記事提供:R25

ビジネスマンたるもの、相手と話す際は、はっきりと聞き取りやすい声で、自分の意思をしっかり伝えたいもの。

しかし、いざプレゼンや商談となると、声が小さくなったり、言葉に詰まったり、電話対応では相手に何度も聞き返されてしまったりと、自分の声や話し方にコンプレックスを持っている人もいるのでは?

そこで、ビジネスボイストレーニングスクール「ビジヴォ」の代表・秋竹朋子さんに、ビジネスで生かせる「声の出し方のポイント」を聞いた。

「声には、呼吸・発声・共鳴(声の高さ)・滑舌の4つのポイントがあり、それを意識するだけでも、声の聞き取りやすさや相手に与える印象が変わります。

たとえば、“胸式呼吸”よりも“腹式呼吸”で話すほうが、声の通りが良くなります」(秋竹さん、以下同)

具体的にはどのような点に気をつけるとよいのだろうか?ビジネスのシーン別に、意識すべき声出しのテクニックと、家でもできるトレーニング法を教えてもらった。

【基本テクニック】

・腹式呼吸で、「単語の頭文字で息を吐く」ことを意識する
・単語を2~6音くらいで短く切り、タイミング良く息を吐く
(例:「3時にお電話させていただきます」→3時に/お電話/させて/いただきます)

「この2つを意識することで、言葉を噛まず、はっきりと話せるようになります。自然と力強い声になるため、説得力もアップすることでしょう。聞き取りやすい声は“発音が明瞭”であることが大事です。

そのためには、舌のトレーニングが重要。

“舌を前・右・左に出す×8回”→“口を閉じて舌を左回し・右回しで歯茎を舐めるように回す×2回”→“歯を閉じた状態で『らりるれろ』を言う×3回”といった運動を行うと、舌の筋肉が伸び、滑舌がよくなります」

【プレゼン・スピーチなど】

・フレーズを言い切る→息を吸う→次の単語の頭で息を吐く
・幅広い音域で話す

「話の途中で、『えー』や『あー』などと言ってしまうと、相手に自信がないように思われてしまうかも。余計な言葉を発するのを回避するため、ひとつのフレーズを言い切ったタイミングで息を吸うようにしましょう。

また、幅広い音域で話す(抑揚をつける)ことで、声にメリハリが出ます。声に抑揚をつけるトレーニング方法は、普段話す時の声の高さ・低い声・高い声で、それぞれ『あーあっ』×5回を2セット。毎朝、実践してみましょう」

【営業交渉など】

・語尾に強弱をつける

「たとえば、『~ということですね』と、相手に言われたことをオウム返しする(リフレクティング)の際、最後の語尾を上げることで、相手に好感を与えやすくなります。

反対にクレーム・謝罪対応の際は、段々と語尾を弱くすることで謝罪の気持ちが伝わりやすくなります」

【電話対応】

・表情豊かに、口角を上げて話す

「口角を上げることで声のトーンが1~1.5音上がり、声が通りやすくなります。相手に明るい印象を与えることも。顔が見えない電話でのやり取りでも、表情を工夫して話すように心がけましょう」

秋竹さんによると、自分の声を録音して聞くなど、まずは「自分の声を知ること」が大事なんだそう。実際に筆者も、普段の声とテクニックを試したときの声をそれぞれ録音し、聞き比べてみたところ、違いは歴然。早速、意識して話すよう心がけよう!

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