中国のゴビ砂漠を155マイル(約250㎞)を7日かけて走破するという「ゴビ・マーチ2016」。

この世界で最も過酷なレースのひとつと数えられるこのレースで、今年珍しい参加者が人々の目に留まりました。

野良犬とみられるこの子犬は、初日から選手やスタッフの休憩所に姿をあらわしていました。

驚くことに2日目から、ある1人のアスリートについてコースを伴走し始めたのでした。

アスリートの名前はディオン・レオナルド(Dion Leonard)さん、スコットランドから参加していました。

レオナルドさんに一目ぼれ?

出典 http://www.crowdfunder.co.uk

夜アスリートが眠るキャンプ場に入り、迷うことなくレオナルドさんのテントに入ってきた子犬。

僕と子犬の目が合った瞬間、僕たちの間に絆が芽生えたような気がします。

僕の方を見て「今日からワタシも走る!一緒に走るからね」と言ったのです。その日は、22マイル(35Km)ほど走ったと思いますが、この子はずっとついて来たのです。

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途中に川も流れていて、タイムロスになることはわかっていながらも、この犬を抱いて渡ったというレオナルドさん。

過酷なロードレース

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石でごろごろした道や山道も・・・

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焼けるように熱い灼熱の砂漠も・・・

レオナルドさんのそばを離れず走る、走る、走る。

貴重な食料や水を分け合い

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レース3日目

付かず離れず、良い距離を取って走る子犬

休憩所でも片時も傍を離れず・・・

主催者やスタッフ、他のアスリートたちも、この子犬を愛さずにはいられなくなりました。そして一躍みんなの人気者になり、大会中無くてはならない存在になっていったのです。

厳しい環境でのレース

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5,6日目は気温が摂氏50度を越え、子犬には危険だという判断で、主催者の車に乗って移動しましたが、なんと78マイル(125Km)の距離を走破したのです。

一日で諦めて居なくなると思ったけど、こんな小さな体のどこにあんな強さがあったのかわからないよ。本当にすごいやつだと感心しました。

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見事に2位入賞!

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ゴビの首にもメダルが!

うれしそうですね。

レースが終わり、スコットランドに帰国したあとも、レオナルドさんは、ゴビのことが頭から離れませんでした。


レース中にあなたが笑っているのは、これが初めてだったわ!

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レオナルドさんの妻も、夫の中のゴビの存在の大きさを感じていました。

なんとしてもゴビをスコットランドへ!

大切な友を数千キロも離れた中国に残すことはできないと思ったレオナルドさん。そこで「Bing Gobi Home」という寄付を募るページをCrowfunderに立ち上げました。

レオナルドさんとゴビの話題を世界中のメディアで紹介!

出典 YouTube

アメリカのCNN

出典 YouTube

イギリスBBS

集まった寄付金でゴビはスコットランドに移送され、検疫のため4か月間隔離された後、レオナルドさんの手元に引き渡される予定です。「クリスマスまでに手続きがすべて終われば良いですね。」と再会を楽しみにしているレオナルドさん夫妻です。

動物と人間の不思議な出会いと絆。これからは家族として一緒に幸せに暮らして欲しいですね。朝夕のお散歩やトレーニングでもレオナルドさんの傍らにいるゴビの姿が目に浮かびます。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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