記事提供:AbemaTIMES

AbemaPrime『AbmeaTV』の「スゴ女」コーナーに、NPO法人「アフリカゾウの涙」の滝田明日香さんと山脇愛理さんが出演。

アフリカゾウが絶滅の危機に直面していること、そしてそれは日本にも責任があることを訴えた。

アフリカゾウは象牙目的の密猟者により個体数が激減し、10年後にはいなくなってしまうかもしれないともいわれている。

アフリカ育ちである滝田さんと山脇さんが設立した「アフリカゾウの涙」では、人と動物が共存できる世界を残すべく、アフリカでは密猟者を減らすことに協力し、日本では象牙を輸入しないという考え方を広めている。

■プロフィール

NPO法人 アフリカゾウの涙(2012年設立)

日本代表

・山脇愛理さん(37)
・南アフリカ大学 動物学科 卒業
・日本在住。幼少期は南アフリカで育ち、両親は現在もアフリカ住まい

ケニア代表

・滝田明日香さん(41)
・アフリカ ナイロビ大学 獣医学部 卒業
・現在:ケニア在住。マサイ族の動物保護区で、獣医師として働いている

山脇さんと滝田さんは、それぞれの現地で、最新情報をやりとりして活動している。

滝田さんによると、子供が生まれる速度よりも、(密猟で)死んでいく数のほうが多く、1日に96頭、つまり15分に1頭のペースで殺されているのだという。

アフリカゾウがいなくなることに警鐘を鳴らす理由の一つは、「アフリカゾウは、世界の生態系を守っている」ためだ。生態がこわれ、森林がなくなると、世界的に温暖化、異常気象を起こす原因になる危険性もある。

日本は過去、象牙の消費大国。多くは判子に使用するためで、過去に象牙の輸出量の8割が日本だった時代もある。それが、現在のアフリカゾウの危機的状況を生み出したひとつの要因でもあるというわけだ。

「80年代に世界の象牙の3分の2を使ってしまっているんです。1979年から8年のあいだで地球上のアフリカゾウが半減し、その3分の2は日本の輸入による。いまは輸入していませんが、その火付け役としての責任はあると思います」(滝田さん)

■活動内容は?

資金集めはSNS、Facebookでの発信が中心。300万円を調達するため、“1キロ1万円”で、チャリティを募るために300キロ歩くことを企画。滝田さんが現地で歩き、山脇さんが日本で支援を呼びかけた。

仕事の分担は、山脇さんが日本で絵本の読み聞かせなどのイベントを企画。滝田さんがケニアで、ドックユニットといわれる犬をつかって密猟者をつかまえる仕事や、養蜂をしている。

意外だが、「養蜂」というのも、アフリカゾウとの共存プロジェクトのひとつだ。

というのも、現地でゾウは畑を荒らす害獣とされており、保護を進めるには地元の人たちの協力が必要。滝田さんによると、アフリカゾウはミツバチを嫌がる習性があるため、保護区の外で人間と象が共存するために、蜂の箱でできたフェンスを作っている。

一方の山脇さんは、日本の子ども達にアフリカゾウの大切さを伝えるべく、

小学校などに行って、アフリカゾウの魅力や自然保護を教えたり、お母さんを密猟で失って、家族を探す旅に出るアフリカゾウの話を描いた絵本「牙なしゾウのレマ」の読み聞かせイベントを行ったりしている。

「シリアスな問題を、ハードルを下げて伝えたい。象牙を必要としない世代を作っていくことが大切だと思っています」(山脇さん)

そんな2人が贈る言葉は、「ダメ元でトライ」だ。

「アフリカは自然界で、(とにかく)生きていかなくてはいけない、何事にもトライしていかないといけない。それでうまくいったらラッキー、みたいな」(滝田さん)

前を向いて、できることから取り組んでいく2人の言葉に、池澤もハヤカワも納得の表情だった。

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