記事提供:日刊SPA!

人気フラッシュアニメ『秘密結社 鷹の爪』シリーズが、今年で10周年の年を迎えた。

それに関連して、ムック本『クソアニメと呼ばれて10年~『秘密結社 鷹の爪』10年史』(扶桑社)の発売や映画『鷹の爪8~吉田くんの×(バッテン)ファイル~』の公開が決定している。

人気を獲得した今でこそ、多くのスタッフが力を合わせて制作する『秘密結社 鷹の爪』。

しかし、最初期の『秘密結社 鷹の爪』は、そうではなかった。監督、脚本、キャラクターデザイン、録音、FLASH制作、編集、声優などすべてを、「FROGMAN」という男1人でこなしていたのは、ファンの間では有名な話だ。

このように、孤軍奮闘でアニメ業界をのし上がってきた感もあるFROGMAN氏。制作の大部分を自分1人でやってのけてしまう孤高のクリエイターというイメージだ。

しかし、実は、『秘密結社 鷹の爪』成功の陰には、ずっとFROGMAN氏を支え続けてきたある人が存在する。

その人とは、FROGMAN氏の奥さんである。6日、有隣堂 ヨドバシAKIBA店にて開催された「クソアニメと呼ばれて10年~『秘密結社 鷹の爪』10年史」刊行記念のサイン会直後、FROGMAN氏本人が話してくれた。

「フラッシュアニメで仕事ができるようになったのは、奥さんのおかげです。子どもが出来たのに仕事がなかったとき、『バイトでもやろうかな』と奥さんに話しました。

すると、『アルバイトをするために島根に移住してきたんじゃないだろ。ぐだぐだ言わずに、作品作りに打ち込め』と奥さんに言われたんです。それで、僕はフラッシュアニメを作り始めました」

そもそもFROGMAN氏がフラッシュアニメを知ったのも、奥さんの稼ぎで暮らしていた時代、奥さんに保険を解約して買ってもらったパソコンという逸話もある。奥さんの助言が功を奏した例はほかにもあるという。

「(『秘密結社 鷹の爪』のプロジェクトを)いっしょにやっている会社と仕事を始めるとき、社長が、『あなたの作ってる作品からブランド名から、なにからぜんぶ買い取らせてくれ』って言ったんですよ。

最初、『えーー買い取る?著作権もぜんぶ譲るのか』と思って及び腰になりました。

そんなとき、奥さんから、『嫌だって言ったら、向こうも全身全霊で、仕事をしてくれなくなっちゃう。信用してもらうためには、相手も信用しなければいけない』と言われました」

その奥さんのアドバイスを受けて、社長に権利をぜんぶ渡すようFROGMAN氏は決意。

「そうしたら社長もなりふり構わず、全面的に『秘密結社 鷹の爪』を売り出すために頑張ってくれた」という。その結果として、いまの『秘密結社 鷹の爪』のヒットがある。

「僕にとって、奥さんはラッキーアイテム」だとFROGMAN氏は教えてくれた。

「助言だとかなんだとかっていうのを的確に言ってくれて、支えになっています。(フラッシュアニメを作って、『秘密結社 鷹の爪』でうまくいったのは)彼女のおかげではありますね」。

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