体操男子の山室光史選手。彼には小学生のときに誓った夢がありました。

「オリンピックに必ず出ます」

TBSの大人気番組「学校へ行こう!」(1997年10月16日〜2005年3月15日放送)を毎週楽しみに見ていた方もいたのではないかと思います。この番組の人気コーナー「未成年の主張」を覚えていますか?

生徒達が屋上に立ち、全校生徒に向け思いの丈を叫ぶこのコーナー。好きな人に告白した人もいれば、両親へ感謝の言葉を述べる人がいたりと様々な思いが校庭に響き渡りました。

2001年、同番組が訪れたのは茨城県の古河第一小学校。ここで、1人の小学生が「未成年の主張」に出演しました。その主張は「必ずオリンピックに出場する」というもの。幼き頃の夢を叶え、リオ五輪で金メダルに挑む、体操・山室光史選手その人です。

体操日本代表・山室光史

出典 https://www.konami.com

生年月日 1989年1月17日
故郷   茨城県古河市
身長 158cm
体重 58kg
種目 男子体操競技代表 
所属 KONAMI
学歴 埼玉栄高校→日本体育大学

出典 https://ja.wikipedia.org

小学生の頃から体操をしていた山室選手。司会のV6坂本さんから「なにか特技はある?」という問いに、「体操」と自信満々で答え、華麗な鞍馬の旋回を披露し驚かせました。演技を見た坂本さんも「この子本物だよ!」と大興奮。

そして、全校生徒の前に立った山室選手は緊張気味な様子でしたが力強く将来の夢を語り誓ったのです。その主張がこちら!

本日の主張「とにかく頑張ります」

僕は体操をやっている。去年の11月の世界大会で優勝した。優勝したのもうれしかったけど、もっとうれしかったことは校長先生が『努力したから結果が出たのですね』と言ってくれました。

そんな校長先生も3月いっぱいで定年を迎えて、学校を辞めてしまいます。だから今日は、全校生徒でお礼を言いたいと思います。

校長先生、今まで見守っていてくれて、本当にありがとうございました! 本当にありがとうございました! 2008年のオリンピックに必ず出ます!

出典 https://www.youtube.com

2008年、山室選手は残念ながら、北京五輪に出場することは叶いませんでした。けれど、彼は諦めませんでした。4年の月日が経ち、ロンドン五輪に出場し、さらに2016年今夏、リオ五輪に出場する体操選手へと成長を遂げました。

しかし、彼の体操人生は決して順調ではありませんでした。4年前、山室選手をある悲劇が襲ったのです。その悲劇から這い上がって今回のリオ五輪出場。感慨深いものが彼の心の中にはあるのではないでしょうか。

悲劇から這い上がった山室選手。

出典 http://gymnasticsnews.jp

4年前のロンドン五輪、男子団体総合決勝、高難度技のロペスに挑んだ山室光史選手。しかし、思わぬアクシデント、着地で左足を骨折してしまったのです。その後の種目を棄権、結果は銀メダル…

山室選手にとってこのリオ五輪は悲願ともいえるオリンピックでした。4年前の悲劇から這い上がり最後の1枚の切符を手にした山室選手は「ロンドンで力を発揮しきれなかった悔しさを晴らすため、何が何でも五輪に行きたい、しがみついても五輪に行きたい」と話していました。

悲願だったリオの舞台に立つ山室選手。「オリンピックの雪辱は、オリンピックでしか返せない」この思いを胸に諦めず辛いリハビリにも耐え前へ前へ進んできたのです。

出典 https://www.konami.com

山室選手は、銀メダルに終わった夜、他の選手が集まる場所で「申し訳なかった」と頭を下げたそうです。そんな山室選手に他の選手達は「4年後、借りをかえしましょう。メンバー皆で返しましょう」との言葉で雪辱を果たそうと誓い合いました。

内村戦手とは同室で、この日の夜、山室選手は内村選手に繰り返しました。「4年後に、絶対に借りを返す」この時のことを山室選手は「航平はあまり言葉の多いヤツじゃないので、『そうだな』と言うくらいでしたけど、僕らは口にしなくてもわかり合っています。あのとき誓い合ったことは忘れません」と語っています。

Twitterでも山室選手にエールの声が続々と届いています。「やまむ〜」と呼ばれているんですね(笑)山室選手、みんな応援していますよ。

日本体操男子団体、悲願の金メダル獲得!

出典 http://www.nikkei.com

団体総合で3大会ぶりの金メダルを目指した日本勢。団体総合の決勝進出を懸けた男子予選では、エース内村航平選手が鉄棒で痛恨の落下。他の選手もミスが連発してしまいました。暗雲が漂っていました。しかし予選4位で決勝進出を決め、4年前の雪辱を晴らす為にも平常心を取り戻し挑んだ決勝。

本日2016年8月9日、体操男子団体の決勝があり、日本が悲願の金メダルを獲得。04年アテネ五輪以来となる団体総合の金メダルです。おめでとうございます。山室選手から喜びのコメントが届いているのでお伝えします。

頑張ってきて本当によかった

(泣いていたが、どんな思いだった?)
苦しいことも今までありましたし、泣く舞台は五輪で金メダル獲ってと昔から言い続けてきて、今まで泣いたことはなかったんですけれど、びっくりするくらい自然に泣けて、良かったなと。

(この4年間の自分に声を掛けるとしたら?)
良くなかったこともすごく多いですけれど、諦めずに必死に頑張ってきた部分が多かったので、無駄ではなかったと言ってあげたいです。

出典 http://rio.yahoo.co.jp

金メダル獲得後の山室選手のコメントです。幼い頃から言い続け夢を追い叶える。まさに有言実行の男ですね。

山室選手、みんなで誓い合ったあの雪辱の夜を。そして、校長先生のあの言葉が頭をよぎったのではないでしょうか。

「努力したから結果が出たのです」

おめでとう!山室選手
おめでとう!日本体操男子団体!


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