現代の日本では、小学校から中学校まで義務教育の元さまざまな分野を学びます。都道府県は違っていたも教科書はほとんど同じなはず。世代が違えば教科書の内容も違ってきますが、どの世代も学んだ内容や用語も多いですよね。

中には、義務教育が終わってから十数年今でも耳に残っている言葉もあります。今回は、思わず声に出して言いたくなる授業用語をまとめてみました。

① 駒込ピペット

駒込ピペットは、1920年代に東京都立駒込病院の第5代院長 二木謙三によって安全で迅速にサンプルを採取するために、考案されたピペットである。その名前は、病院の名前に由来している。厳密な計量に適さないが、実習などでは、手軽にサンプルを計量できるため、世界中で広く用いられている。

出典 http://www.sci.keio.ac.jp

理科の実験によく出てきた道具です。少量の液体を正確に測るために使われます。日本の駒込病院で考案されたことで、名前に反映されています。あのプニプニした感触が面白くて、水をスポイトしては飛ばしてました。

② 六波羅探題

承久の乱(1221年)ののち,鎌倉幕府が京都の六波羅においた役職。▽朝廷・公家の監視と,尾張国(のちに三河国,ともに愛知県)以西の行政・裁判・軍事にあたった。執権に次ぐ重要な職とされ,北条氏の一族が任命された。1333年,後醍醐天皇に味方した足利尊氏に攻められてほろびた。

出典 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

歴史の授業で出てきた六波羅探題(ろくはらたんだい)。その響きを聴いた瞬間何度も繰り返したくなるような面白さを感じましたよね。意味は忘れてしまっても、この言葉の響きだけは覚えているという方もいるのではないでしょうか?

③ 東海道中膝栗毛

主人公である弥次郎兵衛と喜多八の二人が伊勢詣でを思い立ち、数々の失敗や滑稽を繰り返しながら、東海道を江戸から京、大坂旅する様子を、狂言や小咄を交えながら、当時の口語で描き出したものです。

出典 http://www.ktr.mlit.go.jp

戯作者で会った十返舎一九(じっぺんしゃいっく)の代表作で、当時の庶民の生活をおもしろおかしく描いた小説です。歴史の授業で習いましたが、その語呂の良さからみんな一発で覚え、必殺技のように使っていました。

④ 石綿付き金網

現在、「石綿つき金網」の使用はしていません。理科室にあったものは適切な方法で廃棄されました。
全国の教育委員会で同様の指導をおこなっているはずです。

授業では、石綿部分にセラミックを使用した「セラミック金網」を使用しています。

出典 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

石綿(アスベスト)が真ん中に丸く塗られた金網です。これの上にビーカーなどを乗せアルコールランプで熱するなど、昔の時代は理科の実験でよく使用されていました。この金網を使うことで、ビーカーを直接熱してはいけないという風に認識したものです。

しかし今ではアスベストによる健康被害が確認され、石綿付き金網は学校から姿を消しました。石綿付き金網がない理科なんて…とも思いますが、理由が理由だけに仕方ありませんね。

⑤ 墾田永年私財法

743年に制定された墾田永年私財法(こんでんえいねんしざいほう)は、三世一身の法をさらにパワーアップさせた法律でした。三世一身の法では、自分で切り開いた土地は孫の代まで自分の土地にしてもいいという内容でしたが、墾田永年私財法では、新しく土地を切り開いたらずっと自分の土地としてもいいよ!というものでした。

出典 http://manapedia.jp

墾田永年私財法(こんでんえいねんしざいほう)は奈良時代の法律です。漢字で見るといかついですが、語感がよく覚えやすかったですよね。ちなみに日本語に関することを歌っているレキシも「墾田永年私財法」を歌にしていますよ。

⑥ 直角二等辺三角形

これは説明不要ですね。なんてことはない三角形の種類のひとつですが、言いたくなりませんか?直角二等辺三角形(ちょっかくにとうへんさんかっけい)。算数の授業以外で使うことはないので懐かしい気持ちになり、10選の中に選んでみました。

⑦ フレミングの左手の法則

フレミングの左手の法則は、中指、人差し指、親指をお互いに直角になるようにしたときに、「電流の向き」と「磁界の向き」と「力の向き」がそれぞれ対応した指の向きになります、という法則です。

出典 http://eleking.net

電磁誘導の方向を覚えやすいように考案された手の形です。理科の授業中に先生の話そっちのけでよくやっていました。体を使うから自然と覚えることができましたよね。筆者は忘れていたのですが、同じシリーズで「フレミングの右手の法則」もあります。

⑧ 王政復古の大号令

大政奉還[たいせいほうかん]の後に、長州・薩摩両藩が中心となって出させたもので、幕府を廃止し、天皇のもとに新たな職を置いて有力な藩が共同で政治を行う形をとるようにしました。

出典 http://www.weblio.jp

日本史の授業で習った王政復古の大号令(おうせいふっこのだいごうれい)。大政奉還とともに覚えることが多かったですが、こっちの方が口にしたくなる言葉でした。

⑨ マルクス・アウレリウス・アントニヌス

ローマ帝国の全盛期、五賢帝の最後の皇帝。スペイン生まれのストア派哲学者として知られていたが、皇帝アントニヌス=ピウスの女婿で、その養子となった。個人名としては単にマルクス=アウレリウスといわれる。

161年40歳の時皇帝を継承する(~180年まで)。このとき、同じく先帝の養子で弟にあたるルキウス=ウェルスを皇帝と同じ権限を与えているので形の上ではローマで最初の二人皇帝制であった。哲学者が皇帝になったと言うので「哲人皇帝」といわれた。

出典 http://www.y-history.net

世界史の最初も最初、古代ローマ時代に出てくる名前ですが、筆者はこのへんのカタカナ地獄に全くついていけず、結果日本史を選択することになりました。全名はカエサル・マルクス・アウレリウス・アントニヌス・アウグストゥスというそうです。長っ!

世界史への苦手意識はいまだにありますが、先生がハキハキとこの名前を口にしていたことだけは覚えています。

⑩ 禁中並公家諸法度

禁中並公家諸法度は、家康と秀忠と前関白の二条昭実3名の連署をもって公布された(中略)その名の通り公家や朝廷に対しての統制に関する法度(中略)

■禁中並公家諸法度の内容
天皇は学問だけに打ち込むこと
摂政と関白の任命は慎重にするべき
摂政か関白に任命された人は高齢であってもやめてはいけない
勝手に武家に官位を与えてはいけない
改元は中国の年号から良いものを選ぶべき
紫衣(紫色の袈裟)を許される住職は良く選別するべき
上人号(高い位の僧侶に与えられる称号)を許される住職は良く選別するべき

など17条にわたるのが禁中並公家諸法度の内容。

禁中並公家諸法度の内容は武家諸法度と違って幕末まで変えられていない

出典 http://withdom.jukendou.jp

江戸幕府が朝廷(天皇や公家)の行動を制約するためにつくった禁中並公家諸法度(きんちゅうならびにくげしょはっと)。なんでしょうね、この語感…。武家諸法度もなかなかですが、禁中並公家諸法度にはかないませんね。

あなたの覚えている用語はあったでしょうか?他にも吉備真備(きびのまきび)や坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)、ジョン万次郎平等院鳳凰堂過酸化水素水などなど…個人的には日本史関連の用語が特に印象に残っています。

どれも語呂や語感がよく、学生の頃は意味もなく声に出して言っていたという方も少なくないのではないでしょうか。これを機にもう一度調べたり、勉強しなおすのも良いかもしれませんね。

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