレックス・代表取締役執行役員社長の岩上敦宏氏は「羽海野先生も好きだとおっしゃっていただいた『化物語』や『魔法少女まどか☆マギカ』をともに作ってきた信頼あるスタッフたちと制作しております。

今回のアニメは、羽海野先生と新房監督という2人のクリエイターが共鳴し合って生まれた企画。それだけに通常のテレビアニメ以上にスタッフの士気も高く、良い作品になっていますので楽しみにして頂ければと思います」

展示では、羽海野チカ氏の仕事道具や愛用グッズ、愛猫「ブンちゃん」の写真やイラスト、手塚治虫漫画賞で着用したドレスなど、ここでしか見られない秘蔵品を多数展示。

複製原画やオリジナルグッズの販売も行なわれる。羽海野チカの世界を心行くまで堪能できる、豪華な空間と仕上がっている。

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