ここ数年、インターネットやスマホ、タブレットの普及で生活が大きく変化していますよね?インターネットやスマホ、タブレットの爆発的な普及は、私たちの生活に大きな変化をもたらしました。

気づけば日常生活に欠かすことのできないツールとなり、「スマホもパソコンもない生活なんて考えられない…」なんて方も多いことでしょう。

そんな時代のうねりは教育現場にも当然の如く影響を及ぼし、授業内容にも幅広く取り入れられていますが、昔と現在の授業との“変化”を中心にお届けしたいと思います。

タブレット

Licensed by gettyimages ®

東京都多摩市立東愛宕小学校の松田校長は、ご自身がiPadに出会いアップルのセミナーに参加したことを機に、子供達の未来に繋がると感じ学校に導入しました。

その試みが業界に知れ渡り、さまざまな企業から協力要請があったようです。今では「1人1台タブレット」を実現して新たな教育のスタイルを確立されています。

児童数89名という小規模小学校の校長となった松田さんは、この人数なら自力で1人1台iPadが実現できる、なんとかなると考えた。

正規のルートに正規の手続きで申請しても、いつ手元に届くか分からない。それなら自分で何とかした方が早い。購入資金を工面するのではなく、iPadを貸してくれるところを探し回った。有り難いことに、一番金の掛かる無線LAN環境は市が整備してくれることになった。

出典 http://ict-enews.net

英語教育

Licensed by gettyimages ®

グローバルな人材を育てるためには欠かせない英語。今では小学校の教育プログラムにも組み込まれています。その年齢がだんだんと引き下げられており、2020年には必修化と教科化がマストとなりました。

2008年度に小学5,6年生を対象に外国語活動として小学校の英語教育は始まりました。2011年度に「小学5年生から必修」となり、今では、小学校での英語教育はすっかり浸透しています。

この流れはさらに低学年化されることになります。「小学3年生からの必修化」「小学5年生からの教科化」が2020年度に完全実施されます。

出典 https://www.rarejob.com

パソコン

Licensed by gettyimages ®

佐賀県武雄市では大手企業のDeNAと連携して、小学校にプログラミングの授業を導入しました。DeNAが講師を派遣し行われます。

DeNAが現在開発中のタブレットPC用ソフトウェアには、「ビジュアルプログラミング」と呼ばれる、テキストを使用せず、視覚的な要素の組み合わせ操作によりアプリケーションを開発できる言語を導入するという。

出典 http://resemom.jp

道徳授業

Licensed by gettyimages ®

今まで必修として扱われてきた道徳が2018年度から教科化されますが、その背景には昨今のイジメ問題も影響しています。

教科化になると成績がつくことにもなりますから、子供を持つ親御さんは気になるところではないでしょうか。

文部科学省・中央教育審議会(中教審)は、10月21日、道徳を「特別の教科」として正規の教科に格上げする答申を行なった。これを受けて文科省は2018年度から実施するとしている。

出典 http://www.kinyobi.co.jp

ソーシャルスキルトレーニング

Licensed by gettyimages ®

ソーシャルスキルトレーニングとは、対人関係や集団行動を上手にこなすための技術を学ぶ授業です。言語的・非言語的な対人行動を習得するのが狙いで、道徳の授業として用いる学校もあるようです。

ソーシャルスキルトレーニング(以下、SST)を活用した道徳授業を、東久留米市立神宝小学校の荒畑美貴子教諭が実践した。社会変化に伴い、現代の子供たちにはソーシャルスキルが不足している。

また、教師の大量採用時代に差し掛かり、経験の少ない新任教師が悩みを深めるのが昨今の教育事情。理想の小学校教育像を追求する荒畑教諭の授業実践が注目されているようです。

出典 https://www.manabinoba.com

LINEワークショップ

出典 http://internet.watch.impress.co.jp

2015年には文教大学付属小学校でLINEを利用したワークショップが6年生を対象に行われました。LINEのキャラクターなども駆使し、コミニュケーションを考え、他人の意見や感じ方を知るということをテーマにしています。

ワークショップのテーマは「『楽しいコミュニケーション』を考えよう!」というもの。講師は、LINE株式会社政策企画室の高橋誠氏。授業は机を班の形にしてスタートした。

出典 http://internet.watch.impress.co.jp

逆に、今ではもう無くなってしまったものもある…

Licensed by gettyimages ®

新しいスタイルの授業が確立しつつある中には、消えていってしまったものもあります。かつては当たり前のように存在していた道具が、今では使用されていなかったり…

石灰は、赤や青い色が特徴的なラインカーに入れて運動場にラインを引く目的で使用されていました。

サッカーや野球などの運動部の方は、これをカーに入れようとする度にユニフォームを白く汚したり、せき込んでいたりしていた思い出があるのではないでしょうか(笑)

目に入ったり皮膚に付着したりすると、健康被害を引き起こす恐れがあるため、文部科学省が2007年に学校での使用を禁止。現在は、安全性の高い材料(卵やホタテの殻)で作られたパウダーが使われています。

出典 http://woman.mynavi.jp

石綿付き金網

出典 http://blog.zaq.ne.jp

金網に石綿が円形状に塗布されていた石綿付き金網。これにビーカーなどを乗せてアルコールランプで熱するのが定番でした。

しかし石綿はアスベストで、現在はアスベストの健康被害が話題になったこともあり、学校から姿を消しています。

現在、「石綿つき金網」の使用はしていません。理科室にあったものは適切な方法で廃棄されました。全国の教育委員会で同様の指導が行われているようです。授業では、石綿部分にセラミックを使用した「セラミック金網」が導入さえているようです。

出典 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

アルコールランプ

出典 http://www.amazon.co.jp

理科の授業では当たり前のように使用されてきたアルコールランプも、現在の教育では使用されていないのです。火を消すとき、フタをかぶせる作業って地味にドキドキさせられたものです。

使い方を間違えた際の事故の懸念から、小学校の理科の教科書からはほとんどが抹消され、かわりに「理科実験用ガスコンロ」なるものが登場している。

出典 http://blog.esuteru.com

プールの消毒槽

出典 http://hata26blog.blog.fc2.com

独特な臭いを発し、プールに入る前に入浴することが義務付けられていた消毒槽も既に撤廃されています。

プール開設当初は「自宅にお風呂がない」という世帯が多かったため、これが取り入れられていたそうです。

腰洗い槽、これはプールに入る前に腰までつかる消毒槽のことでしたが、塩素濃度はプールの最高250倍、そのためにさまざまな症状が続出し、厚生労働省は1992年から「洗浄はシャワーで十分」と腰洗い槽を否定したのだそう。

出典 http://blog.esuteru.com

焼却炉

出典 http://www.kita-tky.ed.jp

清掃時間には担当の子供が毎日焼却炉でゴミを燃やしていました。

しかし、ダイオキシンの発生などによる健康被害が懸念され、これも現在では廃止されています。

かつて学校から出るゴミは焼却炉で燃やしていたが、プラスチックなどのゴミを燃やした際にダイオキシンが発生し、少量でも長期間吸ってしまうとがんや発育異常になる危険性があった。

そのため文部科学省が1997年に全国の学校に焼却炉の廃止を通達。現在は清掃業者が学校のゴミを処理している。

出典 http://ameblo.jp

どれも当たり前のように使用していた世代にとっては、「えっ、そうなの!?」と驚くものもあったのではないでしょうか?

また昨今の授業事情を調べていくと、プログラミングだったり、タブレットを使った授業が増えるなど、数十年前までなら到底考えられないハイテクなことが行われています。また英語教育の強化や、道徳を教科化しているのも現代の社会問題に通じますね。

時代のうねりに飲み込まれ、いつの間にか消えていったしまった学校の懐かしき産物たち。時の流れは止められないものですが、教育現場は時代に合わせた対応、子供たちによりよい教育を提供するために「いまできること」に努めているんだなというのが伝わりました。

この記事を書いたユーザー

matsui yui このユーザーの他の記事を見る

IT企業で働きながらライターをしています。
趣味は写真、ヨガ、読書。
Spotlightでは日本のカルチャーや流行など広く記事にしていきたいです。

得意ジャンル
  • インテリア
  • マネー
  • 海外旅行
  • 国内旅行
  • おでかけ
  • グルメ
  • 料理
  • テレビ
  • 美容、健康
  • ファッション
  • ニュース
  • インターネット
  • ライフハック
  • 暮らし
  • カルチャー
  • エンタメ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス